『猛暑日列島』

前夜のワールドカップ、日本対セネガルの試合が引き分けとなり、朝のニュースは日本チーム決勝進出が大きく近付いたと報じていた(25日)。
深夜の試合を見た人も多いようで、日本中が寝不足の朝を迎えたようだ。
週明けの気分はと聞かれると、まあ、良しと答えるべきか。
サッカーの結果のことではない。
上半期競馬最終日の昨日(24日)の商いである。
棚卸しをしなければならない節目だったので、少々の的中では収支が合わない。
「収支不安」だから、我が家は『愁思符庵』と命名されている。
そうそう辻褄が合わなくても良いのだが、「終始不安」でもこれまた困る。
たまには「収支平安」がないと、干上がるではないか。
昨日の宝塚記念では、その収支平安が訪れかかったが、あと１頭の選択漏れで、並の商いとなってしまった。
結果に関しては、そう驚く1・2着馬ではなかったが、3着馬の推理に力尽きてしまったか。
惜しむらくは3連単は元より、3連複すら引っかけられなかった事だ。
余りにミッキーロケット、ワーザーの人気薄抜擢にエネルギーを使い過ぎ、もう１頭を捻り出す気力がなかった。
そう反省すると、博打屋も並の博打屋だ。
競馬では人気馬総崩れと言うシーンは多々ある。
昨日の宝塚記念のように、安直な人気馬が出現するレースでは、予想の推理がそれらの馬を中心に組み立てられているので、1頭転ければ皆こける状態になる。
そこを考慮に入れるなら、3着ノーブルマースまで目が向いたかも知れない。
所詮、サトノダイヤモンド、キセキの菊花賞馬には触手が動かなかったのだから、ここは、大胆に人気馬総崩れを想定すべきだった。
まあ、反省だけならサルでもするが、人の場合、博打は賽を投げる前に反省しておかなければならない。
予想通り、ワーザーの本気度は見てとれたが、マイナス27キロ発表を見て、どうしたことかなと、余計な心配をしてしまった。
馬単を避けて馬連の保険にしたのは、怪我の功名と言えたか。
棚卸し競馬の昨日(24日)は、シャンポールナイト、リスペクトアースの馬券で弾みが付き、トラストケンシンがダメ押ししてくれた。
おまけに東京最終レースのゴールドブラッド田中勝春騎手が更にだめ押し。
天気の回復と共に、博打屋の懐にも夏の日差しが少し届いた最終日だった。
今日(25日)は猛暑日の暑さが訪れた。
早朝からデイサービスの送迎に出向いたが、サッカー寝不足でもないのに狭い道路で車を傷付けてしまった。
朝からツイてないなと、上半期の疲労が蓄積している博打屋に気付いた。
長い夏の始まりを思わせる暑さの中で、博打屋も夏競馬仕様に心身を切り替えねばなるまい。