早々と正月が過ぎ、如月を迎えた(1日)。
何時もの週明けと言えばそれまでだが、一年の始まりの正月に次ぐ如月の始まりだと思うと、またあっと言う間の申年になるのだろうと時の流れの早さが身に堪えるようになってきた。
人間、残り人生の短さを犇々と感じるようになると、一日一月がズシリと感じられるようになる。
去年も書いたが、1月行った2月逃げた3月去ったの言葉遊びが思い浮かぶ。
今日は如月下弦、節分を明後日に控え時は一気に春の行事に向かって進む。
月初めに半月とは控えめだが、正月の諸々の不ヅキをこの月替わりに託したいものである。
予兆は昨日(31日)の競馬に見られた。
朝一の京都トゥールエッフェルの逃げ切りには驚いたが、複勝しか手が出せなかった。
中京の敗退直後で弱気になった。
後半のチェリーヒロインやワキノブレイブの好走は博打屋を助けてくれたが、惜しむらくは東京最終のマルターズアポジーの逃げ切り勝利の2・3着馬を間違えた事だ。
マイネル会員の知人がご丁寧にも自信を持って要らないからねとアドバイスしてくれた。
まあ、よく有ることだが、つい相手馬に迷っているときには、そうだよなと博打屋もその気になる。
前日(30日)から突然痛み出した右下の奥歯が一層痛み始めた最終レースだった。
その歯の治療と家賃払いが週明けの、いや、月替わりの今朝の課題だ。
歯医者は朝の受付を待って電話して予約を取った。
何しろ何時でも良いですよと言われるのも今時の歯医者としては心配にもなろうが、平成2年にこの町に開業している歯医者で、今としては古いビルにある。
かつて、作家・浅田次郎の女房が婦人服屋をやっていた通りのビルで、浅田次郎もこの近くにアパートを借りていた。
初めて歯医者選びをした時はどうしようかと 引けてしまったが、前回の抜歯時の受診でそこそこ安心感のする歯医者であることが分かった。
ベテランの看護師さんとDr,の呼吸がピタリで、もしこの看護師さんが居なかったら代わりはいるのかなと余計な心配すらする手際の良さだった。
歯医者の予約はすんなりいったが、次の課題は大家に出向くことだ。
在宅を確認すると丁度出掛ける前だったのでその前に出向いた。
大家は自分が不在勝ちだから何時ても良かったようだ。
一先ず月初めの課題をすませ歯医者を待ったが、今日はもう一つ課題があった。
今月中旬に予定されている腎臓高血圧内科の蓄尿の提出を明日(2日)の麻酔科受診日に前倒ししてもらった経緯がある。
何しろ月曜受診日だと前日丸々一日分の尿を溜めるには競馬場に持って行かなければならない。
そこで、尿だけは明日に備えて溜めなければならない。
今日(1日)は高松競輪準決勝を立川競輪場で商う予定だ。
立川競輪場は本城開催初日でガールズケイリンもやっている。
リュックに4リットルのポリタンクを仕舞い込み歯医者に出向いた。
既に1回分の尿が入っている。
歯医者は歯を見るなりレントゲンを指示し、結果は虫歯になりかけているので神経を取りましょうと言って麻酔をかけた。
これは少々痛かったが、麻酔が効いてからは何ともなくなり、何やらガリガリやっている感じだけはわかった。
時間は僅かだったが、治療を受ける方には長く感じた。
麻酔が切れるまで1時間位で、万一の痛みに対して鎮痛剤の処方をしてくれた。
取りあえずホッとした博打屋であった。
ぽーっとした頭で立川まで出向きバックスタンドの席を求めた。
気温は底冷えのする寒さで、さすがにタンクを背負っての外では辛い。
着くとガールズの6Rが始まっていた。
固く収まったようで、7Rも尾崎睦が居るので固そうであった。
家賃を支払っての残り銭での戦いだけに、博打屋は尾崎から細田・島田の108期生の争いと、売れ筋に頼りたくもあった。
尾崎からの3連単は300円台や500円台であった。
しかし、もし尾崎が負ければ配当は少し高い。
競馬の1本被りと同じ命題を付きつけられているようなものだ。
競馬とて1本被りは危ない。
