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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『忙中閑ありクリスマスイウ゛』

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珍しく朝の寒さを感じた(24日)。


そのバロメーターは布団から伝わる冷気。


特別去年より寝具を減らした訳でない。


同じ寝具だからこそ、以前の家と、今の家で迎える初めての冬の寒さの違いが分かる。


寒いと言えまだ年末。


今年は気温が一月前倒しと言われるから、今日の冷え込みはきつかったのであろう。


しかし、布団を伝わる冷気は以前ほどでないような気がする。


おそらく、部屋がコンパクトになったせいであろう。


アルミサッシの窓でないだけに、隙間に関しては圧倒的に今の家の方が多い。


これからその洗礼を受けるのかも知れないが、今朝の冷え込み程度なら苦にはならない。


今日(24日)は麻酔科の受診日と、一昨日書いた時点で勘違いをしていた。


昨日の祭日を挟んで前後と思いこんでいた。


朝病院に着き機械に診察券を通しても受け付けない。


窓口で調べて貰うと、25日予約となっており、1日勘違いしていた。


とんぼ返りのバスの中で手帳を見ると、ちゃんと25日と書いてある。


何と言う惚けか。


今日(24日)は午前中が潰れるからそのつもりで動いていた。


貧乏にとって師走のこの時期は貴重な追い込み期。



ポカリと空いた午前だが、近場の博奕場は殆どない。


新橋ラピスタしかないかと調べると今日は休館日。


何とも、何もするなとの現実。


おまけに今日はクリスマス・イウ゛。

世間はチキンだのケーキだのと賑やかしい。


こんな日に開店休業は不本意極まるが仕方ない。


明日(25日)の受診が今年最後となろうが、商いは午後からの大宮か。



Dr.Sと仕事人・外弟子の今回のモナコオペは、モナコハートセンターのスタッフの為のクリスマス・オペ。

招待に近いものだが、その分、オペ・テクニックの披露と伝授でお返し。


オペの基本手技、無駄な動きはしない事、一発で決める事、の為に日頃訓練を重ねている仕事人・外弟子たちのオペを見て貰うのが一番。


オペが2件になったのも、オペ後のレクチャーより本物が見たいと言うリクエストに応えた時間変更だった。



オペ後の楽しみは、モナコハートセンター主催のクリスマス・パーティー。


この夜に備え、渡仏前にドレスのレンタル・リストが届き、仕事人・外弟子は迷わず赤いドレスを選んだ(写真)。



モナコのアルペール公には12月10日に男女の双子誕生。


連絡を受けた仕事人・外弟子一行は、高級タオルで有名な今治のタオル地の赤ちゃん用品を準備していったそうだ。


パーティーはブラックタキシードとカクテルドレスの優雅な世界。


アルベール公の挨拶に始まり、Dr.ドールが乾杯の音頭。


主賓扱いのDr.S一行は様々な人から乾杯攻め。

2年前と同じ、シャンパン、ワインのわんこそば状態。


食いしん坊の仕事人・外弟子には至福の食べ放題だが、さすがに品良く振る舞ったと言う。


チーズとフォアグラトリュフのカナッペやローストターキと生牡蠣。


牡蛎料理は豊富、シーフードグリル、ウニのパスタ、ポワロのソティーなど美味舌鼓。


今まで食べたことのない青カビチーズと、重くしっかりとした赤ワインに出会えた幸せに浸ったと言う。



やがてダンスタイムが始まり、仕事人・外弟子は主治医とワルツのステップ。


オペのリズムがワルツだそうたから、何とか誤魔化したようだ。


すると生オーケストラをバックに歌が始まり、Dr.Sが指名された。


Dr.Sは俄仕込みの『シェリーに口づけ』をフランス語で歌い始め、ついには「ス・マ・シェリー」と歌ったものだから大喝采。


Dr.Sはメスを持たなくても立派なエンターティナー振りを発揮した。


次は仕事人・外弟子の出番。

少々間違えながら『アイドルを探せ』を歌うとアンコールされたので『夢みるシャンソン人形』を歌った。


すると、皆がグラスを置き踊り始めたので、外回りをしてくれたナース、シモーヌを呼び、ナース数人がマイク前で『ダンシングクイーン』の歌と踊り。



どんな光景であったか、博打屋はこれ以上想像したくない。


この後はグラン・カジノでの一発勝負に移るのだが、その話しは後日。


博打屋は忙中閑のクリスマスイウ゛だが、仕事人・外弟子もモナコの三日月を見たことだろう。

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