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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『葉月尽競馬』

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開け放った窓からヒヤリと冷たい風が忍び込む(31日)。


いよいよ葉月尽、8月最後の朝を迎えた。


暦の上がどうであろうと、8月一杯は立派な夏だ。


それを放棄するような月末の涼しさだったが、こうなれば9月の残暑に期待するしかない。


8月の日照時間の少なさは、越後路と言わず全国的に稲作に打撃だが、人間にとっても不健康。


8月は8月らしく、ジリジリに暑くなくっちゃいけない。

日本列島が亜熱帯域に属した現実を見ると、もはや過去の季節感を捨てなければならないのかも知れないが、夏だけは暑くあって欲しい。


昨日(30日)の神経ブロックが効いたの少し胸、背中の痛みが和らいだ。


Dr.の見立てでは、帯状疱疹としては重度であるそうだ。


症状から神経ブロック療法が必要で、半年くらいかかると言う。


当面、週2回の神経ブロック治療がベストと言う。


机の上の人体模型を指しながら、神経ブロックと言うのは第8頸椎(正しくは頚髄)から麻酔を入れ、神経の痛みを押さえる、と言うような説明をしてくれた。


博打屋の訴えを十分に聞いて説明してくれた。


しかし、仕事人・外弟子に言わせれば、それは第8頚髄の聞き違いだろうと言う。


頸椎は首の骨の事。

その首を通る神経を頚髄と呼ぶ。


髄神経は第1髄神経(けいずい)が第1頸椎の上から出ている。


頸椎は7本でも神経は8本ある。

第7頸椎の下にあるのが第8頚髄。


昨日(30日)はこの第8頚髄に注射を打った。


仰向けに寝かされ、喉の少し横の辺りにブスリ。


痛くはないが、あんた、どこに第8があるのか分かるの?凄いねぇ~の実感。


あたしゃてっきり、ひと~つ、ふた~つ、み~つ、・・・なな~つ、ハイ堕ちた~と言ってくれるのかと思ったら、美形の看護師さんが15分お休み下さいと言う。


これで何とか痛みから解放されるならと祈るばかりだった。


しかし、昨日はその後痛みの軽減は無かった。


直後には声が出ない状態だったが、採血などがまだあり、新潟8Rジャンプの時間が気になるばかりだった。


結局ジャンプには間に合わず、的外れの予想に複雑な心境。


今週は休めと言う事かと、新潟11Rの前売りを買い、京王閣の富山準決勝を見に戻った。


準決勝3レースは、3連単530円・2750円・440円と超鉄板が2レース。


唯一少し捻った村上・松川・金子の2750円を取りこの日の帳尻合わせ(写真)。


痛みが少し和らいだ今朝(31日)、誘いのあった新潟日帰りを断ったのが残念だが、昨日の状態では新潟どころじゃなかった。


仕事人・外弟子はレースリプレイ分析から予報復帰。


新潟10R、アミカブルナンバー、インプレスウィナー、プリムラブルガリス、コウヨウアレス、テイエムオオタカ。


新潟11R,ナウ゛ィオン、ミュゼスルタン、ニシノラッシュ、アウ゛ニールマルシェ、ディアコンチェルト。


小倉10R、シンジュボン、フェブノヘア、ラインスピリット、デンコウデア、キンシノキセキ。


小倉11R,シゲルササグリ、サンシャイン、フレイムコード、ミキノバンジョー、サトノジュピター。


札幌11R、スマートオリオン、フクノドリーム、ロープティサージュ、ブランダムール、スノードラゴン。


博打屋は新潟10R,コウヨウアレス、アミカブルナンバー、プリムラブルガリス、テイエムオオタカ、オリービン。


新潟11R,ナウ゛ィオン、ディアルコンチェルト、アウ゛ニールマルシェ、ミュゼスルタン、ワキノヒビキ。


小倉10R、キンシノキセキ、ケイアイウィルゴー、シンジュボン、キタサンエピソード、フェブノヘア。


小倉11Rフレイムコード、マックスドリーム、タムロスカイ、シゲルサシグリ、サトノジュピター。


札幌11R,レッドオーウ゛ァル、スノードラゴン、スマートオリオン、サンカルロ、ロープティサージュ。


以上、予報予想。


新潟7R,新潟行きを誘ってくれた馬主のキョウエイダルクと知人馬主のエターナルムーンの対戦。


エターナルムーンは前走馬場が不向きになり4着。


今日は勝ち負けのはず。

キョウエイダルクは千直で未勝利脱出。

共に前走新潟で見た。

どちらが勝つか。

『長月朔日』

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雨ではじまった長月朔日(9月1日)。


秋雨とは言うが、少し早いのではないかと思う。


まだ夏気分が抜けないので、着るものがおっつかない。


10度以上の気温差なのに、衣服が同じじゃ寒いはずだ。

長袖をだして時ならぬ寒さに耐えている。



今日から3日間梨の応援が入っている。


今朝(1日)は雨が見込まれていたので、昨日夕方収穫しておいたと園主から連絡を受けていた。


お陰で1時間遅れの顔出しで良い。


7時に仕事場に着き選別作業から始めた。


10時からの即売直前あたりに雨足が強くなり、用意した袋数がさばけるか微妙だったが、雨も小降りになり、少し長めに開店していたので、いつ来ても買えないと言うお客がようやく買えたと喜んでいた。


