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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『すべてが寒い13 日の金曜日』

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寒い、と寝起きに呟く(13日)。


さりとて日差しがないわけでない。


東京上空5000メートルにマイナス35度の寒気があるそうだ。


低気圧は依然として太平洋に居座っている。



北海道・北日本は今日も暴風雪で様々な事故が発生している。


秋田の雪害も伝えられるので、大曲の知人馬主に連絡すると、不思議な事に、内陸のこの地は例年に比べ雪が少ないそうだ。


20~30キロしか離れていない横手市では明日(14日)からかまくら祭を開催だそうで、たっぷりの雪に覆われている。



遊びにおいでよ、と言ってくれるが、そりゃ、かまくらの中で甘酒なんぞ飲んで旅の夜を過ごすなんて、情緒的過ぎるが、行けるものなら雪の角館・十和田湖をふくめ行きたい所だらけだ。


秋田内陸部の都市ではこの時期様々な催しがある。


大綱引き、竹うち、火振りかまくら、紙風船、梵てん奉納など、奇祭に近いものもあり、ローカル色豊かだそうだ。


知人馬主はタクシー会社経営だが、このところ人手不足と言う。


手伝いに来てよと言うが、タクシー運転手は一度はやってみたい職業といえそれなりの研修を受けねばなるまい。


運転手が駄目なら配車センターの電話番の案もあるのだが、こちらの方がもっと困難。


博打屋は何度か大曲に遊びに行っているので配車業務を見ている。


地方都市に行けばよく駅前などにタクシー会社があり、何台か止まっている横に事務所があるのを見かける。



あれが配車センターで、無線でタクシーに客の要請を指示している。


あれなら事務仕事に近いから手伝えるとおもったのだが、とんでもない話。


いつぞや社長自ら配車番をやっているのを側で見ていたが、まず、何を言っているのか分からない。


とんでもない秋田弁でやり取りしているので、さっぱりである。


タクシー依頼の客もズーズー弁なら、受ける社長もズーズー弁、指令を回した運転手との無線やり取りはもっとひどい。


ズーズーにガーガーと無線音が混じり、加えて業界言葉のやり取り。


これを手伝うには、運転免許より、方言免許が先だわと諦めたいきさつがある。


もっとも、余所者に簡単に分かったのでは方言の役割を果たせない。


地域独自の利益・権益を守るべく符丁としての言葉だから分からないのは当たり前。


今でも、知人社長が地元の人と話す言葉は分からない。


せめて、雪かき位ならと思ったが、今年の大曲には出番がなさそうだ。



今日(13日)は静岡競輪「全日本選抜競輪G1」2日目。



明日からの週末に準決勝・決勝が重なり悩ましい開催重複。


さすがに豪華メンバーだけに見ているだけでも様々なショートストーリーを読んでいるような面白さがある。


明日からの東京競馬資金を捻出するには格好の今日だが、何しろ13日の金曜日。


嫌な予感通り、厳選12Rスタールビー賞の読みが外れ、資金補充はならなかった。


何レースか見ていたが、さすがにG1戦であり、選手が4日間のスパンで走りを調整している様子が窺える。


もうひとつ、このG1を難解にしているのはギア規制を受けて初めての重賞。


ギア規制にいち早く対応出来た選手に分があるのは確か。


意外にも大ギアで風靡した山崎芳仁が対応出来ている。


深谷の復調が焦点だが、自分の走りをすれば何とかなるのではないか。


やはり、新田祐大が強い。


準決勝も通過だろうが、決勝となるとどうか。



心を残して明日からの東京に専念する。

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