Quantcast
Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2244

『卯月朔日、エイブリルフール』

$
0
0
嘘であって欲しい時の早さであるが、いよいよ新年度、卯月の朝を迎えた(1日)。


週末に下りそうな天気予報だが、今日明日はお花見に良さそうな天気と言う。


空を見上げ、遠くの山々を見ると、そこにもかしこにも桜が咲き誇り、そんなところに生きていたのかと、山中の隠れ桜に感動する。


年に一度だけ、1週間の晴れ姿だ。


『この地にも生きる道あり山桜』(愁思符庵)


朝から作文作業と、気持ちだけは前向きだが、今日(1日)は甲子園決勝戦。


他人事ながら、仕事人・外弟子のお遊びトトカルチョの行方が気になる。


31人参加のゲームだが、優勝校予想指名で、最後まで残った指名者が敦賀気比1名と言うのも中々面白い。


箱根駅伝の予想も的中者無しで、キャリーオーバーとなっているだけに、その行方が気になる。


甲子園は雨で試合開始が1時間遅れ、結局午後の大半が野球観戦で潰れた。


試合はどちらに転ぶか分からない好ゲーム。


博打屋はキャリーオーバーも良かろうと、権利無しの30人の気持ちを思ったが、唯一の指名者の職場では、参加者がこぞって的中者誕生を応援したそうだ。


その甲斐あってか、敦賀気比の松本君のひと振りで勝負あり。


めでたく独り占めの的中者誕生となったようだ。


当人は新鋭の若手Dr.との事。


ホールインワン保険ならぬ、独り占め保険でも掛けておいた方が良かったのではなかろうかと、他人事ながら心配する。


それとも、エープリルフールだからさと、無かったことにでもすればよかろうにと思う。


しかし、伯仲試合だっただけに、的中Dr.は見ていて疲れたのではなかろうか。


博打屋は手に汗握ると言う緊迫感を味わった。


少なくとも、博打屋が独り占めの立場なら、心臓に悪い試合だったと思うし、恐らくホームランの瞬間、昇天したかも知れない。


ちょうど同じ勤務時間だった仕事人・外弟子たちは、胴上げの準備をしたそうだが、それほど祝福されたらしい。


思えば今春は北陸新幹線開通で北陸の春。


キーワードはそこにあったかとは後の祭り。


実際には、綿密な仕事人・外弟子の極秘ノートの存在もあったかも知れない。


思わぬ緊張の午後で、作文作業はさっぱり。


糞ったれ、何の因果で花見時に陳述書だよ、と腹立たしい限りだが、乗りかかった船、降りる訳にいかない。


今日(1日)は何を言っても許されるのだろうが、出来る事なら、大岡越前守でも連れて来たい心境だ。


各企業では入社式の模様が報じられた。


野山も一気に新生の装いだが、人間界もその時を迎えている。


開店休業の博打屋だが、今年の春は無いに等しい。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2244

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>