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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『クリスマス満月』

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冷え込みを感じない朝(25日)。
暖冬はありがたいが、困る人たちもいるだろう。
ホワイトクリスマスと言うが、今年は一部地域の事のようだ。
秋田・大曲は荒れ模様の天気だと知人馬主が朝昼夜の区別なく呼び出される老人ホームの父親の部屋から報告してきた。
一人で部屋に閉じ籠り状態だから、少しボケが加わってきたと言う。
無理もない、有料老人ホームと言っても、古老の面倒を付ききりで見るわけではない。
まだこうした施設に入れる財力があるだけ恵まれている。
自宅でこうした高齢者の面倒を見ざるを得ない家庭も世の中には多い。
あちこち痛みを訴えるようだが、多分に寂しさ混じりの甘えもあるのだろう。
傍目から見ると、次男馬主も大変な苦労を買って出たものだと感心もする。
しかし、昼夜の区別なく呼び出されると、呼び出される方がおかしくなる。
超高齢者社会の現実を目の当たりにするようだが、息子と言えど立派な高齢者の年齢域。
先に逝くのは俺だ、が口癖だがそうも行くまい。
もはや他人の手を借りずには乗り越えられない現実が目の前に来ている。
近くならお手伝いも出来るが、何しろ遠いのが辛いところ。
古老は「こまち」で3時間かからないと言うと、速いなぁ~と驚いていたが、確かに乗りさえすれば速いのは速い。
しかし、「こまち」はかかるものはかかる。
心配なのは次男馬主の方だ。
施設と古老との調整を如何に上手く運ぶか。
我が身の負担を軽減させるための施設なのだから、そこが一番大切な事となる。
ケアマネージャーを十分に使いこなさないと、この先の自分の暮らしの安定が図れまい。

今日(25日)はクリスマスであるが、今年最後の満月である。
クリスマスと満月が重なるのは19年ぶりだと言う。
昨夜のイヴの月も満月に近く、月に村雲の風情たっぷりであった。
楽しく過ごした人も多かろう。
幸い今日も満月が見られそうな多摩の夜空だが、午後から北風が吹き始め、何となく師走の木枯らしが、帳尻会わせにやって来た感じである。
北日本では遅蒔きながら冬型の低気圧に覆われ、ホワイトクリスマスになったようだ。
午前中に歯医者に行って、少し怪しげな歯を見てもらった。
有馬記念の枠順も既に発表されており、いよいよ師走も大詰めを迎えようとしている。
ショウナンパンドラが取り消し、順番からは脱落候補のダービーフィズが生き残った。
ラッキーな馬に違いない。
まだ、有馬記念の事を聞かれてもイメージが湧かない博打屋であるが、ぼんやりと候補は絞られている。
先週の秋田・大曲の老人ホーム泊まりの時、若い職員が元馬主である古老の事や、次男が現役の馬主であることを知っており、古老に有馬記念を聞いていた。
古老はこの人は競馬のプロだからこの人に聞けと博打屋に話題を振った。
その手前、直近になったら博打屋なりの結論を教えるからと言い残して帰ってきた。
古老は覚えていないかも知れないが、若い職員が期待していないとも限らない。
空手形を切るのも心苦しいので早目に結論を伝えなければならない。
馬主親子の面子を潰す訳にもいかないので、直前まで伸ばしたいがそうもいかない。
枠順が発表された今日の時点で、博打屋はゴールドアクター、ワンアンドオンリーの4枠両馬に注目している。
リアファル、キタサンブラックの6枠も強力。
どの馬を見ても、一度は注目した馬ばかりなので、この期に及んで優劣を決めろと言われるのも辛い話。
大曲の古老には、4枠2頭の穴狙いを推奨しておこう。
今日(25日)はクリスマスだが、博打屋にとっては有馬記念前のひと稼ぎが責務。
新橋ラピスタに岐阜の決勝を買いに出向いた。
ラピスタでは岐阜・前橋・玉野・小倉の4場発売に加え、オート2場を発売と言う師走興業で賑わっていた。
気が散るので岐阜と前橋に絞ったが、目まぐるしい。
着いた直後の前橋9R1-9-3、1380円を手堅く取りスロースタート。

イメージ 1


続けて岐阜9R7-2-1、1710円を取りスー・スロー・クイックが期待された。

イメージ 2


何れも固く収まっていたので、何処かが荒れるなと思っていると、岐阜の10Rが163860円と荒れてしまった。
前橋10Rは1080円と固く収まり、何れも外してしまった。
本命は岐阜11R決勝だから、前橋は止めることにした。
丁度この時、銀座の馬主が有馬記念の予想を聞くために、わざわざラピスタの会員登録をして博打屋の元にやって来た。
競輪は分からない人だが、博打屋が買う岐阜決勝を同じように買うと言う。
人が乗るとなると此方の買い方も狂って来るのだが、争いは吉田ラインか石井秀治の完全優勝。
吉田には1着が無いのが気になったが、博打屋は吉田からと石井から相手を絞った。
知人馬主は2・3着を競馬の3連単のように手広くして買っていた。
配当を考えると、無駄な点数があるなと思いながら、まあ、狂えば高いからと敢えて引き留めなかった。
レースは縺れたが、結局は吉田が抜け出した所を石井・内藤が捲ってきて石井が優勝した。
石井・内藤・吉田7-8-3、3580円は8番人気。

イメージ 3


吉田が2着なもう少し付いたのだろうが、銀座馬主に競輪の買い方のお手本を示す事ができた。
競馬の3連単のように、簡単に万券になるものと思っていたようだ。
競馬でも同じだが、博奕は投資効率も考えねばならないのだが、所詮、億単位の不動産を動かしている馬主にしてみれば、当たったといえ幾らにもなる博奕ではない。
有馬記念の予想を聞くためにラピスタの会員になって博打屋の商い現場に来てくれたのだから、面目は保てたが肝心の有馬記念はまだイメージが薄いのである。
明日(26日)の中山競馬の傾向で視点も変わってくるかも知れない。
新橋から直帰した博打屋は、東の空に満月が雲の間から輝くのを見た。
前夜に比べ月に村雲が強かったが、雲を抜けると何とも綺麗な月が輝いていた。
師走満月クリスマス。
いよいよ今年もカウウトダウンだ。

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