『葉月尽』
とうとう葉月の晦日である(31日)。 まさか、雨で締めくくる8月の朝となろうとは思わなかった。 台風15号は既に小笠原群島を暴風雨に晒している。 どうやら、居座り型のようで、列島への影響もダラダラと長引きそうだ。 昨夜から慣れないスマホがまたグズリ始めた。 原因は博打屋にあるのだが、とにかく思うに任せない状況になったのだ。...
View Article『長月朔日』
前夜は涼しさを通り越し寒さを覚え、何度も目覚めた(1日)。 台風15号の影響だろうが、こんなにも一気に寒くならなくてもよかりそうなものだ。 開け放した窓を閉めるのも面倒で、タオルケットをすっぽりと掛けていたが、そんなものじゃ寒さはしのげなかった。 首都圏の天気は夕方までは雨の心配はなさそうであった。 今日は要約筆記者養成講座の午前午後通しの講義がある。...
View Article『新潟競馬最終週』
長月は夜の雨で始まったが、どうやら一夜明けた今日は雨上がりとなりそうだ(2日)。 野分きの季節がやって来た。 風雨と共に、空の雲も形を変え、風も冷ややかさを含んで来る。 頭を夏から秋へと変えなければならないが、まだ心の準備が整わない。 今日は夏のローカル新潟競馬最終週を迎える。 こちらもあっという間の夏だった。 博打屋は自由研究で充電の夏となったので、最終週もモニター観戦となる予定だ。...
View Article『ローカル夏競馬最終日』
遅れて地上に出てきたアブラゼミの鳴き声も、心なしか力強さに欠けたように響く朝(3日)。 9月の声を聞いて、めっきりと朝夕の気配が秋めいて来た。 台風15号の置き土産の涼しさだが、野分きと共に季節は深まる。 一夏咲き誇ったサルスベリも、そろそろ勢いが衰えたか。 小さなちりめん状の花を幾つも咲かせ、夏の間楽しませてくれるので、百日紅の名をつけられている。 立夏から百日経ったか。...
View Article『艱難(かんなん)汝を玉にす』
夜中に寒さを覚え眠りが浅くなった(4日)。 いくらなんでも少し早すぎゃしませんかと、一気に秋めいた夜の気配にもの申したい。 6時起きの週明けで、博打屋の始動は常日頃より早い。 外は今にも降りそうな空模様で、天気予報も曇りから雨を伝えていた。 涼しいを通り越して肌寒い1日を覚悟しなければならなかった。 昨日(3日)で夏のローカル競馬が終了し、何だか心残りの今年の夏であった。...
View Article『挫折』
6時の目覚ましが律儀に鳴り響いたが、既に起きていたので、分かったよと独り言ながら時計に言い聞かせて起きたした朝(5日)。 そう書き出して、7時45分の小田急線百合ヶ丘駅の待ち合わせに出向いた1日の日記を途切れ途切れに書いて、タブを残したままで保存代わりにして書き足していた今日(5日)の日記だが、周回遅れでようやく書き終えたと思ったブログを、つい操作ミスして何度か消してしまった。...
View Article『けさの秋』
心もとない空模様に、傘を持つべきか持たざるべきかで迷う他愛ない朝(6日)。 目先降っていなければ、出来るだけ傘を持ちたくない性分の博打屋は当然のことのように傘を持たずに出掛けた。 『土近く朝顔咲くや今朝の秋』(虚子) この高浜虚子の句を思い起こさせる風情が今朝の道々にあった。 この時期咲くのは、和製の朝顔でなく、和洋混種のものが多い。...
View Article『白露(はくろ)の候』
雨の心配が先立つ薄曇りの朝(7日)。 朝の天気予報番組で、霧と靄(もや)との違いのクイズを出していた。 そう問われて、そうさなぁ、靄って言うのは朝靄って言うくらいだから川とか湖とか、水に近い所に出るものではないかと考えた。 答えの選択肢に、場所と言うのがあったので、それかなと思った。 しかし、朝霧と言うのもある。 なんとなく高原を思い起こさせる言葉だから、やはり場所なのかと思った。...
View Article『秋競馬中山開幕週早朝版』
昨日(8日)のブログをアップ直前ですべて消してしまった(9日)。 ムッとするやら、ガックリくるやら、朝からついていない。 今日から秋競馬中山・阪神の開幕だ。 グリーンFの仕事人・海老名君が午前中助けてくれるかもしれない。 早朝版でマークしておきたい。 中山3Rヴァベーネはデビュー以来使う毎にソエに悩まされていたが、今回はまともな調教も出来たので、必勝を期したい。...
View Article『秋競馬開幕週本編』
晴れ予報の首都圏で、秋競馬開幕週の中山は暑さが戻るようだ(9日)。 昨日のブログを朝消してしまい、書き直す時間もないので秋競馬開幕週の中山・阪神に集中したい。 開幕週の中山のパドックは、地味な植栽となっている。 去年、幾種もの花が植えられていたが、虫が寄ってきて馬が驚くシーンが見られた。 そのことを踏まえての今年の植栽か。 今開催で3歳未勝利馬の生き残り戦は終わる。 未勝利戦は勝つことだけが使命。...
