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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『雪もよい競馬』

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冬将軍の到来で、暖冬にも一区切りつきそうな列島だが、東京の夜明けは寒く、日が昇ると明るさが戻った(17日)。
スキー場には待望の雪だが、やっとこれからという時に夜行バスの事故が起きてしまった。
記憶を辿ってもスキー夜行バスの事故は幾つか思い起こされる。
青木湖に落ちた事故も多くの命が失われた。
博打屋もスキーに熱中した頃に何度かスキー夜行バスを利用したことがある。
安さだけが今回も強調されるが、安さもさることながら、寝ている間にスキー場直行だから、マイカー族と同じ動きが出来る。
何より、仲間の誰かに運転をさせるより、プロのドライバーに任せた方が安心と言う感覚もあったが、もはや、人手不足やコスト面等、主催会社と運行会社との歪みが顕著で、その皺寄せが現場ての大事故に繋がって来ているようだ。
安全に運んでくれるならスキーヤーにとっては便利この上ないバスだが、こんなことなら、自分の運転で万が一の不慮に見舞われた方がまだ残された者の気持ちも救われる。
事故が起きてから様々な問題点を指摘する人は多いが、事故が起きぬ限りそれが是認されるのが日本でもある。
どんな時代であれ、必ず警鐘をならす人はいたはずだが、それらは抹殺される。
事故が起きると、誰も予想し得なかったで済まされる。
福島原発、いや、日本に原発が作られる時に、今の現実を予見して警鐘を鳴らした人はいた。
しかし、事故が起きぬ限りそれらは後ろ向きな警鐘にしか過ぎなかった。
誰が想像し得たであろうかとの弁明はもう聞き飽きたのではないか。
今日(17日)は阪神淡路大震災から21年目を迎えた。
早朝の出来事で朝のテレビに映し出される現実に、まるで映画じゃないのかと思って衝撃を受けた記憶はまだ新しい。
災害に対する認識・対策はこの大震災をきっかけに格段の前進を見た。
しかし、それでも東日本大震災が起き、未曾有と言う言葉で済まされた。
博打屋が生きている間に後何回この未曾有の事態に出くわすのか。
それは起きてしまわなければ悪にはならないが、いとも容易く悪と予見される事はこの世の中沢山あるのではないか。
それを口にすると、居心地が悪くなるのが日本の特徴になったようだ。
今日(17日)「初観音」である。
何処か身近な観音様にお参りしたいが、博打屋は中山の馬頭観音にお参りすることにしよう。
昨日から大宮記念が始まっており、今の中山競馬の難しさより、大宮競輪の方が取りやすいと誘惑の声が昨日から寄せられた。
確かに毎年見ている大宮記念だから行きたくもあるが、博打屋はその難しい中山で戦う。
昨日も後1頭の抜擢に悩まされるレースが続いた。
総流しをかけて拾わなければ捕まえきれないレースが多い。
その分、一レース当てれば何とか賄える配当が多い。
ご予算少々組には格好の荒れ場である。
気温は冷たいが、博打屋は中山のパドックを選択した。
グリーンFの仕事人・海老名君は昨日に続きお年玉をくれるだろう。
京都8Rグリーンラヴは京都マイルは合いそうで展開次第。
京都3Rトゥールエッフェルはダートに戻し距離短縮で先行すれば意外性発揮。
中京9Rファシトアズソングは芝に活路を求めるが厳しいかも。
博打屋の予報は後に回したい。



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