『清明』
万物が生き生きとした様子を「天地清明なり」と言う。今日は正にその「清明」の日(5日)。二十四節気の一つで春分後15日目に当たる。今朝の明るい空と清らかな空気を「清浄明潔」と言い「清明」はその略。南西の巽の方から吹く風を清明風と言うのだが、今日は風はなさそうだ。朝の清明さを見ると、一昨日の雨の役割も分かるような気がする。自然界の営みは大胆に、そして繊細に進められている。清く明るい水や空気に触れて、人も...
View Article『薄日射す』
雨上がりの朝、肌寒さが戻った(6日)。空を覆う雲が滲んだような光を反射させ、その背後に太陽が燦然としている事を窺わせる。花曇りの1日になりそうだ。気温も昨日より更に低い。それでも春の花を求めて出掛ける人は多い。「ホリデー快速おくたま・あきかわ号」のハイカーは楽しげだ。『春の海ひねもすのたりのたりかな』(与謝蕪村)朝の一瞬の薄日に天気の回復を願いたいが、春のうららは望めそうにない。春の日と言うのは蕪村...
View Article『祝・入学式』
明け方寒さを感じた(7日)。週明けの虚脱感もあるが、この2~3日眠れぬ日が続き血圧も高いようだ。昨日(6日)の春の嵐と春雷で気温は一気に下がった。今朝の寒さはその放射冷却によるものだろう。睡眠不足だが起きるしかない。このところ『愁思符庵』の蛍光灯がどの部屋も寿命を迎え、ネオンサイン状態となって臨終寸前。蛍光灯のみならず冷蔵庫も怪しげだが、こちらは頑張ってもらわぬとおいそれ次の手当ては出来ぬ。昨夜忘れ...
View Article『潅仏会( かんぶつえ) 』
眠れぬ夜が続き、明け方の読書が続く(8日)。『俳句とつき合う法』(田口一穂・三恵書房)と言う1979年の本が不眠の友。先日、新橋の古本市で買い求めた本だが、これが中々難しい。余りに文学論的で、読んでいる内に俳句と付き合いたくなくなる。しかし、俳句に関心を持つなら、こうした俳句論を知っておくのも心の糧か。「文芸としての俳句」と言う裏表紙の言葉を長引用しよう。「俳句17音の最短詩型は、誰でもたやすく入門...
View Article『さまざまの事』
朝の肌寒さと日中の暖かさに違和感を覚える日々(10日)。今日も花粉付けの1日で終わりそうだ。花粉付けは梨農家にとっては時間との勝負。だから人手の要請がある。今年は花の咲き始めが遅く、咲いてからが早いので、短期集中の作業となりなおさらだ。農作業は至って単純だから昨日(9日)と同じルーティンワークをこなすだけ。今日は区役所に用があるので1時間始まりをずらした。幸いな事に多摩区役所は梨園から自転車で5分。...
View Article『水辺の飯友』
肌寒い朝が続く(11日)。昼夜の寒暖差が激しい。汗ばむ昨日(10日)の午後だったが、夕方雨雲が風を呼び気温が一気に下がった。その余韻が今朝の冷え込みになった。しはらく振りの農作業で脹ら脛がパンパンとなり、寝起きが辛い。週始めに作った豚汁を朝飯代わりにして出掛ける日々だったが、今日で花粉付けは一先ず終わる。梨の花は種類によって開花のズレがあるが、人気の高い幸水は一番遅く咲いて一番早く収穫される。規模の...
View Article『桜前線北上』
朝の気温は低い(12日)。東京の桜は終りを迎えた。桜前線は一時の歓びを人々に与え、北へ向かった。福島の避難地区に咲く桜は、見てもらえぬ花を今年も咲かせているそうだ。今週はいよいよ桜花賞を迎える。春の福島競馬も今日から始まる。各地で桜の宴はまだまだ続く。春に取り残されるのは一人博打屋のみか。桜を追ってみちのく旅。今年も儚い夢に終わるか。グリーンFの仕事人・海老名君は福島1Rフロールシータで大仕事。余り...
View Article「波乱含み」
中山11R,注目したイダス、マイネルディアベルが入れ込みで評価出来ない。パワースラッガーの残り目もある。ショウナンワダチ、ショウナンアターウ゛、ベルルミエール注意
View Article『桜花賞早朝版』
中山は好天の春競馬を迎えたが、桜花賞の阪神はどうか。グリーンFの仕事人・海老名君は今日も強気コメントはないが、こんな時が怪しい。中山10R,ブリージーデイズは好調維持もムラ駈けで信頼ひとつ。中山4R、レインオーバンは能力秘めるも気難しさが残る。阪神9R、ミューラルクラウンは展開に恵まれた前走。今日は試金石。阪神3R、セフィーロは力あるので人気無いなら穴か。以上、海老名君はWIN5的中の予感だと言う。
View Article『一握の馬券・桜花賞』
朝の肌寒さは昨日ほどでもない(13日)。西からお天気は崩れてくるようだが、関東は絶好の春日和りとなりそうだ。出掛けに気付いたが、玄関脇にチューリップが咲いていた(写真)。そう言えば毎年咲いていたが、去年顔見知りの回収業者が一時置かせてくれといって置いたままの物干し竿台の台座の下になっていたようだ。コンクリートの台座の下から懸命に伸びて来て花を咲かせようとしている。可哀想なことをしたものだ。今日(13...
View Article『がんばれ東北』
穏やかな春の日差しに満たされた朝(14日)。朝ゴミ出しに出ると、昨日見つけた玄関脇のチューリップが花を大きくしていた。物干し台のコンクリートの下になっていたので、台を少しずらしてやると、なんと台の真下から地上に伸びていたのが分かった(写真)。何とも健気なチューリップではないか。本来なら真上に伸びる茎も、日が当たらぬコンクリート下を光を求めて伸びて来た。『愁思符庵根性チューリップ』と名付けよう。庵主よ...
View Article