そう思い1番細田から2番島田、4番尾崎のフォーメーションを買って見ていた。
尾崎1着からの勝負は避けることにした。
レースは尾崎が早目に出て細田・島田と並び固い決まり手の様相。
しかし、直線で細田・島田が尾崎を交わし1-2-4と入線した。
尾崎は何連勝中かと言う選手だ。
たまには負けることもあるわなと、高松競輪の方に気を取られていると、立川7Rの配当が出て博打屋は目を疑った。
一桁違うのではないかと言う30430円である。
何ともラッキーな配当にありついた。
歯の麻酔が切れ始める頃で、痛みを感じていたが、それも何処へやら。
気分良く予定外の立川8Rを手を出すと山本・木田・藤光7-2-1、4780円が的中。
どうしたことか嬉しいスターとなったものだ。
立川はガールズだけと思っていたが、高松競輪も荒れムードで手が出し辛い。
立川後半9・10・11Rの波乱車券を外し少し手持ちを減らし始めたのを食い止めた。
立川12Rは泉・小笠原の3着探しであったが、上手く一捻り出来た。
1-9-8、2160円は高松競輪準決勝の損失を補填してくれた。
肝心の高松競輪準決勝は何れも外した。
12Rは敢えて浅井・深谷・南の410円を外して買ったが、こう言う車券で勝負は出来なかった。
競輪場で2度タンクにおしっこを貯め、リュックに入れて博打屋は競輪場を後にした。
乏しい手持ちでリュックに蓄尿タンクを背負い、この寒さの中を出向いてきたが、家賃をカバーするに十分な手間になったのが嬉しくて歩みが軽やか。
しかし、弾んで歩く度に背中のタンクが
チャポチャポと音がする。
溢れはしないが、誰が一体博打屋のリュックに蓄尿タンクが入っていようと思うだろう。
如月朔日に歯の神経を抜いたが、その痛みを和らげる手間賃が入ったことが何より嬉しい。
夜、ついに満タンになったタンクを眺めながら、明日(2日)の高松競輪決勝を考えていた。
浅井の充実振りは目を見張るものがある。
深谷と原田が相手だろう。
間隙を突けば池田の台頭も見込めるか。
何時もの週明けと言えばそれまでだが、一年の始まりの正月に次ぐ如月の始まりだと思うと、またあっと言う間の申年になるのだろうと時の流れの早さが身に堪えるようになってきた。
人間、残り人生の短さを犇々と感じるようになると、一日一月がズシリと感じられるようになる。
去年も書いたが、1月行った2月逃げた3月去ったの言葉遊びが思い浮かぶ。
今日は如月下弦、節分を明後日に控え時は一気に春の行事に向かって進む。
月初めに半月とは控えめだが、正月の諸々の不ヅキをこの月替わりに託したいものである。
予兆は昨日(31日)の競馬に見られた。
朝一の京都トゥールエッフェルの逃げ切りには驚いたが、複勝しか手が出せなかった。
中京の敗退直後で弱気になった。
後半のチェリーヒロインやワキノブレイブの好走は博打屋を助けてくれたが、惜しむらくは東京最終のマルターズアポジーの逃げ切り勝利の2・3着馬を間違えた事だ。
マイネル会員の知人がご丁寧にも自信を持って要らないからねとアドバイスしてくれた。
まあ、よく有ることだが、つい相手馬に迷っているときには、そうだよなと博打屋もその気になる。
前日(30日)から突然痛み出した右下の奥歯が一層痛み始めた最終レースだった。
その歯の治療と家賃払いが週明けの、いや、月替わりの今朝の課題だ。
歯医者は朝の受付を待って電話して予約を取った。
何しろ何時でも良いですよと言われるのも今時の歯医者としては心配にもなろうが、平成2年にこの町に開業している歯医者で、今としては古いビルにある。
かつて、作家・浅田次郎の女房が婦人服屋をやっていた通りのビルで、浅田次郎もこの近くにアパートを借りていた。
初めて歯医者選びをした時はどうしようかと 引けてしまったが、前回の抜歯時の受診でそこそこ安心感のする歯医者であることが分かった。
ベテランの看護師さんとDr,の呼吸がピタリで、もしこの看護師さんが居なかったら代わりはいるのかなと余計な心配すらする手際の良さだった。
