『正月満月スーパームーン』

穏やかな新年の朝が続く(2日)。
箱根駅伝がスタートする時間にはまだ布団の中だった。
大晦日の除夜の鐘突き夜行が堪えたか、体がきつく惰眠を貪っている。
元より寝正月覚悟の今年だから、ぐたぐたと怠惰な三が日となるのは仕方ない。
元旦から京王閣ナイターと取手、伊東競輪場外発売をやっているが、初商いは今日の午後からと決めていた。
箱根駅伝を見て取手、伊東の準決勝を目論んでいたが、出掛けに大家さん宅を覗くと庭先で弓矢を作っていたので話し込んでしまった。
近くの氏神さまで行われる神事に使う弓矢だと言うことで、細い笹竹を七輪の火であぶり、真っ直ぐに仕立て直していた。
神社の役員をしているそうで、大晦日は夜通し火を焚いて初詣客の接待をしてたそうだ。
最近では、除夜の鐘がうるさいだとか、夜通し焚く火の煙りが洗濯物に付くだとかといった苦情もくるそうだ。
山の上の神社の境内で焚く火の煙りが、どうして下の民家の洗濯物に届くんだよと、笑っていたが、そんな時代になって来たのだ。
新年の挨拶が長話しになり、京王閣出陣が遅れてしまった。
ちょうど、大晦日から実家に行っていた知人が孫たち家族を置いて一人で帰京したそうで、夕方飯を食おうと連絡があった。
仕事始めは京王閣ナイターも選択肢にあったが、取手の準決勝一レースしか出来ない時間だ。
まあ、明日(3日)もあるわなと、今年最初の一レースに手を出した。
しかし、去年のグランプリを外して以来の博奕はまたしても外れ。
初商いならずで京王閣を出て下北沢に出向いた。
正月2日というのに下北沢は賑わっていた。
予定した店は2軒とも予約で一杯。
少し甘く見ていたが、正月居残り組が新年会にドｯと町に繰り出したようだ。
今日は満月。
今年一番大きいスーパームーンだという。
初荷、初夢、書き初めなど、すること為すことすべてに「初」が付く。
博打屋の初商いは不発だったが、まだ初夢を見ていない。
今夜見ても初夢だと思うが、はて、どんな夢を見るか。
箱根駅伝往路の中央大学はシード圏内に残ったが、果たして明日はどうなるか。
箱根駅伝を見ていると、いつかは箱根の宿に泊まって見てみたいと思うが、大変なことだろうなと気後れする。
まあ、テレビで見るのが楽で安上がり。
寝正月の楽しみとして、国民的行事になったと感心する。