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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『冷雨に言うことなし』

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雨の週明けとなった(25日)。


今日は病院予約日。


もう何回目になるのか数える事もなくなったが、神経ブロックは週一回となり続いている。


しかし、腕の痛みはかなり軽減した。


肘にペタリと痛みのシートが張り付いている感じと、左胸の一ヶ所がビリッとするのを除き、格段の良化を示している。


神経痛だけに、今朝のように冷えると痛みが強くなる。


雨の中登戸、向ヶ丘遊園と電車を乗り継ぎ、遊園からバスで聖マリアンナまで出向く。


行ったばかりのバス停で次を待つベンチから、古いしもたやの饅頭屋が見え、以前撮りおいた写真を思い出した。


実にこれでもかと言わんばかりの看板で、今日もバスを待つ間眺めていた(写真)。


良い看板だ。



連休明けの朝だけに、雨ながら病院は混んでいた。


年末が目の前に迫り、治療を急ぐ患者も多い。


博打屋もこの痛みから早く解放されたい。


Dr.は博打屋の近況を聞き、頷きながらもう少しの辛抱ですねと、さも予定通りと言わんばかり。


今日も神経ブロックを打って20分ほど横になっていた。

その間にも、Dr.と患者のやり取りが聞こえてくる。


どうやら、完治した患者のようで、盛んに礼を言っている。


先生のお陰です、先生の顔が見られなくなるのは寂しいですよ、とベタ褒め。


次の予約は念の為に来年の1月何日などと会話も明るい。


ベットに横になって聞こえてくる会話は、年末のDr.のスケジュールなど、次の予約は皆12月。


嗚呼、もう11月も最終週かと、今置かれている我が身を思うと喉の注射痕が鈍く痛む。


神経ブロック後で少しボッーとしていたか、向ヶ丘遊園行きのバス停にいたバスに乗ったが、動き出すとあざみ野行きであった。


向ヶ丘遊園とあざみ野は始発終点で、何れも聖マリアンナを経由する。


同じバス乗り場だから、うっかり行き先を間違えた。


何時もより長いバス旅となったが、雨に打たれた街路樹が美しくも寂しい。


昨日(24日)の振り替え休日競馬は、既に死に体の博打屋にとっては苦痛のパドック。


10rレースを前に競馬場を脱け出し、知人馬主と京王閣に出向いた。


新田のレースが間に合うと思って車で急いだが間に合わなかった。



決勝の平原が目的であったが、オッズを見ると平原・神山が馬鹿売れ。


武田が捨て駒扱いで売れていない。


知人馬主は1・3着を平原・神山とし、2着総流しの車券を買っていた。


博打屋は平原・金子・山崎の車単ボックスを買い、3連単は平原・神山に金子・山崎を3着にした。


結果は平原・武田・神山のライン決着の見本のようであったが、他の5車は何をやってたのと言うレース。


平原の為のレースと見え見えの結束に対し、無策なレースを見せられてしまった。



しかし、普通なら武田がこれ程までに売れない訳がない。


オッズを見ながら少し変だなと感じたが、結果は売れ筋の神山より2着に先着。


平原からのライン決着を決め打ちした人には3300円強は好配当。


知人馬主は神山3着固定だから、一応適中である。


一番安い人が2着に残っちゃったよ、と車券を取り出して見せるが、よく見ると3着は神山ではなく、武田固定になっている。


嘘!?と苦笑する知人馬主。


馬券でもよくやるミスだが、余りにも何レースの何番の単勝とか、何番の3着固定とか、意識し過ぎると、一番印象に残る数字を記入する事がある。


本人も4番車神山の3着3着と意識しながらカードに記入する時に、3着欄に3と塗ってしまったのだ。


3番車は武田である。


結局、競馬場を脱け出し、どこか学校をさぼった気分で京王閣に飛び込んだ2人だったが、いきなり飲んだ酒と煮込み、鯵フライだけが胃の中に残っただけ。


博打屋はいよいよ万事休すとなった。


一応、意地として買っておいたサトノクラウンの単勝だけが手元に残ったが、焼け石に水か。


朝のパドックで知人記者にアウ゛ニールマルシュよりサトノクラウンと言った手前の馬券だ。


出世レースと東スポ杯を評していたが、今回に限り馬は小粒と博打屋は考えていた。



そんな前日を思い出しながら、雨で冷えきった1日を読書。


しかしこの期に及んで言うことなしの月末だ。

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