『薫風渡る』
朝から爽やかな風が吹いている(17日)。薫風薫ると言うべきか。雨の心配の無さそうな空模様だが、天気は下り気味と言う。手間を考えて、博打屋の朝の飲み物は紅茶にする事が多い。ドリップ式のコーヒーもあるのだが、時間に余裕のある時に限られる。今朝は競馬場開門が早いので早起きしたのでコーヒーにした。摺り硝子の窓を開け、薫風を嗅ぎながらコーヒーを飲む。「うまいコーヒーとは・・・」畑の方からシジュウカラのかん高い...
View Article『雨にも負けず』
天気予報通りの朝(19日)。雨は夜中に降り、朝には上がるとの予報だったが、ほぼその通り。念の為に梨園に電話をすると、雨が少し残っているが上がりそうだと言う。ならば1時間ズラしましょうと10時からの始まりとした。雨上がりの袋掛けは葉に着いた水滴で水浸しになる。足元もぬかるみ、靴底に泥が着き重くなる。腕が濡れるのは覚悟だが、風や日が射せば乾くのは早い。念の為に長靴を持って出向いたが正解だった。ぬかるみは...
View Article『貧・忙中閑あり』
急遽消毒日となり、梨園はお休み。そう思うとドッと疲れを感じ体の節々が痛い(20日)。朝寝坊を存分に楽しめるのが予定外の余禄。どうせ終わらせなければならない袋掛けなら、一気にやり終えたいが、園主の方にも都合があるようだ。消毒は早朝終わるので、その後は、近くの次男宅の畑を手入れしたい様子だった。本当に農家一筋の人なのだなと思う。今月に入って、近所に住む園主の妹が脳梗塞で倒れ、集中治療室に入っている。何時...
View Article『小満』
今日も何ら変わることない朝(21日)。昨日が予期せぬ梨援農の休みだったので、疲労回復かと期待したが、歳を取ると中々思うようにならない。休養明けだからと言って、コロッと体が以前に戻っている訳ではない。この事を考えると、馬も人も疲労回復には個人・個体差があるだろうし、年齢的なものもあろう。博打屋は基本的には休み明け馬は買わない。恐らく、我が身に置き換えて、休み明けが必ずしも疲労回復に繋がってないことを知...
View Article『人生不可解』
週末前の晴れた朝(22日)。陽はすでに夏の強さだ。何時もの時間に登戸まで自転車を走らせ梨園に向かう。まだ博打屋お役目御免になりそうにない残量だ。完全にし終わってない新高と言う梨の摘果をしながら袋掛けを始めた。園主が新高用の袋を過少注文したようで、二十世紀梨用の袋を掛けた。追加注文に1週間ほどかかるようで、苦肉の策の1日。各々袋の紙質が違い、熟れ方を破って見る時に二十世紀用だと固くて不便なのだそうだ。...
View Article『運動会日和』
重い体にムチ打っての早起き(23日)。ようやく本業開始の週末だが、駅までの道々大勢の人が我が「愁思符庵」方面に向かう。昨日、登戸の梨園から帰る時、目の前の小学校が今日の運動会の準備を終えていた。驚いたのは、正門前に椅子を持ち込み、何人かが関取の先頭にいる。園主に聞くと運動会の為の席取りだそうだ。今朝の人たちも「愁思符庵」近くの小学校の運動会の為のようだ。運動会に一族こぞって出向くのは、多摩地区の風習...
View Article『第76回オークス早朝版』
今日(24日)はオークス。開門は8時30分と何時もより早い。グリーンFの仕事人・海老名君は昨日に続き良い仕事をしてくれそうだ。早朝版で期待したい。東京1Rレーウ゛シャルマンは一戦毎に進歩が見られ、広い東京コースを活かせれば。新潟1Rスーパールミナルは久々だけに強気になれない。東京3Rグリーンザナドゥはデビュー戦、横の牝馬に気を取られ出遅れ。仕切り直しだ。京都6Rダークブルーは前走勝ちが内容良し。ここ...
