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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『さまざまの事』

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朝の肌寒さと日中の暖かさに違和感を覚える日々(10日)。


今日も花粉付けの1日で終わりそうだ。


花粉付けは梨農家にとっては時間との勝負。


だから人手の要請がある。


今年は花の咲き始めが遅く、咲いてからが早いので、短期集中の作業となりなおさらだ。


農作業は至って単純だから昨日(9日)と同じルーティンワークをこなすだけ。


今日は区役所に用があるので1時間始まりをずらした。


幸いな事に多摩区役所は梨園から自転車で5分。


日頃用のない役所だが、近くにあると便利な施設でもある。


二ヶ領用水べりで「畑のよこっちょ」弁当を食べた後、トイレや水を飲むのに区役所を利用させてもらっている。


時に周回遅れのブログを書いたり、残った昼休みを
過ごす場所としては重宝している。


その多摩区役所の外に「平和の歓び」と言う像が立っている(写真)。


梨園に戻る時、駐輪場から出たところで目に止まるのだが、何とも不思議だ。


若い娘が平和の歓びを訴えているのだが、チラリ横目で通りすがる博打屋には、何となくコケティシュなエロティシズムさえ感じる(写真)。


真正面からは良いのだが、後ろに回ると短いスカートが跳ね上がっている(写真)。



何とも不謹慎な妄想かも知れないが、STAP細胞を200回見たと言うのと同質かも知れない。


今日(10日)も300円弁当で二ヶ領用水(写真)。


昨日の鳩、カラス、ガチョウは現れず、しばし桜吹雪を一人で楽しんだ。


『さまざまの事おもひ出す桜かな』(芭蕉)


『水鳥の胸に分けゆく桜かな』(浪化)


『生涯を恋にかけたる桜かな』(鈴木真砂女)


「桜三題」として取り上げたい句だ。


取り分け、『さまざまの事おもひ出す桜かな』は胸を打つ。


さまざまの事は、人各々生きて行くことで出くわす現実。


桜を見る度に詩人になれるなら、これほど重宝な事はあるまい。


桜が自分でありうる限り、さまざまなの事は決して他人事ではない。


周回遅れのブログとなった。

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