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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『熱闘愁思符庵』

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朝から気持ち良い暑さではないか(14日)。


そうとでも受け止めないと耐えられない日々。


開け放った窓の外の気配も何時になく静か。


世の中お盆休み真っ只中、ぴたりと時間が止まったかのような静けさだ。


庭の手入れでもしようかと表に出たが、余りの暑さに我が身の不安を覚えたので切り上げた。


防災無線の光化学スモッグ注意報が流れていた。


成す術なしの今日(14日)だから、片付けや高校野球で在宅レジャーと決め込む。


開店休業は不本意だが、炎天下に商いに出掛け神経をすり減らす事を思えば、サウナに行ったと思い、真っ裸で高校野球観戦とシャワー三昧の方が休養になるかも知れない。


シャワーが水になるには時間がかかる。


天然のお湯がしばらく出て気持ち良い。


太陽熱をもっと有効に使うべきではないかと改めて考えさせられる。


今日(14日)は静岡競輪決勝だが買う予定はない。


平原が売れるのは分かっている。


しかし、この時期のこのクラスの番組で、グランプリ権利持ちの平原が本気で勝ちに行くとは思えない。


そう言う辛辣と言うか下世話な見方こそが予想のファクターの一つであるが、建前や綺麗事で通すマスコミや選手上がりの解説者は触れようとしない。


強さだけで優劣を付け平原を持ち上げるのは誰だって出来る事だ。


この選手が今年早々とグランプリ出場権利を取って以降のレース振りを見た上でモノを言っているなら解説者として失格だろう。


ファンにとって推察したいのは、その選手が強いか弱いかではなく、勝ちに行く気持ちの程度の問題だろう。


気持ちが弱ければ初日特選のような淡白なレースを演じる。


決勝に乗る選手に勝ち負けの気持ち云々を問うのはナンセンスだが、本音を覗くならその強さに差はあろう。


いや、あって然るべきで、そこを含めての推察なのだ。


予想や解説は、これから起き得るレース結果に最も近い仮説を立てるのが筋である。


その為にはもっと辛辣に選手の気持ちの世界に踏み込むべきだろう。


今日(14日)の平原は皆さんが考えるほど強くはないでしょう、少なくとも私が走るなら是が非でもとはいきません。


この位の事を言う解説者はいないものかね。


そう思って携帯でレースを見た。


しかし、博奕はここからが難しい。


平原不要を打ち立てたまでは良しとして、では結果に最も近い予想が立てられたのか。


今日の結果は平原無きモノとして予想しても辿り着けない結果であったかも知れぬ。


売れてない竹内雄作・有賀ラインに別線山田英明が割ってはいり、131980円車券。


平原の是が非でもの走りでなかった事は確かだったが、その先の結末は不確かなものとなった。


人気平原を切ることは容易だが、その先の結果を手にすることは容易ではない。

開店休業で正解だったか、と妙な安堵を覚えた静岡決勝だった。


平原に言わせれば、準決勝での3連単490円の再現を今日の決勝で演じて誰が喜びましょう、ではないか。


それももっともな言い分で、人気を背負う選手の辛いところではないか。


岡目八目、開店休業の博打屋には損得無縁だったが、この決勝を平原から買った人は気の毒なかぎりだ。


勿論、平原を嫌った人でも取れた人は少なかろう。


博奕の難しさを改めて教えられた静岡決勝だった。


博打屋はひたすら我慢の『熱闘愁思符庵』の1日だ。

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