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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『虫歯予防デー』

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梅雨入り前の猛暑の一日が予報された朝(4日)。


今日は「虫歯予防デー」であり、この一週間は「歯の衛生週間」。


6月4日、ム・シと言う事から虫歯予防デーが1928年に日本歯科医師会により制定され、1958年から衛生週間が加わった。


非常に分かりやすい記念日の制定だ。


ム・シから虫歯を引き出したのは良いが、無視の日とダイレクトにこじつけると世の中大変な事になる。


思いきって上司無視、旦那無視などの日とするのも一興か。


虫歯ではないが、先日抜歯した痕は馴染んで来た。


しかし、まだ左で食べるのは心もとない。


梅雨入りの大分、宮崎は観測史上最大雨量を記録している一方、北海道では2日連続真夏日を迎えている。


西の大雨と北の猛暑は上空の偏西風の影響で、ジェット気流が固定化されて起きる現象と言う。


梅雨前線の動きが鈍く、同じ場所での雨量が多くなる傾向のようだ。


夜中に目覚め読みかけの帚木蓬生(ははきぎほうせい)『蠅の帝国』を読み終えた。


博打屋の下手な読後感より是非一読を薦めたい。


支那事変から太平洋戦争終結後までの期間、内地・満州・中国大陸・東南アジアを舞台とした軍医と医師を主人公とした15話からなる短編集。


読んでいると、これはフィクションなのかノンフィクションなのか分からなくなるが、「私」と言う一人称で書かれた主人公は、一人の大尉を除き中・少尉、軍医見習士官、医師と何れも20代半ばの若者たち。


彼らが医学者として戦争にどう向き合ったか、自分の置かれた状況と任務を明快に語っている。


蔓延する疫病との戦いも軍医のもう一つの戦争。


欠乏した医薬品や医療器具の中で、手をこまねいて死を看取るしかない目の前の現実は、医術の道を進む者にとって苦悩の日々でしかない。


似た現実は至るところにあった。


彼らがその時何を考え、どう行動し、結果的に何を思ったのか、著者は個人の内面をより深く掘り下げる事で戦争の実相に迫っている。


くどいが、是非読んで頂きたい。


医療関係者の読者は既に多いのではなかろうか。


明日(5日)からの雨予報がピンと来ない好天となった午後、取手・千葉競輪の決勝に京王閣に出向いた。


取手はパーキンスが後ろを連れ力の違いを見せつけライン決着。


3連単550円は敢えて避けて買ってしまった。


千葉はボティシャーと根田の争いと決め打ちし、内藤を2着に入れなかったので、3着根田に泣かされた。


せっかく外人2人が優勝したのにモノに出来なかった。


再び消化不良の競輪商い。

二匹目のドジョウではないが、オフト京王閣が敗者復活を呼び掛け手招きしているように見えた。


今日は大井競馬東京ダービー。


20時まで待つのは疲れるが、仕方なくジッと我慢の子。


無駄打ち出来る事情でもない。


東京ダービーはハッピースプリントが圧倒的人気。


羽田盃をブッ千切ったので、2・3着馬とは勝負付け済んだと思い、相手を別路線組から選んだが、2着スマイルピースを落としてしまい、3着サーモピレーの3連単を逃した。


それにしても久々に強い東京ダービー馬を見た。


浦河の辻牧場の自家用馬だ。


辻牧場には何度かお邪魔している。


初めて行ったのは30年前になろうか。


海を見下ろす半島の上にあるゲストハウスに泊めて頂いた時の夕景は忘れられない。


浦河の名門牧場が蘇った感だ。


おめでとう辻さんと言いたい。


どこまで勝ち続けるのか今後が楽しみだ。

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