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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『春泥(しゅんでい) 』

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雨音が寒さを運んで来る朝(5日)。


気温の変化についていけなかったか、夜中に喉の異変を感じた。


やっちまったか、と言ういつもの風邪引きの序章だ。


慌てて薬を飲んだが、果たして喰い止められるか。


三寒四温と言うにはまだまだ甘い。


五寒二温の日々に体が騙される。


今日は晴耕雨読かと窓越しに庭を眺める午前中。


過日、水道局が漏水工事で我が『愁思符庵』の庭にある水道詮を掘り返した時、ボケやペバーミントの大半を取り除いてしまった(写真)。


前日から道路に漏水していたので、朝通報し我が家と関係があるなら連絡してくれと携帯番号を伝えて出掛けた。


翌朝見ると庭が荒れている。


ムッとして水道局担当部署に小言だ。


留守だったから大家に許可を貰ったと言う。


まったく、役所の人間は出来が悪い。


大家が許可したのは庭に入り工事する事。

緊急時だから仕方ない。


しかし、庭の草木などは大家と関係ない。


やむ無き排除なら住人に許可を得るか、悪くて事後承諾を貰うか。


こんな道理を説明しなければならないほど、役所人間は感覚がズレている。


早速すっ飛んで謝罪に来たが、こんな非常識を叱咤するのも情けない。


原状回復を求められたらどうするの?と、事態の意味を教えてやった。


知らせてあった携帯の件は部署間で伝わっていなかった事も判明。


揚げ句、フェンスに作業時の軍手を引っ掛けたままだ。


抗弁しようのない現場で役職者は言葉もない。


その掘り返した後が、先日の大雪でぐちゃぐちゃになり、今日の雨でまたぬかるむ。


水道局の馬鹿どもの置き土産が「春泥」 だ。


「春の泥」とも言う季語で、春雨や雪解け水でできたぬかるみを指す。


或いはぬかるみの泥そのものを言う。


『北の町果てなく長し春の泥』(中村汀女)


今年は2月の雪が多かったので、北国の雪解けはまだまだ先だろう。


北国の原野の道の長さなのか、春の泥すらまだ先の事だと言うのか。


雨足も速くなり、冷々とする午後。


そろそろ商い復帰もせねばなるまい。


立川は佐藤友和と芦澤が際立つスピード。


初日は芦澤の位置取り上手く、友和は良く届いたの2着。


明日(6日)の決勝はこの2人の争いだが、北都留のスピードも今回は侮れない。


小林大介も初日芦澤によく付いて行った。


しかし、友和に一日の長があろう。


久々に商ってみたいものだ。


『春泥を振り払う猫目が合いて』(愁思符庵)



『この頃は胸に重し春の泥』(愁思符庵)

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