View Article『サマーシリーズ最終戦』
残暑を予感させるように、早朝から蝉の鳴き声が聞こえる(10日)。 遅れて来た青年だろうが、やがて最後に地上に出てきた青年には、鳴けども鳴けども恋の相手は見つからないと言う時もあるのだろう。 何年か前に八重山諸島の黒島と言う島に行ったとき、港の小さな観光案内版に、「11月下旬、この頃蝉の声が聞こえなくなる」と書いてあった。 日本は広いなぁと思ったものだ。...
View Article『秋風の立つ』
窓から忍び込む風が、爽やかに体をつつむ。 久々に朝寝坊が出来る週明けだ(11日)。 『秋風の吹けども青し栗のいが』(芭蕉) 金風とも呼ばれる秋風は西から吹く風のことだ。 風の吹く方角に敏感な人も少なくはないが、大方の人はこの時期に吹く風を、嗚呼、秋風かと心地よさに任せてそう呼んでいるに過ぎない。...
View Article『彼岸花咲きて』
野分きの季節らしく、朝から曇り空の下を南からの風が吹く(12日)。 台風18号の影響もあるようで、これからは野分きとともに秋が深まる。 アメリカを襲ったハリケーンは想像を絶する猛威で、とても野分きなんて悠長な台風ではない。 もし、日本列島にあの規模の台風が来たらと思うとゾッとする。 9月は収穫の月でもある。 季節の深まりには必要な風雨であろうが、せめて実りの秋を奪わない程度に願いたいものだ。...
View Article『長月下弦』
ジリジリと朝から焼け付くような残暑の日差し(13日)。 蝉の声もまだ夏は終わらないぞと勢い付くが、地に咲く花は既に秋の顔ぶれ。 ともあれ、今日は夏の名残りに包まれる。 朝から自由研究で藤沢まで出向いた。 先週から始まった「盲ろう者通訳・介助員養成講習」の第2回目である。 これが9月の空かと思わせる積乱雲が早々と空に聳え立つ。...
View Article『清寥寥』(せいりょうりょう)白的的(はくてきてき)』
秋晴れが訪れた朝の空(14日)。 早朝からの活動日で、午前中の青空に誘われて宿河原の二ヶ領用水沿いにある緑化センターへ散歩に出かけた。 もちろん、同行援護であるが、当人は中途視覚障害者で見えていた時代もあり、秋の花のイメージは出来るようだ。 女性だから花の話しは喜ばれる。 見えていた時代にこのセンターに来た記憶があるようで、木の配置や花壇の様子を訊ねて来る。...
View Article『老人週間』
台風18号の接近で秋雨前線が刺激され、今週末の3連休は微妙な天気となりそうだが、今日までは秋空が覗くと言う(15日)。 夜中の2時に起き出し、今日提出の2本のレポート作成にとりかかった。 結局、ギリギリにならなければ書けないのは昔から変わらない。 先週飛ばしてしまった第7講は一昨日DVDを見たので、第8講と2本である。...
View Article『競馬の日』
台風18号は西日本に雨をもたらし、首都圏の空も雲に被われている(16日)。 今日から3連休が始まるが、せっかくの秋の行楽も水をさされそうだ。 競馬も今日から3日間開催となるが、明日(17日)が危ういのではないか。 連休のせいか、台風接近のせいか、中山競馬場はいつになく静かである。 一体どうしたのだろうかと言う人の出の少なさだ。 今日は中央競馬会発足の日だそうで「競馬の日」と自称している。...
View Article『台風競馬』
台風18号の接近で刺激された秋雨前線が、前夜から雨をもたらし、露払いのやような役割か(17日)。 夜中に寒さを覚え目覚めてしまった。 真打ちの台風18号は今朝九州に上陸し、関西・北陸を暴風圏に入れて日本海側を北上、今夜から明日にかけて関東地方を通過する進路を取っている。 昨日の予想では、阪神競馬の開催が危ぶまれていたが、どうやら阪神・中山とも開催されるようだ。...
View Article『敬老の日』
台風18号は新潟を通過して北海道に進路を取った(18日)。 首都圏は進路の中心の下側になるので、風台風の様相が強かった。 昨日、九州・四国に甚大な被害をもたらして北上した台風18号だったが、阪神競馬場ではとうとう雨が降らなかった。 一方、中山競馬場は1日中雨に祟られ、朝から荒れ模様の競馬となった。 一体、台風はどうなったのと言いたい気象状況であったが、今日は台風一過の秋空が広がる首都圏である。...
View Article『秋の雲は砂の如し』
台風一過の秋空が今日も広がる(19日)。 3日間競馬も何とか凌いだと言う感だ。 残るは順延で今日に延びた武雄競輪決勝の残業か。 しかし、今日は電話投票しか時間的に無理となる。 今日は正岡子規の命日「糸瓜忌」「獺祭忌」。 午前中の同行援護の散歩中に、午後の暑さを予感させる青空を見上げながら、ふと思い出した。 同行者は博打屋より少し年上の視覚障害者で、視力を失ってそう長くない。...
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