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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『小満』

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雨上がりの朝(21日)。


依然として腰痛と足の引きツレで明け方目覚める。


鳥の囀ずりで天候がおおまか分かるのだが、ある時間になると囀ずりは途絶える。


そのある時間と言うのは、人間共が動き出す時間帯だ。


世の中が活動し始めると共に鳥たちの朝食タイムが終わりどこかに消えていく。


庭のユスラウメがなくなったので鳥たちもアテが外れただろう。


良いタイミングで収穫したものだ。


今日(21日)二十四節気の「小満」にあたる。


立夏(5月5日)から15日目で、暑くもなく寒くもない気候。


盛気が盛んになり、万物が一応満足する季節と言う。


その割りには日中の暑さはかなりのものだった。


今日から中野島・太田園の袋掛けを始めた。


8時から18時まで、1100枚をかけたが、さすがに少々くたびれた。


風がないので昨日の雨で水を吸った梨園はむし暑くコンディションは決してよくなかった。


朝一番で蚊に刺されてしまった。


『ひま人や 蚊が出た出たと 触れ歩く』(小林一茶)


15度以上が蚊の活動気温だそうだ。


決して閑人ではないが、博打屋も触れ歩きたい。


血液型とも体温とも体臭とも言われる蚊に好まれる要因。


しかも、刺されると腫れが酷いのだ。


夏は大好きだが、蚊だけは弱い。


明日からは蚊対策の梨園だ。


開店休業中の博奕稼業だが、梨シーズンは只の堅気おじさん。


夕方疲れきって帰宅した後は、いよいよ今週末に迎えるダービーの情報収集に忙しい。


日頃の人脈を駆使して有力馬の動向を探る。


博打屋には暮らしがかかっているのでこうした水面下の活動は商いのイロハ。


作家ディック・フランシスの言葉を借りるなら「競馬は何を知っているかではなく、誰を知っているか」なのだ。


もっとも、何を知ろうと、誰を知ろうと、どだいセンスの無い奴には猫に小判、宝の持ち腐れだ。


競馬予想メディアにはこの手の輩が多い。


長年この世界を垣間見ているが専門紙が衰退していくのにもそうした背景もある。


ダービー一色のスポーツ紙の今週だが、京王線も負けてはいない。


先日来ダービー車両も登場(写真)。


記念開催の盛り上げにJRAも大盤振る舞いの広告だが、世の中そんなに景気良いのだろうか。


まさか、アベノミクス・ダービーなんて名前が付かなきゃ良いのだが。

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