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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『転んでも只で起きぬ・・・』

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天気は下り坂だというが、晩春のしのぎやすい朝(24日)。
今日は近場の賭場もないので全休日と決め込み、身辺雑事の処理に充てる心積もり。
気になっている雑事の筆頭は、今月一杯の納付期限の付いた交通違反切符の処理だ。
2月の終わりに一時停止違反で切符を切られたが、異議申し立てをするなら、その時の期限内に支払いをするなと言う交番のお巡りの説明だった。
払うと一件落着となり、意義申し立てが出来なくなるからだ。
その支払い期限を無視していれば、再度支払い通知が来るから、それを待てと言うことだ。
待つこと1カ月半、先日改めて通知が来た。
受け取って10日以内に反則金を支払えというものだ。
しかし、異議申し立てなら、この通知も無視しなければならない。
払うと一件落着となる。
その期限が今月一杯となっているが、博打屋としては期限内に次の段階に進めないものかと所轄の東京地裁立川支部に出向いた。
念のため、電話で確認すれば良かったが、すぐ隣には去年訪れた国立国語研究所があり、昭和記念公園も近い。
1週間ほど前の朝の天気予報が、昭和記念公園のチューリップ園からの中継で、本場オランダの公園を模して造られたものだと伝えていた。
昭和記念公園には何度も行っているが、チューリップの情報は初めてだった。
立川競輪が開催中か、せめて場外発売でもしていれば、11時までの受付を済ませ、午前中を違反切符雑事処理にあて、午後商いが合理的だったが、今日は何もやっていない。
ならばチューリップ見物方々裁判所行きかと、午前中立川に出向いた。
どちらが本題か分からない。
立川北口に広がる広大な敷地一帯には、裁判所を初め、自治大学や防災医療センター、市役所、自衛隊立川駐屯地など、様々な国公立の施設が集中している。
裁判所までは歩いて30分程度で行けるが、今日は多摩モノレールで1駅、高松で降りて歩いた。
国立国語研究所と隣接しているのが裁判所だ。
立派な建物に圧倒される。
担当部署に行くと、持参の通知書を見ながら担当者が言うには、まだ期日内なので異議申し立ての前倒し手続きは出来ないと言う。
つまり、ほっておいて次の通知が来るまで待てと言うことだ。
やはりそうかと、電話で済むことを無駄足運んだなと後悔した。
この段階までは、処理が東京都だから立川となっていたが、次の通知は神奈川県からの通知だと言う。
おそらく9月以降になるとのことだ。
う~ん、先の長い闘いになるてはないかと覚悟した。
少し曇よりとした空だが、散策には好都合。
隣の国語研究所に寄ろうと裁判所を出ると、国立極地研究所「南極・北極科学館」と言う建物に気付いた。
隣の国語研究所と同様、大学共同利用機関法人と銘打ってある。
行ってみると立派な科学館となっており、南極・北極での観測研究活動を紹介している。

イメージ 1

こりゃ楽しい施設だなと、まず無料に満足。
日本の極地観測の歴史が学べるようになっている。
中でも、オーロラシアターは直径4メートルの全天ドームスクリーンに、南極や北極で観測されたオーロラ映像をムービーで映し出している。
ソファーに座り、しばしオーロラを楽しんだが、まさかこんなところでオーロラを見られるとはと、儲けもんだわと満足。

イメージ 2

さらに驚いたのは、南極の氷に触られることと、リアルタイムの南極基地の映像が見られることだ。
1957年、オングル島に昭和基地が出来た当時は11人の隊員が4棟の基地で越冬した。
今は、60棟以上となり、衛生電話、床暖房、風呂、水洗トイレなどが完備された世界有数の科学基地となったそうだ。
気が付くと館内見物者が増えてきた。
おそらく知らぬは博打屋だけで、世の人には知られた穴場なのかも知れない。
ここは是非、昭和記念公園散策の一環に加えたい施設だ。
そう思いながら国語研究所に立ち寄り、その後昭和記念公園へと歩いた。
今日は道順から初めての高松口からのアプローチ。
昭和記念公園にはみどりの文化ゾーンという無料エリアがあり、ここには昭和天皇記念館がある。
ここを抜けて立川口から本園に入ると、広大な公園に引き込まれる。
見所は一杯あるが、今日の目的はチューリップ。
すでに新緑一色の園内をテクテクと歩いたが、気持ちが良いことこの上ない。
チューリップの大半は終わっていたが、まだ名残は残っていた。

イメージ 3

イメージ 6

絵を描いている人がいたので、しばらく見物させてもらった。
木村新さんという人で、6月9日から25日までの風景画展に間に合わせるとのことだ。

イメージ 4

イメージ 5

時間があれば個展に行ってみたいと思った。
広い園内を見るには、半日はたっぷりかかる。
日本庭園などは次回に回すことにして、次なる目的地に急いだ。
それにしても、裁判所は不発だったが、極地研究所とチューリップは儲けもの。
転んでも只じゃ起きない博打屋だと、自己満足で駅にむかった。

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