『盂蘭盆競馬』

寝苦しい夜明けを迎えた(15日)。
窓を閉めて寝るのも、そろそろ限界か。
連日、目眩のするような暑さが続く。
我が『愁思符庵』のエアコンは、まだ一度も使っていない。
生きているのかどうか、一度は試してみなければならないが、多分動くだろう。
しかし、エアコン苦手な博打屋だから、おそらく今年も使わないだろう。
明け方、扇風機を回して残りの眠りに就いた。
今日(15日)は盂蘭盆会である。
サンスクリット語のウランバナの漢訳で、大変な苦しみの意と言う。
盆は祖霊祭のことで、旧暦7月15日の行事だった。
現在は今日の7月盆と8月盆とが併用されているが、お盆と言うと8月盆を指すことが多い。
それにしても、天気予報図を見ると、日本列島真っ赤かの真夏日・猛暑日マークだらけ。
ご先祖様たちも、こんな日本じゃなかったはずだと、驚いているのではないか。
そんな暑さの中でも、粛々と博奕は行われる。
今日は函館競馬で荒れる函館記念G3が行われる。
何故荒れるのか、要因は多々あるが、最も単純な理由は、夏本番の競馬サークルは、気の弛む要素が多い。
人の気が弛むと馬にも微妙に影響する。
馬を仕上げる人にも弛みがあれば、乗る人、更には予想を付ける人々にも弛みはある。
一重に、夏の暑さと解放感のなせる技と言っておこう。
夏のローカル分散開催は、競馬関係者にとっては人脈作りや、人間関係を深めるボーナス期間のようなものなのだ。
そんな最中の競馬に、確かなものを求める方が無理もある。
しかし、それが荒れる函館記念の主因ではない。
スタミナを要する函館の芝が、しばしば予想を裏切る結果をもたらす事に他ならない。
前半が速くなるのもこのレースの波乱の要因。
今日のメンバーがこの傾向に巻き込まれなければ順当にも収まろう。
逃げ馬がどう逃げてくれるか、スタートまで分からない。
グリーンFの仕事人・海老名君は中京9Rゴールドケープの現クラス勝ちの実績に期待のようだ。
博打屋は福島10Rスズカグラーデ、ジャスパーウィン、アスタースウィング、ダークリパルサー、ショウナンカイドウ。
福島11Rゴールドクイーン、フミノムーン、タマモブリリアン、タイセイプライド、アイライン。
函館10Rマスターコード、クレッシェンドラヴ、ジェシー、アインザッツ、ホリデーモード。
函館11Rエアアンセム、エテルナミノル、スズカデヴィアス、プレシャスジャーニー、カレンラストショー。
中京11Rオールマンリバー、ジュンヴァルカン、ラインルーフ、カゼノコ、アスカノロマン。
以上だが、福島12Rグラスブルースの連闘に注目したい。グランデウィーク、キングスヴァリュー、アオテン、リンガスネオ。