もっとも、首都圏の寒さに騒いではいけないのだろうし、ヒートテックをまだ身に付けていない博打屋が寒いと言うのは自業自得か。
とにかく、体感として今冬一番の寒さであることはよく分かる。
いつものアンニュイな週明け、前日の東京競馬を回想している場合じゃない。
如何に在宅凍死を避けるかが喫近の課題だ。
まあ、ストーブをつければ凍死は避けられよう。
しかし、先月の光熱費の請求で愕然とさせられた博打屋だから、そうそうストーブの前に陣取って、日がな読書三昧とはいかぬ。
ニュースを見ると、全国的に寒気に覆われ、各地で大混乱が発生している。
首都圏の状況は取るに足らないことを知らされる。
この寒気団は北極から直下しながら日本列島に接近しているので、何時ものシベリア経由とは訳が違う。
とてつもない寒気に今日から覆われるのだから博打屋が震え上がるのは無理ない。
さて、在宅凍死を避けるべく今日(9日)の予定はと、手帳を見ると博打場の開催谷間、これと言った賭場がない。
西武園がA級ながらやっており、和歌山場外も併売だ。
寒さ凌ぎに出向いて無料のファンルームで時を過ごした。
幸い、和歌山9R1-5-7,4480円を手始めに取り、後は負けのない戦いをすれば良かった(写真)。
しかし、そう言う守りに入ると微妙な外し方になる。
その後、和歌山10・11レースと西武園の特選を買ったが、外してしまい、オアシになりかけた商いも、電車賃と晩飯の買い物代位しか手元に残らなかった。
震えながら帰りのバスに揺られたが、初っぱなにプラスになってくれたお陰で、ひもじい思いをしないで済んだのが嬉しかった。
しかし、帰宅すると嫌な話が待っていた。
我が『愁思符庵』のすぐ後ろに位置するお宅が町内の班長で、10軒ほどを束ねている。
その班長の当番が博打屋に回って来るのだが、以前留守をした時回覧板が一時止まった事がある。
その事で、回覧板の中にある申込み期日に間に合わない事態があったと、嫌味を言われた。
ついでに、庭のベランダに引越し時に部屋に入りきらない物を置いてカバーをかけている。
裏のお宅は、我が『愁思符庵』を見下ろしながら、2階玄関に上がる。
毎日見下ろす我がベランダの荷物が気に入らないらしい。
それらを含め、今回博打屋に班長の順番が来たのだが、どうするかを大家の上原さんに言ったらしい。
上原さんは苦笑しながら、班長の件は断ってしまえばと言ってくれた。
確かに回覧板の配布のスタートになるし、万が一留守にすると配布が遅れる。
前の班では当番をやったことがあり、そうした苦情は一度もなかった。
うるさい人が多い班だと聞くには聞いていたが、引越しして半年も経たぬ間にこうした苦情だ。
近隣トラブルはよく事件になったり話しは聞くが、余所様の暮らし振りが気に入らない近隣者がいるのには驚いた。
結局、上原さんを通して、班長担当は辞退する事にしたが、回覧板は我が『愁思符庵』を飛ばして回る事になった。
何だかムッとする事だが、裏から監視されているのも嫌なものだ。
こうした事態から近隣憎悪が生まれるのだが、何だか原因が分かるような気がする。
しばらく空き家になっており、目障りなものがなかったのに慣れてしまったのではないか。
ベランダに置いているクレ5-5の缶も危ないと上原さんに言ったらしい。
何だかケンカを売られているような気になる。
これを機に町会から離脱しようと考えている。
戸建てだから町会に入るべきだと思うが、他人の暮らしを覗き込んで、あれこれ言われるのも煩わしい。
上原さんは、入りきらない物は、上原さん家の納屋に入れておいて良いよと言ってくれているが、それにしても不愉快な隣人がいるのには、参った。
おぞましい隣人に今冬最強の寒気が尚更『愁思符庵』を覆っているようだ。