朝6時の目覚ましが、冷え冷えとした掛け布団の上を鳴り響く(20日)。
正月も終盤に入り明日は「大寒」を迎える。
今朝の冷え込みに驚くのも当たり前で、一年で一番寒い時期を迎えている。
一昨日(18日)から鼻腔と喉の痛みを覚え、昨日幸いなことに医者にかかったので、その処方薬が効くことを願いながら早寝した昨夜だったが、今朝は少しは収まったかと言う寝起きでホッとして出掛ける準備をした。
今日からの3日間は開店休業で、堅気のお勉強に時間を割かねばならない。
川崎市と公益財団法人川崎市身体障害者協会が行う同行援護従事者養成研修一般課程の講習である。
これは、平成23年から新たに「重度の視覚障害者」の方への移動支援サービスを提供するためには「同行援護従事者研修」の課程を修了する事が必須となった事による研修である。
目的は言うまでもなく、同行援護をする際に必要な援助に関する知識や技術を学び、視覚障害者の方が安全に安心して外出できるように支援することである。
平成24年6月にかつての「障害者自立支援法」に代わり「障害者総合支援法」が成立したことに伴い、この研修修了が必須となった。
平たく言えば、介護福祉の分野で言うヘルパーであり、その視覚障害版と思えばよい。
ガイドヘルパーとも呼ばれている。
昨年12月に博打屋は中山競馬開幕週を拠ん所ない事情と言うことで土日を休業にしたが、その時は「福祉有償運送運転者講習」「セダン等運転者講習」を受講した。
これは、要介護者の車での移動を担うもので、今回は同行者として自らの体を提供するものだ。
座学、実習を含め20時間のカリキュラムが組まれている。
ガイドヘルパーとしては初歩の段階なのだろうが、プロとしては受けなければならない研修となっている。
場所は川崎競輪場の手前の教育文化会館と言うのが博打屋にとっては何かの縁だ。
9時15分前に着き、遅刻厳禁との説明書の厳格さに応じた。
懐かしき裁判所の前だが、好天に恵まれそうな3日間に一先ず安堵している。
明後日(22日)には、バス・電車を使っての屋外実習があるので、せめて雨だけは避けたい。
今日はびっしりと座学が組まれ、視覚障害者とは如何なる人を指すのか、同行援護の役割とは等々の講義漬けとなった。
昨日(19日)のブログもほったらかしで、15名の受講生と視覚障害者のあれこれを学んだ。
途中50分の昼休みがあり、博打屋は急いで川崎競輪場に走った。
本来なら昨日で終っていた筈の大宮記念だが、一昨日の雪で順延となり、今日が決勝となった。
昨日(19日)の準決勝は体調不良で、今日の受講に備えKドリームスでの投票にし、ポイントを減らしたが、安い最終を取ったので決勝分に回しておいた。
しかし、今日の研修が川崎競輪場の隣なのだから、決勝は前売りが買える。
決勝は地元平原と浅井の争いの下馬評だが、博打屋は今回の深谷はかなり本物と思い、昨年末の競輪グランプリ組の平原、浅井もより疲れの度合いは違うだろうと考えていた。
昼飯だが近くに食堂は無い。
競輪場で深谷から浅井・林・平原の2~3着ボックスを主力に前売りを買い、場内の食堂で昼飯をかきこんで講習会場に戻った。
午前中は「同行援護の制度と従業者の業務」「障害者(児)の心理」。
午後からは「代筆・代読の基本知識」「情報支援と情報提供」について各分野の専門家の講義を受けた。
幸い風邪症状は小康状態を保ち、何とか長時間にわたる座学に耐えられた。
17時30分に終わり、急いで駅まで歩き知人馬主からの大宮記念決勝の結果をメールで知った。
電車の中でレースビデオテープを見ると、深谷の捲りに平原は合わせられず、浅井・林とラインが並んだままのゴール。
7-1-9、3010円はまずまずの配当ではなかったか。
疲れきった1日であったが、大宮記念決勝をものに出来た事が何よりである。
テキスト代やら交通費や実習実費など、出る一方の今週を覚悟していたが、何とか賄えたのが嬉しい。
まだ後2日、9時から17時30分までの拘束があり、開店休業は否めない。
大寒前日だが、路傍に寄せられた先日の雪が寒さを一層強めている。
博打屋にとっては、一石二鳥の川崎であった。
明日(21日)は「大寒 」、川崎大師は初大師。
風邪の悪化が起きない事を願うのみだ。