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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『嗚呼、初夏の候』

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今日までは初夏の候との天気予報(25日)。
ジッとしているのが勿体ない青空が広がっているが、今週末から始まるゴールデンウィークに備え、色々な面で計算をしなければならない境遇である。
今週末(29日)は「昭和の日」で祝日であり、世の中はそのままゴールデンウィークに突入だが、暦通りなら5月1・2日が月・火曜日の平日で、この2日が大型連休を中断している。
しかし、人によってはこの2日間を休めば、5月7日まで連続9日間の休みとなる。
この間、競馬は青葉賞(29日)、天皇賞(春・30日)、京都新聞杯(5/6)、NHKマイルカップ(5/7)が控えている。
もちろん今週末から春の新潟開催も始まり、来週は新潟大賞典(5/7)もある。
おまけに5月2日から7日までは、京王閣競輪場でG1・日本選手権が行われる。
まさに、ギャンブル・ゴールデンウィークである。
博奕稼業としては、ナンボ儲かっちゃうかと、皮算用にワクワクだが、その前に、ナンボのタネ銭を用意しなければならぬかと悩みが先立つ。
博奕は手品じゃないのだから、先ずはタネ銭が必要となる。
来るべき長丁場をしのぎ渡るには、某かの実弾を調達しなければならない。
何処かの国のように、日本海に向けて無駄な砲撃をしている場合じゃないのだ。
概ね安定した天気が予想されているこのゴールデンウィークだから、何とか博打屋も稼ぎ溜めをしたい。
近場の京王閣で日本選手権が行われるのは、博打屋に地の利を与えてくれているものと秘かに期するものもある。
う~ん、その為にも今日明日にも資金調達が急務だ。
そんな悲壮感すら抱きながら玄関のハナズオウを見直すと、昨日(24日)書いた事の間違いに気付いた。

イメージ 1

スオウ(蘇芳)と言う色は紫ではなく、赤(紅)の染料である。
ハナズオウの花はその色に似ているから、蘇芳の名が付けられたので、花も確かに紫と言うよりは赤(紅)と言うべきか。
紫と言うのは藤の色を言うのが正しいか。

イメージ 2

まあ、「豊かな生涯」と言う花言葉が、より日本的だと解釈するには変わりない。
天気の良さに西武園決勝行きが視野にあったが、現場に出向き負け戦の平原を買うのもまたミクロの配当で悩まなければならない。
昨日(24日)の準決勝敗退も少々平原の油断もあったはずだ。
少しなめてかかったかなと言う結果だった。
結局、決勝は脇本・稲垣・村上博幸・澤田と4車ラインの稲垣が断然有利、ただ一人のS班となった。
そんな決勝にわざわざ行くのも、景気が良ければ喜んで!の一声だが、良いのはお天気だけだ、今日(25日)の決勝は電話投票で1戦必勝を目論んだ。
オッズを見ると、脇本が引っ張る稲垣・村上が売れている。
当然の事だが、電話投票で幾らも買うわけでない博打屋だから、何とか小銭で資金調達をと波乱を考える。
しかし、どう考えても当てたい一心となると稲垣が外せない。
一度は3分戦の自力型の3人のボックスと言うシーンを考えた。
しかし、それでは稲垣抜きのボックスになる。
そこまで荒れるかなと、後で思えばこの時の懐疑が貧乏人の発想。
この時、エイヤァの気持ちで一旦ボックスを打ち込めば良かった。
そこを躊躇して、脇本を外し稲垣・松谷・近藤隆司の、何ランクも安くなる組合せにしてしまった。
この組合せでも、月末クリアに十分な配当であったのだ。
しかし、レースは思わぬ展開を呈した。
脇本の後ろを松谷が奪い近藤隆司が続いた。
稲垣は松谷に沈められ、前の3車がそのままゴールを目指し、松谷・近藤・脇本と入線した。
うそっ、自力型3車かよと博打屋は大変な間違いをしたことに気付いた。
スマホ観戦で写し出された配当は224440円。
一瞬、最初のままの投票にしてなかったかと投票履歴を見直した。
しかし、確かにその発想を止めて、脇本と稲垣を入れ換えて投票してある。
もちろん、決定後の的中メールも鳴らない。
やっちゃったかぁと何時もの自己嫌悪。
22万車券は滅多にお目にかかれないのになぁと、後悔しばし。
思えば、昨日(24日)準決勝で平原が消えた時点で、怪しげな決勝と判断すべきだった。
後の祭とはこの事、平原を沈められた関東の選手が、そう易々と脇本先行の番手稲垣を勝たせる訳には行くまい。
平原無き決勝なら、代わりに俺が俺がと松谷や近藤が狙うのが西武園ファンへのオトシマエと言うものだ。
そこを大胆に読めば、自力型3車の力決着も十分あったのだ。
う~ん、何を言っても唇寒し初夏の風じゃないか。
いや、浮き世の風は、より多くを求めた博徒になびいたか。
稲垣絡みは先ず決まりだろうと、勝手に決めるファンも意思薄弱。
勿論、博打屋もその類いだ。
競馬も然りではないか。
1本被りが如何に危ないかは十中八九の現実だ。
先週の競馬も、戸崎の1本被りがどれだけ裏切ったか。
戸崎も下手な面もあったが、人気の偏りに頼る買い手も悪い。
痛い思いをしながら人は成長するのだが、博打屋もまだ成長過程か。
もう、そんな時間は残されていないと言うのに。
嗚呼、初夏の候。
タネ銭は益々乏しく、時ばかりが過ぎ行く。
酷いトイレだと、可愛いCMがあるが、博打屋としては、酷い博奕だとぼやきたい。

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