歯医者の予約はすんなりいったが、次の課題は大家に出向くことだ。
在宅を確認すると丁度出掛ける前だったのでその前に出向いた。
大家は自分が不在勝ちだから何時ても良かったようだ。
一先ず月初めの課題をすませ歯医者を待ったが、今日はもう一つ課題があった。
今月中旬に予定されている腎臓高血圧内科の蓄尿の提出を明日(2日)の麻酔科受診日に前倒ししてもらった経緯がある。
何しろ月曜受診日だと前日丸々一日分の尿を溜めるには競馬場に持って行かなければならない。
そこで、尿だけは明日に備えて溜めなければならない。
今日(1日)は高松競輪準決勝を立川競輪場で商う予定だ。
立川競輪場は本城開催初日でガールズケイリンもやっている。
リュックに4リットルのポリタンクを仕舞い込み歯医者に出向いた。
既に1回分の尿が入っている。
歯医者は歯を見るなりレントゲンを指示し、結果は虫歯になりかけているので神経を取りましょうと言って麻酔をかけた。
これは少々痛かったが、麻酔が効いてからは何ともなくなり、何やらガリガリやっている感じだけはわかった。
時間は僅かだったが、治療を受ける方には長く感じた。
麻酔が切れるまで1時間位で、万一の痛みに対して鎮痛剤の処方をしてくれた。
取りあえずホッとした博打屋であった。
ぽーっとした頭で立川まで出向きバックスタンドの席を求めた。
気温は底冷えのする寒さで、さすがにタンクを背負っての外では辛い。
着くとガールズの6Rが始まっていた。
固く収まったようで、7Rも尾崎睦が居るので固そうであった。
家賃を支払っての残り銭での戦いだけに、博打屋は尾崎から細田・島田の108期生の争いと、売れ筋に頼りたくもあった。
尾崎からの3連単は300円台や500円台であった。
しかし、もし尾崎が負ければ配当は少し高い。
競馬の1本被りと同じ命題を付きつけられているようなものだ。
競馬とて1本被りは危ない。
そう思い1番細田から2番島田、4番尾崎のフォーメーションを買って見ていた。
尾崎1着からの勝負は避けることにした。
レースは尾崎が早目に出て細田・島田と並び固い決まり手の様相。
しかし、直線で細田・島田が尾崎を交わし1-2-4と入線した。
尾崎は何連勝中かと言う選手だ。
たまには負けることもあるわなと、高松競輪の方に気を取られていると、立川7Rの配当が出て博打屋は目を疑った。
一桁違うのではないかと言う30430円である。
何ともラッキーな配当にありついた。
歯の麻酔が切れ始める頃で、痛みを感じていたが、それも何処へやら。
気分良く予定外の立川8Rを手を出すと山本・木田・藤光7-2-1、4780円が的中。
どうしたことか嬉しいスターとなったものだ。
立川はガールズだけと思っていたが、高松競輪も荒れムードで手が出し辛い。
立川後半9・10・11Rの波乱車券を外し少し手持ちを減らし始めたのを食い止めた。
立川12Rは泉・小笠原の3着探しであったが、上手く一捻り出来た。
1-9-8、2160円は高松競輪準決勝の損失を補填してくれた。
肝心の高松競輪準決勝は何れも外した。
12Rは敢えて浅井・深谷・南の410円を外して買ったが、こう言う車券で勝負は出来なかった。
競輪場で2度タンクにおしっこを貯め、リュックに入れて博打屋は競輪場を後にした。
乏しい手持ちでリュックに蓄尿タンクを背負い、この寒さの中を出向いてきたが、家賃をカバーするに十分な手間になったのが嬉しくて歩みが軽やか。
しかし、弾んで歩く度に背中のタンクが
チャポチャポと音がする。
溢れはしないが、誰が一体博打屋のリュックに蓄尿タンクが入っていようと思うだろう。
如月朔日に歯の神経を抜いたが、その痛みを和らげる手間賃が入ったことが何より嬉しい。
夜、ついに満タンになったタンクを眺めながら、明日(2日)の高松競輪決勝を考えていた。
浅井の充実振りは目を見張るものがある。
深谷と原田が相手だろう。
間隙を突けば池田の台頭も見込めるか。