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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『時の記念日』

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前夜、降るだけ降って小休止の雨上がりの朝(10日)。


いつぞや飲み席で話題になった日韓の話の後日、知人が渡してくれた『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』(呉善花・オソンファ)を読み進め、寝たり読んだりで朝を迎えた。



博打屋が梶山季之『李朝残影』を薦めたのに対して、この本を持ってきてくれた。


まだ読みきっていないのだが、昨今強まる韓国の反日主義の背景が分りやすく書かれている。


日本で学んだ1956年済州島生まれの著者は『スカートの風』(三交社)など多くの著書を持つ。


その著者が、韓国の近代史を解説してくれている本だ。


立ち位置の違いによって、見えるモノは違うであろうが、何れ風景は一つしかなく同じモノを見ているにしか過ぎない。


その風景を客観的に俯瞰するには、こうして国を離れて発言するしかないのかとも思わせる。


何故ここまで反日主義が増長されるのか理解し難いところもあったが、それは日本統治時代への恨みではなく、蔑視すべき民族が自分たちを統治したことが許せず、それが強烈な反日民族主義を生み出していると著者は言う。


反日民族主義の第一の前提は「生来の野蛮で侵略的な資質をもった日本民族」の存在。


日本人がどう思っていようが、韓国人にはそれが前提となっているそうだ。


その根拠は、日韓関係の歴史を次のようにとらえる歴史観から導き出される。


「韓国は文化も何もなかった時代の日本に、儒教・仏教・技術をはじめとする高度な文化を伝えてあげた。にもかかわらず日本はその恩を忘れ、古代には『神功皇后による三韓征伐』や『任那(みまな)日本府』があったなどの捏造記事を国史に記載し、中世には豊臣秀吉による朝鮮侵略を行い、近世末には国学者らが韓国征伐論を唱導し、明治初期には政府内で征韓論を叫び、韓国の江華島(カンファド)に砲撃を加えて戦争を仕掛け、明治の末についに韓国を併合して36年にわたる暴力的な支配を行った」


この歴史観をもってして、「日本民族の野蛮で侵略的な資質」を求めるのが、韓国の反日民族主義と言う。


う~ん、と唸らざるを得ない。


秀吉以前の歴史を捏造と言われると、博打屋もその歴史を学んだ来た世代。


ここから考え直さなければならないか。


後は読後にしよう。


梅雨の合間の晴れ空か、急ぎ洗濯をして六本木に向かった。


『おもしろきこともなき世をおもしろく』(高杉晋作)


芋洗い坂にある「朝日神社」にお詣りし、神社庁刊の命の言葉と言う栞を頂いた。


6月号は幕末の長州藩尊皇攘夷志士・高杉晋作の句だ。


高杉は奇兵隊など緒隊を創設し、長州藩を倒幕に傾けた。


この句に、野村望東尼(もとに)が続けて『すみなすものは心なりけり』と加えたとされる。


「この世をおもしろいと感じるか、おもしろくないと感じるかは、心の持ち方次第である」と言う歌。


う~ん、またもや唸る。


所用を終えてハタと思案。



今日(10日)は「時の記念日」。


何故今日よと調べると、671年4月25日に初めて漏刻が設置されたと日本書紀にあるからと言う。


天智天皇の御代の事だが、この日を太陽暦に直すと6月10日になる。


漏刻(ろうこく)と言うのは、水槽に水を盛り、その水槽に穴をあけ、漏れた水によって時を知る「水時計」。


時を知る為の知恵は様々な道具を生み出したものだ。


六本木を歩きながら、午後の身の振りを考え、「時は金なり」とばかり商いを思い付いた。


昨日(9日)から西武園A級戦と前橋場外発売を行っている。


電車賃はかかるが、梅雨の晴れ間に免じて移動した。

目当ては前橋の準決勝。


ボティシャー、バンベルトーヘ、パーキンスの3外人が9・10・11Rに出走。


外人選手の強さは際立っており、まず車券から外れない。


しかし、この中では10Rバンベルトーヘが怪しい。


ここには天田裕輝がいるので消えるとするとこの選手。


そう予想して出向き、現場A級はパス、前橋9Rボティシャーの安い3連単を手始め。


5-3-7,590円は外すよりマシと言う結果(写真)。



商い処はここと考えた10Rだったが、案の定バンベルトーヘが消え、天田勝利だが2・3着も難しく11万車券となり取り損ね。


11Rは頼りになるパーキンスから河端朋之の先行残りを期待した車券。


注文通りパーキンスが捲り、河端先行の番手米澤大輔が2着、河端3着の3-9-4,2140円(写真)。


外人選手のレースは配当が安い割に割れて難しい。


難しい割に報われない配当だが仕方ない。


商売処は消え時を探す事で、今日の10Rこそを取らねばならない。


電車賃こそ出たが、時は金なりと言える程の商いではない。


これじゃ、晋作に笑われそうだが、明日(11日)の決勝にパーキンスの負け時を期待するか、外人2人に徹するか。


パーキンス完全優勝に逆らうのは無駄だろう。

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