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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『携帯お釈迦』

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少し夜中の暑さが薄らいだかに思える朝(23日)。


いつもと変わらぬ朝を迎えた筈だったが、世の中一寸先は予測出来ない。


迫り来る月末を控えた8月最後の週末前日に心乱れたか。


コーヒーを飲みながら前夜書きかけのブログを書いていると、朝の定期便トイレを催した。


これまた何時ものごとく、携帯手にトイレに出向いて座って書いていると手からポロリと携帯が落ち、股間の僅かな隙間から便器の坂を滑り始めた。


アッと云う間の出来事だった。


拾い上げた時には全体が濡れていた。


当然、拭くなり、振るなり、電池を外すなり、自分の尻の始末を後回しにして対処した。


水濡れは以前にも経験があり、助かったり駄目だったり運次第。


冬場ならストーブの熱風で乾かしたりドライヤーを使ったりするがそれもない。


扇風機で乾かしたがFOMAカードを抜いた時濡れていたのが嫌な予感。


案の定、電池入れて電源入れても反応がない。


たまに時間が経って回復する事もあるようだが、それに期待しながら矢野口のDoCoMoまで走った。


しかし、お姉ちゃんが駄目みたいですね、だと。


水濡れ保険にも入ってないので修理は高額になる。


バックアップもしていないのでデータも復元出来ないと云う。


こりゃ偉いことになったぞと、携帯不在の1日を考えたら様々な不便が頭に浮かぶ。


買い換え余儀なしだが、今すぐにと云うわけにもいかない。


取り敢えず以前の携帯にFOMAカードを入れれば使えるとの事で、家に戻り探した。


慣れとは恐ろしいもので、古い携帯を引っ張りだすととんでもない遺物のような感じかする。


散々世話になった携帯なのに操作がもどかしい。


しかし、応急措置として残しておいて助かった。


取り敢えず日常生活に支障はない。


午後まで続いた携帯騒ぎだったが立川に出向いた。



この切羽詰まった時期に余計な物要りが増えたが、何とかしなければならない。


しかし、朝からの躓きが尾を曳いたか9・10・11Rとも胃の痛くなるような外し方。

パーキンスの強さと後閑の充実ぶりを上手くモノに出来なかった。


何だか、朝から運を落としてしまったようだ。


帰りに立川のDoCoMoに再び立ち寄り、奇跡の復活を期待したが、どうやら死亡宣告だ。


とうとうお釈迦にしてしまった。


お釈迦と言っても分からぬ人も多かろう。


本来は鋳物職人の隠語から出た言葉だ。


阿弥陀像を鋳るはずが誤って釈迦像を鋳てしまったことから、江戸訛りの職人が「ひ」と「し」が言えないので「火が強かった」と云うところを「しがつよかった」と言ったことから、4月8日のお釈迦様の誕生日と結び付いたと云う。


物事が駄目になることを云うのだが、「お陀仏」と云うのも同じ連想から来ている。


博奕で無一文も「お釈迦になる」と云う。



何だか、携帯も博打屋も「お釈迦」に取りつかれてしまったか。

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