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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『催花雨( さいかう) 』

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毛布を一枚減らしても寒さを感じない朝(26日)。


春は一気に近づいて来た。

昨日(25日)桜の開花宣言が出た。


今日は西から天気が崩れるようで、関東は夕方から雨になるとの予報。


桜を咲かせる風は春二番と言うが、花を咲かせる春の雨を「催花雨」と言う。


春雨には違いないのだが、如何にも自然観察の豊かさを示す言葉ではないか。


「催」は催促や催事の「催」だ。


開花を催促する雨とでも言うのか。


しかし、字面としては良いのだが、響きとしては春雨の方が良い。


月末が近付いた今日、博打屋にとっては「催金雨」にも思えて来る。


前のお宅の今日のコブシ(写真)。


3日目だから昨日一昨日の写真と見比べてみると、草木が一気に目覚めているのが分かる。


レンギョウの緑がかった黄色が日に透かされる(写真)。


木蓮だと思うが見事に満開だ(写真)。


駅までの道々、多摩の里は春の花競演だ。


日曜(23日)の阪神大賞典のゴールドシップについて、逆立ちしても負けないと言う加藤トラックマンの中京土産だが、そんな情報こそアップして欲しいとのご意見を頂いた。

尤もな事だが、こうした話は非情に難しい。


ニュースソースが分からないし又聞きの話。


あのメンバーなら負けないと思い切れる人なら、加藤君の話を待つまでもなくゴールドシップは単候補。


取りこぼす要素を見出だす人には馬券的カモ。


結果は危なげない勝利だったから「逆立ちしても勝てる」に軍配。


結果論に過ぎないが、博奕は結果が全てだから、価値ある土産話に違いなかった。


しかし、同じく土産話が最終レースにもあったのだ。


同じ関西筋からビナスイートの好感触を聞いたと言う。


このレース、5頭の関西馬が出ておりメイショウノーベル、ビナスイート、ゴーイングクレートは人気上位。

しかし、メイショウノーベル以外の関西馬は軒並み馬体重減。

特に注目のビナスイートはマイナス22キロ。


パドックで馬を見ながら博打屋は悩んだ。


「良い話」を聞き込んだが、果たしてこの馬体減で大丈夫か。


このレースの馬体減で10キロを超えたのは関西馬3頭。


3連休渋滞で輸送に何かあったかと懸念された。


レースは関東馬伏兵ヘアーオブザドックが追い込み、関西馬ゴーインググレート・メイショウノーベルと決まった。


ビナスイートに疑問があった博打屋は「良い話」ながら買わなかったが、馬券は外した。


もしこの土産話をアップしたら余計な話に終っただろう。


競馬に於ける情報と言うものには多面性があり、必ずしも結果に結び付くものではない。


特に担当厩舎、厩務員からの「良い話」と言うのは多分に私情が入り込むので、客観性を損なう事が多い。


しかも、こうした「良い話」に依存するトラックマンは馬を見る力が付かなくなる。


そう言った背景から阪神大賞典の「良い話」をアップしなかった。


今日(26日)は西武園決勝。


ギリギリ間に合った決勝だが、長井妙樹が先行するものと読んだ博打屋の外れ。


昨日(25日)の準決勝で長井の2着に甘んじた竹山陵太が最後踏んでなかったので今日は出番かと予想していた。


そこまでは正解だったが、長井の捲りとは読み違い。

負けられぬ1戦を落としてしまったので益々「催金雨」を覚悟したが、どうやら雨は明日(27日)にずれ込むようだ。

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