昨日の鼻ずるずる騒ぎは、薬が効いたか治まりつつある。
寝起きは少し寒く、くしゃみは出たが、昨日の連発状態でもなく、鼻水もさほど伴わない。
花粉症で悩む人が、涙ポロポロ、鼻水タラタラでどうにもならないと嘆いていたのが、ようやく分かった。
自分の自覚無しに、鼻水がポタリと落ちた時のショックは笑い事ではない。
そこまで緩むところが緩んでしまったかと、まるで垂れ流し老人になったかのようなショックだ。
幸い首都圏はまだ台風の影響は無さそうな午前中の空模様。
空は晴れても心じゃなく懐は闇だのうと、庭を見ると先住猫がやって来た(写真)。
缶詰餌の中の何かが嫌いなのか、さほどお腹が空いていないのか、せっかく買ってやった餌を残すようになった。
中々舌の肥えた野良のようだ。
引っ越し時に持ってきた菊の花が咲いているので、玄関壺に挿してみた(写真)。
先日、近くの空き地で珍しい光景を見た。
日本の在来種のススキは、外来種のセイダカアワダチソウに席巻され壊滅状態にある。
昔の日本の風景は、川原や土手はススキに覆われていた。
一番顕著なのは鉄路である。
ひと時代前の線路脇はススキだらけで、秋の車窓に無くてはならない主役だった。
しかし、セイダカアワダチソウが九州の炭鉱遺物、ボタ山を覆うようになり、その繁殖力で日本列島をあっという間に席巻し始めて半世紀。
日本の在来種のススキは見事に姿を消してしまった。
しかし、このセイダカアワダチソウは地下茎に毒を持ち、繁殖仕切ると自家中毒を起こし滅びる運命にある。
演歌『昭和枯れすすき』ファンの博打屋としては、在来種のススキに生き延びてもらいたい。
セイダカアワダチソウは、鮮やかな黄緑から濃い黄色になるので、群生するときれいではある。
花には罪はないが、在来種の草花には大敵。
何れも秋を彩る野草だが、せめぎあいには痛し痒しだ。
仕事人・外弟子は「恵那かんぽの宿」を堪能し、郡上の実家に帰り、里の秋を満喫しているそうだ(写真)。
一見すると、まるで高級別荘地の山荘の風情(写真)。
実際には、猿、猪などに悩まされるただの山里でもあるようだが、優雅であることには違いない。
父親のリクエストで、にわか大工やら、何でも屋をして親孝行をしているそうだ。
ここに自家用温泉でもあれば申し分無さそうだが、近くに日帰り温泉があり、田舎といえども豊かなもの。
博打屋も里の秋を求めて箱根辺りに行きたいが、天気は下り坂。
諸般の事情で開店休業余儀無し。
今週末は福島競馬の最終週。
秋の福島も幻の願望となりそうだが、何とか行く手立てはないものかと、思い悩む今日だ。
博打屋の心にも、秋のせめぎあいは押し寄せる。