やはり寒さが戻った彼岸となった。
彼岸については毎年触れるので割愛するが、明日(21日)の中日は「春分の日」で祭日。
競馬開催と重なるので書く余裕がなかろう。
春秋年2回ある「彼岸」だが、秋は秋彼岸と呼び、ただ彼岸と言うと春を指す。
博打屋の記憶にはおはぎ・ぼた餅を作る母親の姿しかないが、お彼岸とはそう言うものだった。
毎年のお復習だが、明日の春分の日は太陽が春分点に達し黄経零度となり、昼夜の長さが同じになる。
そしてこの日を境に夏至(6/21)まで徐々に昼が長くなる。
昼夜の長さが同じと言うことは、太陽は真東から上り真西に沈む。
陽の沈むその輝く真西に極楽浄土があると言う。
西方浄土の仏説だが、まだ見ぬ死後の世界をそこに求めたのも何となく分かるではないか。
彼岸会はこうした説法を寺院で行い、信者は寺院に参詣し墓参もする。
しかし、このような習俗はインド・中国には見られず、日本独自のものとなったそうだ。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言うように、この頃から気温も上がり、霞たなびく春の景色が現れる。
今日(20日)は各地で冬に逆戻りの寒さだが、一雨毎に暖かくなるものと自然の摂理に従うしかない。
雨を見上げながら明日からの3日間競馬の資金に思い悩む。
弥生3月も終わりに近付くと悩みも増える。
春雨じゃ濡れて参ろうと京王閣に名古屋「日本選手権競輪」3日目に出向いた。
後半3レースが守備範囲。
前半はかなり荒れており、一部選手の出場自粛が控えている背景が窺える。
5月以降の自粛選手にトップ選手が多く、今後のG1戦線は残された選手に千載一遇のチャンス。
各々が色気を持って臨むので一筋縄ではいかない。
初日から予選レースは荒れ放題。
そんな中で武田、深谷、新田祐大が抜けた強さを見せているが後半どうなるか。
9Rは村上義弘か渡邉一成かと迷い渡邉に重きを置いて失敗。
村上は絡まれながらも強かった。
10R、新田祐大・伏見で仕方ない売れ方。
素直に3着選びで牛山を選んだが飯嶋との際どい写真判定。
辛うじて牛山が残り新田・伏見・牛山7-1-2,1320円は3番人気決着(写真)。
11Rは平原・岡田で売れたが別線に飯野、中川がおり荒れても不思議なかったが、やはり平原が一枚上。
そう思い平原から何点か3連単を買い、よもや嫌いな岡田が平原を差したらと、1点だけ岡田・平原を追加保険。
やはり平原が強さを見せたが岡田がゴール前チョイ差し。
嫌な奴だなと思ったが岡田・平原5-1,930円(写真)。
平原からの3連単被害を軽減してくれた。
懐事情から車単で保険を押さえる工夫をしながら辛うじて凌いだ。
突如固く収まった後半3レースに出向いたのが幸だったのか不幸だったのか。
明日(21日)に繋がる勝ちではなかったが、明日も生きれる敗けでなかったことを感謝した。