一昨日から体調が芳しくない。
土日の二足のわらじ(中山競馬場・京王閣転戦)のツケが来たのも要因だろうが、土曜(21日)の遅い昼飯が何故か胃にもたれて以来調子が悪い。
中山行きの土日は朝6時起きの行動となり、競馬後の酒席などの付き合いを入れると長丁場になる。
今回は博打屋地元の京王閣で日本選手権競輪G1があり、初めて6日間の開催を一部ながら毎日ライブで見る機会を得た。
その為に、本来の中山競馬ライブ観戦を棄てて土日、午後から京王閣まで戻った。
土曜(21日)は午前中の中山を勝ち逃げ、京王閣で返り討ち。
日曜(22日)は午前中の中山で芽が出ず、京王閣決勝に収支が持ち越された。
特に昨日(22日)の京王閣での日本選手権は数あるG1のなかでも、暮れのグランプリと違う意味で最高峰のレース。
その覇者を推理するための初日からの5日間であったのだから、短編小説の結末は自分で書いてみたいし、書かねばならない。
6日間のレースを見続ける事は、さすがの博打屋でも二度とないかも知れない。
何より新鮮に感じたのは、土日の午後の新宿乗り換えの道中。
博打屋はこの何十年間、数える程しか土日の昼下がりの世間、町の風景を見たことがない。
その意味で、競馬場を職場放棄する後ろめたさを覚えながら、午前・午後の二足のわらじには心身共にきついものがあった。
しかし、なるほどG1レースの競輪場とはこう言う雰囲気かと、遠方からのファンらしき金網周辺の人々を見ていて感じるものがあった。
競馬のG1レースのみならず、各々のギャンブルの最高峰には熱心なファンが全国から集まり、レースを支えているのだなあと改めてギャンブルを超えたレースに魅了される人々を見たような気がした。
前日の準決勝が不出来だったので、決勝では是が非とも結果を出したかったが、盛り上がる雰囲気の中9・10Rの負け戦で石井、深谷を買ったが、読みが違って無駄打ちとなった。
決勝は気持ちとしては新田祐大だったが、武田が前を回る平原の存在が一番怖い。
更に、初日の脚から浅井康太も勝利に近い一人。
いっそ、3車のボックスかと考えたが、3着に紛れがあると、ボックスでは補え切れない。
決勝で勝ちきれない新田だが、今回の博打屋記念すべきG1オール観戦の結論は新田と結論を出した。
レースは原田・井上が先行態勢で武田・平原・飯嶋、新田・大槻と続き、最終1センター、金網越しの博打屋の目の前を武田が仕掛けて出て、番手捲りの井上と呼応。
武田が出切って平原絶好のチャンスと見えた瞬間、最終バックからスパートした新田が鋭く伸び平原を捉えたかに見えたその外を猛然と浅井が追い込んで微妙なゴール争い。
博打屋の目には真ん中の新田有利と見えたのだが、何とも微妙。
真横からのスロービジョンでやはり新田・平原・浅井の順が確認出来た。
やったぜ、祐大!と博打屋は心で叫んだ。
思えば10回目のG1決勝にして、初めて本来の力を発揮し、答えを出してくれた。
途中から合流した知人の上野氏も、今日こそは新田と、新田主力の車券をしっかりと握りしめ、車単・3連単を取りにこやか。
彼は前日から8戦5勝の好成績で、自分も競輪に鞍替えしようかなとご満悦。
博打屋は余分な負け戦に手を出したので、マイナスをカバーする程度に止まったが、新田・平原・浅井3-9-5,4600円は11番人気ながら、まずまずの配当ではなかったか(写真)。
何より、贔屓の新田のG1初制覇(4日制以上)が嬉しい。
3年前の大晦日だったか、博打屋は会津の町を歩いていて、祝ロンドン五輪出場・新田祐大の垂れ幕を見たのを思い出す。
すっかり只見線、会津ファンになった博打屋には、この地出身の新田祐大には親しみを覚える。
優勝インタビューでは涙を押さえきれない新田だったが、見ている博打屋は花粉症の涙目で辛いのなんの(写真)。
しかし、新田の福島復興に対する想いを察すると、まんざら花粉症のせいばかりでもなかったか。
今日(23日)は何時もの週明け以上に体がきつい。
昨日(22日)の上野氏との車券的中祝勝会もいまいち食欲が出ない。
どこか内臓の疲労が影響しているのか調子が悪い。
午前中、何時ものように主夫をして、午後、知人馬主馬が出走する浦和に出向いた。
久しぶりの浦和だし、今日(23日)、東京にも桜の開花宣言が出された。
春うらら、ならぬ春浦和、と独りで洒落てみたが、体は腰の両後ろが重い。
その体に鞭打って商い時と出向いたが、レースは1番人気馬にマークされる展開になった知人馬は逃げて2着。
2番人気の知人馬が勝ってこその味のある馬券だっただけに残念の一言。
枠番が内外逆なら相手を先に行かせられたが、知人馬が内で、スタートが良いだけに逃げる形となった。
1・2・4番人気で2700円の馬券は押さえもせず、春浦和商売失敗。
明後日(25日)は浦和桜花賞と言う。
この2~3年こそ浦和桜花賞を見ていないが、かつては毎年出向いたレース。
せっかくの桜開花宣言も嘘だろと思う博暮の冷え込み。
寒さに震えながら帰途についたが、朝見た近所の桜も確かに開花していた(写真)。