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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『二の酉の市』

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朝の冷え込みが戻りつつある(17日)。
昨日ほどの暖かさでは無さそうだが、午前中は晴れ間が覗き、午後から下り坂になると言う天気予報だ。
確かにその通りの空模様で、暖かい1日となったが、今日は俄庭師の真似事で良い汗をかいた。
これから年末に向け、庭師の仕事を身近で見ることが多い。
博打屋の場合は素人庭師と言うより、素人庭手入れ程度だが、も少し若ければ自営出来る位の勉強をしたかった位だ。
知人の頼まれ仕事の域を出ないが、梨同様剪定はやると本当に面白い。
出来れば庭師の服装を揃えたいが、あれは良く考えられたもので、作業がし易く、かつ安全面も配慮されている。
今年はスズメバチの当たり年だそうで、本格的な庭師はそうした対策も心得たものだ。
確かに、面白いからと言って安易に木に登るのも危険な作業。
庭師が使う木製の三角垂型の梯子は大変便利だ。
アルミ製の梯子も必需品だが、あの木製のは先が木の繁みに入るので、どんな所にでも突っ込める。
平たい梯子は枝次第で安定して立て掛けられない。
仕事には其々長年の経験から生み出された道具と言う物がある。
庭の手入れをするにも先ず道具が必要であり、今はホームセンターで何でも揃うが、昔は世田谷のぼろ市に代表されるような道具市で買い求めたのだろう。
今日は何本かの木の枝をはらった。

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大木は命綱を使って剪定するが、夏前にやっておくと、年末は簡単な手入れで済む。
本来は庭師の勉強や修業を積むのだろうが、普通の家庭の庭なら、道具さえ揃えれば素人でも出来る。
いや、田舎の人は皆自分でやっていたことだ。
先日も我が『愁思符庵』前のお宅のご主人が、電動のバリカンのようなもので赤目と呼ばれる生け垣用の木を剪定していた。
正にバリカンで伸びた枝を角刈りにしているようなもので、見ていて面白そうだった。
博打屋も使ったことがあるが、ツツジや柘植の木などを丸くカットしたりするのに楽である。
梨の剪定は実を成らせると言う使命があるが、庭木にはまた別の目的もある。
木の事は木に教われと梨の講習で習ったが、正にその通りで庭仕事も経験を積めば雑草一つをとっても其々の個性や特徴が分かり、たかが草木などと侮れない。

今日(17日)から京王閣で千葉競輪場外発売だが、来月の今時分の事を考えると諸々財政再建を計らなければならない時期にさしかかってきた。
無駄打ちが出来る身分でもなく、ハタと事態の深刻さに思い悩む。
今日は堅気の真似事でお茶を濁したが、明日(18日)は午後から介護の初歩講習の2回目がある。
大宮競輪も縁がなかったが、今回の千葉競輪も明後日(19日)の決勝しか本腰が入れられない。
日銭商売上がったりは寂しいものがあるが、まだ流れを掴みきれない博打屋だから、ここはじっと我慢の時か。
確かに、木の枝を伐っている分には金がかからない。

今日(17日)は二の酉の市と言う。
如何にも年の瀬を思わせる言葉だが、今年は29日の三の酉まであるそうだ。
博打屋も熊手でも買いたいところだが、あれだって御祝儀値段、おいそれ手が出ない。
世の中、景気は上向いているのだろうか今日の二の酉も人出が多いと言う。
それにしても、もう年末の足音が聞こえて来る。



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