冷え込みが強くなってきた(29日)。
冬型の気圧配置が漸く現れ、各地に待望の雪をもたらしている。
年の瀬もいよいよと言った列島の風景。
大曲の知人馬主も雪模様を伝えて来れば、帰郷の仕事人・外弟子も雪化粧の郡上大和辺りの模様を伝えてきた。
有馬記念後に南半球に飛び立った知人馬主は、カジノでの苦戦模様を伝えてきた。
日本がドカ雪に見舞われている時に夏の日差しに包まれているのだから、カジノの負けくらいは痛くないはずだ。
寒風の中でこの年の瀬に京王閣で残業に勤しんでいる博打屋の身にもなってみろやいと言いたい。
同じ負けるなら、夏の日差しの中の方がまだましだ。
今日(29日)は京王閣でヤンググランプリ、大井競馬場で大井大賞典だが、博打屋の選択は京王閣だ。
明日(30日)のグランプリと寺内大吉記念杯決勝に向けてのお勉強が必要。
『愁思符庵』の大掃除を簡単にすませ早目に京王閣に出向いた。
昨日(28日)のガールズグランプリを躓き、大詰めの京王閣商売に暗雲が垂れ込めた博打屋だから、何とか流れを変えたい。
結構な人出の京王閣競輪場である。
7Rを手始めの運試し。
ここは手堅く人気の鈴木謙太郎から絞ったが、3着が微妙となり判定を待つと4番車台和紀と2番車井手の同着となり、7-1-4、620円となってしまった。
見た目は台だったのだが、半分になってしまいガッカリ。
余り預金にもならず混雑する場内を散策して過ごした。
昨日ガールズグランプリで2着だった石井寛子がインタビューを受けていた。
ガールズたちも場内ブースでファンサービスに貢献だ。
8・9・10Rが準決勝だが、3030円、22770円、2420円の配当を悉く外してしまい、溜め逃げどころか持ち出しになってしまった。
少し固めの決着が多い昨日今日だが、何故かズレてしまっている。
7Rの同着が何か暗示しているのか、苦戦の昨日今日。
11R、ヤンググランプリは誰からでも買える自力型揃い。
実力は1班の野原雅也だが、博打屋は川口 聖二から高配当を狙った。
売れ筋は渡辺晴智の甥っ子・渡辺雄太と杉森輝大ラインだが、結論は川口から後の谷口遼平・野原雅也相手で3着に渡辺と杉森を加えた。
レースは若い渡辺が先行するのは見えていたが、中団を取った3番車川口と4番車谷口が最終コーナーを捲り追い込みにかかった。
更に外を1番車野原が追い込んで来る。
ここで博打屋は出来た!と心弾んだ。
3番車川口が勝てば後ろは買ってあるし、尚且つ高い。
よしゃ!と思ったその時、野原のスピードを貰った9番車単騎の野口大誠が猛然と追い込み、まとめて差しきった。
嘘!と茫然とする博打屋だ。
確かに、誰が勝ってもおかしくない顔触れ、しかし、単騎の野口とはだ。
9-3-1、35760円の結果となった。
タラレバではないが、野口さえ居なければもっと高い車券だった外れ車券を見つめながらしばらく夕闇の多摩川上空を眺めていた。
昨日今日を象徴する、何処かズレてしまった博打屋の車券だ。
思えば勝った野口は熊本の選手。
昨日(28日)のガールズを優勝した小林優香が表彰式で、明日(29日)の野口先輩、明後日(30日)のグランプリの園田先輩に続いて貰いたいとエールを贈っていたのを忘れていた。
単騎だから買いづらくはあったが、野原の後に付くことは予想された事。
うっかり、野口の存在を忘れていたが、やはりボックスでなければ1着からは買えなかったであろう。
思うにまかせぬ年の瀬博奕だが、明日のグランプリに賭けるしかなかろう。
今日(29日)のグランプリ選手公開練習で一人回っていた園田に声援があった。
園田は会釈して応えていたが、今年のグランプリは九州勢にヒントがあるかもしれない。
神山を引き出す武田・平原と言う読みが大方になる明日のグランプリだ。
誰が勝てば一番自分が納得するか、そう考えるのがグランプリではないか。
博打屋の納得は、平原か新田の優勝だが、展開の紛れなら、浅井・園田が絡んで来るだろう。
さて、どう買うか。
残念ながら神山での大団円は浪花節過ぎる。
勝てるものならとっくの昔に勝っているだろう。
稻垣先行は間違いなさそうだが、村上にもその脚はない。
位置次第だが新田の脚に期待したい。
大吉杯は竹内雄作ラインが恵まれる。
嫌いな岡田には消えて貰うしかない。