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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『サマーシリーズ最終戦』

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残暑を予感させるように、早朝から蝉の鳴き声が聞こえる(10日)。
遅れて来た青年だろうが、やがて最後に地上に出てきた青年には、鳴けども鳴けども恋の相手は見つからないと言う時もあるのだろう。
何年か前に八重山諸島の黒島と言う島に行ったとき、港の小さな観光案内版に、「11月下旬、この頃蝉の声が聞こえなくなる」と書いてあった。
日本は広いなぁと思ったものだ。
いずれにしても、この時期の蝉の声には儚さをおぼえる。

『露の世は露の世ながらさりながら』(一茶)

道々の雑草に置かれた朝露が、朝日にキラリと光る季節でもある。
蝉のおぼつかない鳴き声は、一茶のこの句を思い起こさずにいられない。
一茶57歳の時、遅く授かった1歳半の子を亡くした悲しみ、世の儚さを詠んだ。

昨日(9日)開幕した秋競馬だが、案の定苦戦した。
今日はサマーシリーズ最終戦が中山・阪神競馬場で行われる。
サマーマイル、サマースプリント、サマージョッキーシリーズの総決算だ。
その思惑から見る京成杯AH、セントウルSも面白い。
マイルシリーズはポイント15のウインガニオンがトップで結果待ち。
ポイント10のマルターズアポジー、ポイント6のダノンリバティー、ポイント5のグランシルクが1・2着を確保すれば、ポイント15~16でトップに迫る。
マルターズアポジーが勝てば単独トップで優勝だ。
しかし、今日のマルターズアポジーは58キロのトップハンデと戦わなければならない。
一方、スプリントシリーズはポイント14のエポワスがトップで結果待ち。
セントウルS出走のラインミーティア、フィドーシア、アルティマブラッド、スノードラゴン、ファインニードル、プレイズエターナル、ラヴァーズポイントにチャンピオンへの可能性は残されている。
サマージョッキーシリーズは、北村友一、秋山真一郎、戸崎圭太騎手が各々29、23、19ポイントで争って最終戦に持ち越している。
賞金やボーナスなどはファンには関係ないが、関係者にとっては励みでもある。
馬券の行方を左右するのは必死で、どの陣営も勝ちたかろう。
そこに、シリーズ無縁の馬も加わり、我が道を行くだから、結果待ちのトップ陣営としては、それらの馬に勝って欲しかろう。

今日はグリーンFの仕事人・海老名君はお休み。
博打屋は3歳未勝利戦の波乱を狙いたい。
中山9Rキャプテンベリー、アッラサルーテ、ダイワドレッサー、パルティトゥーラ。
中山10Rウインオスカー、グラスエトワール、アトランタ、エルフィンコープ、ナイトハフォックス。
中山11Rグランシルク、マルターズアポジー、ダノンリバティー、ポンセルヴィーソ、ウキヨノカゼ。
阪神10Rミエノサクシード、ジョルジュサンク、エトルディーニュ、ケンフォファヴァルト。
阪神11Rフィドゥーシア、アルティマブラッド、ファインニードル、ダンスディレクター、アドマイヤゴッド。
以上。
中山12Rシェアードは好枠を生かせるか。

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