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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『行く春や』

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朝から雨である(14日)。


一体春は何処に行ったのかとつらつら思う。


満足に花見が出来た日があっただろうかと思い返す。


楽しむ人は楽しんだかも知れないが、博打屋には花見無しの年となった。


今日は通院日だから午前中が潰れる。


午後にズレ込むので、その足で川崎まで出向き、千葉競輪の準決勝が間に合えば良いと雨の中出掛けた。


『愁思符庵』玄関脇に花蘇芳(はなずおう)の木があり、紫色の花を咲かせている(写真)。


豆科の植物で、Cercis(サーシス)との学名だが、サヤの形が小刀に似ている事から命名されたようだ。


余り詳しくは知らないのだが、染料に使うと聞いている。


花は枝に沿って塊状態で咲き、後に葉が出て秋にサヤエンドウのような実を付ける。

大家の上原さんの門にもこの木があり、我が『愁思符庵』にも植えてある事を思うと、亡くなったお父さんの趣味だったのだろう。


因みに4月18日の誕生花であり、花言葉は「豊かな生涯」だそうだ。



そう思って改めてこの木を見ると、植えた先人の気持ちが伝わる。


古家なれど、その気位は立派なものだ。



その花蘇芳に見送られる今日だが、降り止まぬ雨と寒さを目の当たりにすると、春の終わりを思わざるを得ない。


『行く春や鳥啼き魚の目は泪』(芭蕉)


「おくのほそ道」旅立ちの一句で、千住まで見送りに来た友人、門弟達との別れの句。


鳥や魚には、高弟2人の俳号が込められているのだが、「行く春や」と言う、春を惜しむ気持ちが今日の博打屋の胸を突く。


もう何時までも春にしがみついていてはいけないのだが、然りとてこの雨と寒さには釈然としないものを覚える。


病院は何時もの通りの受診だったが、耳鼻咽喉科のDr.が替わり、何となく馴染まないものを感じた。


麻酔科も何時も通りの神経ブロックだが、肘のピリビリ感は少し弱くなった気がする。


その分、胸の方の突っ張り感が強くなったようだ。


この病院の精神科で、無資格のDr.の存在が報道され、さもありなんと納得もする。


先日の再診料問題で対応した職員の程度からして、こうした問題の発覚は想像に難くない。


博打屋はこの大学病院が委託されている多摩市民病院で去年精神科を受診していた。


そのDr.は問題なかったのだろう。


博打屋は強制入院させられずに済んでいる。


薬局に行き薬を貰ったが、今日は処方箋をしっかりと鞄にしまって出向いた。


川崎競輪場に着いたのが千葉競輪9R準決勝。


手始めを買ったが、3・4着の写真判定で負け3280円の決着。


手元の車券からは取り損ねた感が強く残念だった。


10Rは坂本健太郎・大塚ラインが売れていたが、博打屋は菅田・和田圭に期待。


菅田が上手く先行してくれ、坂本が撒くってくる展開だったが、坂本の後、大塚が落車、ゴールは和田・菅田・坂本3-9-5,11720円となった(写真)。


勝った和田が審議対象となったがおとがめなしで決定。

ひとまずホッとしたが、落車がなければ間違いなく坂本の3着はなかった。


手間になった10R、嬉しい事に敗けのない戦いとなった。


11Rはその浮いた金で戦える。

幸い、地元根田・海老根・萩原孝之ラインが売れ筋。


しかし、番手の海老根は笠松との競りになる。


それでも、海老根・根田が1番人気。


配当的には根田・海老根が良いが、競りだけに何が起きるか分からない。


一捻りあってくれれば儲けものと、根田1着の車券と、海老根1着からの2本立てを買って一捻りを願った。


レースは競りを捌いた海老根が逃げ込む根田を差し、3着が山本直かと思われたが、ギヤを上げた3番手萩原が追い込んで3着。


終わってみると海老根・根田・萩原7-1-9,930円の1番人気(写真)。


元取りにもおぼつかなかったが、まあ、幾らかでも回収は明日への布石。


雨は益々強くなったが、京王閣ナイターを捨てて明日の決勝に期した。


仕事人・外弟子は父親のヘルニア・オペ介護で帰省。


先週に続く多忙のようだ。

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