View Article『昼下りの大揺れ』
暑い日々が続くと言う週明け(25日)。月末週の始まりだから貧乏暇無しに拍車がかかる。昨日(24日)のオークスは我ながら、まずまずの予報だったが、クルミナルの馬体減(マイナス10キロ)にパドックで悩まされた。作りすぎじゃないのかなと疑問がよぎったが、478キロある馬体なら、これでもまだ足らぬかとも感じた。周回毎に馬は落ち着いているかに見えたが、ゲート入りを手こずらせたところを見ると、馬のテンションはか...
View Article『足の浮腫』
夜明けが早くなった(26日)。昨夕気がついたのだが、奥の上原さんの畑に水が張られ、田んぼ作りの準備がしてあった。夜、食事をしていると、ガアガアとカエルの合唱である。ジッと聞いていると煩くもあるのだが、不思議な事に鳴き止む時は一斉に止むのだ。一瞬の静寂に包まれる。しかし、再び何かのきっかけでガアガア始まる。まるで誰か指揮者がいるかのようなカエルの合唱だ。ビールを飲みながら、まだ梨農夫の疲労が取れない我...
View Article『ダンケ!後閑』
朝から気温がぐんぐん上がっていった(27日)。今日は真夏日予報で野良仕事は辛いが、幸い園主の判断ミスで、新高(梨)用の袋が不足し休みとなっていた。今日、袋が届く事になっているが、夕方だと言うことで安心していたが、昼前に届いたと電話があった。今週中に終わらせたいので、午後からやってやれないことはないのだが、気温はぐんぐん上昇中。元々、明日(28日)から再開としていたので、今日は止める事にした。頭の中は...
View Article『再び梨農夫』
寝起きは決して軽やかではない(28日)。疲労回復に手間取るのは、寄る年波と言うものだろうか。足の浮腫はやはり農作業の影響のようだ。この2~3日、楽をしているので普段の足首に戻った。しかし、今日明日と梨袋掛けが再開するので、また浮腫が出るだろう。相変わらぬ1日の始まりである。奥の上原さんの畑に水が張られて、田代作りが済んでいた(写真)。早々と鴨が二羽餌を漁っていた。このところ昼食は多摩区総合庁舎の食堂...
View Article『梨園終了』
週半ばの天気予報が少し外れ、今日は雨になると言う(29日)。朝から降ってくれるならこれ幸いの立川決勝だが、曇天の空は降りそうにもない。いつも通り自転車を走らせた。昨日、掲載しそびれた紫陽花だが、最近は種類が増えて大輪のものが多い。紫陽花は色々な色が混じっている七色の花のイメージが残るのだが、最近はこのような紫陽花は余り見かけなくなった(写真)。白の紫陽花は既によく見かけ、今年は紫陽花も早進行のようだ...
View Article『真夏日のダービー週』
足の浮腫が消えない朝(30日)。夜中に右足がひきつり目が覚めた。今までの経験で一番強く、立ち上がろうが歩こうが、痛みは増すばかり。なんだこりゃと、暫く動くに動けず唸っていた。昨日夜、雨が降ったので銭湯に行けなかったのが誤算。今日からのダービー週に備え、万全の体調にしたかった。疲労残りのダービーでは、1年間が悔やまれる。しかし、やはり体は重い。気を取り直して早出して東京競馬場に着いたが、ダービー前日の...
View Article『第82回日本ダービー』
快晴のダービー・デーになりそうな朝の空(31日)。月末にダービーとは、昨日に続き、最後のビジネスチャンスを与えてくれるような巡り合わせだが、昨日は荒れっぱなしでそのチャンスをモノに出来なかった。余計な知識になるかも知れないが、過去5月31日に行われたダービーは1枠の馬が健闘し、5回あった内4連対と言うから、何かの縁か。昨日、うっかりと「田代つくり」と書いたら、「田代」とは何かと質問を頂いた。質問と言...
View Article