いつもより30分長い販売だった。


上がりかけた雨も本降りとなり、帰宅後は久々の静養と決め込んだ。


あっと言う間に終わった8月だったが、これほど色々な事があった夏も珍しい。

引越や帯状疱疹も大変だが、お世話になった人が2人も逝ってしまった。


なんと言う夏なんだと恨めしい。


別れはやがて誰にでも訪れるが、病で倒れるのは無念だろう。


しかし、亡くなった2人共、残された時間にきっちりと身辺整理や、残される者への道筋を付けて旅立たれた。


立派な事だ。


博打屋など足元にも及ばない。


踏んだり蹴ったりの8月を引きずりたくない月替わりだ。


夏物の喪服に樟脳を入れ、もう用がないようにと祈って仕舞った。


今日(1日)は防災の日、関東大震災記念日。


皮肉にも、大規模土砂災害の広島では、防災訓練どころか、被害を前に復旧はままならない。


防災訓練の前に立ちはだかる自然の威力は人知を上回る。


関東大震災は1923年(大正12年)に発生し、死者行方不明者14万人、負傷者10万人、破壊焼失戸数68万戸の記録が残されている。


地震は11時58分だが、すでに黙祷をする人も少なくなった。


東日本大震災は記憶に新しいが、防災の日制定のきっかけとなった関東大震災を忘れてはならない。


余りにも寒くなったので、窓を閉めて横になった。


神経ブロックで少し楽になった感はあるが、腕の痺れと痛みは消えない。


一度に痛みが消えるとは思わないが、週2回もこんな事に縛られるとは
たまらない。


何とか早く楽にならないか。


9月の抜けるような青空の下で、後半の新潟競馬を戦いたいものだ。

『長月上弦』

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窓から流れ込む風が一月前のそれとはっきりと違うのは、蝉の声に鈴虫の声が混じる事だ(2日)。


目覚ましがひときわ響く朝4時。


まだ外は夜のしじま。


一月前ならすでに明るくなりつつある時間だ。


お~地球は誠実に回っているぜよ、と重いからだに鞭打つ。


今日も梨出番。


南武線武蔵中原から歩いて20分、慣れてきたので歩くのが早くなった。


朝の5時30分過ぎの住宅街だが、通勤の人や散歩の人がチラホラといるものだ。


4時起きの博打屋にとっては、散歩にしてはチト眠いのだが、健康的である事には違いない。


知らない町だが、早朝の表情は色々興味深い。


豊水収穫も佳境に入り、収穫量も増えた(写真)。


10時30分で作業は終わった。


今日は2度目の神経ブロック治療の予約日。


武蔵溝の口からのバスで聖マリアンナまで出向いた。


予約時間があっても、その通りにはいかない。


午後1時の病院がこんなに混雑しているのかといささか驚く。


痛みの自覚としては、胸、脇、背中の鈍痛は少し軽減したが、腕の痺れ、痛みはむしろ敏感になった。


疱疹の跡はかなり薄くなったが、ピリピリと皮膚の敏感さは増し、痒みもともなうようになった。


Dr.にそう説明すると、うんうんと頷きながらパソコンを叩いている。


痒くなるのは良い傾向と言う。


およそ想定内のようだ。


前回と同じように第8頸髄にブスリと注射。


15分寝かされてハイお疲れさま。


少し強い薬を処方してくれたようだが、次回5日までのものだ。


前回採血した結果を言わないのどうした?と思ったが、そのまま帰ってしまった。


直ぐ痛みが消えるものではないことは前回で分かったが、左腕の内側が痺れ、敏感になるのが気になる。


一番最初にきた百合が丘行きのバスに乗って帰った。

小田急にの駅に出ればどうにでもなる。


暑さが戻った午後だったが、西武園に行くには時間が遅すぎた。


開店休業は余儀なし。


百合が丘から歩いて帰った。


いつの間にか、初秋の風情だ。


萩が咲き、すすきも伸びた。


帰宅後、顔が火照るので熱を計ると37.5度だった。


なぜだろうか。

神経ブロックの影響か。


まあ、良く分からないから休むのが一番と思い夕方まで休んだ。


今日は長月上弦。


夜、買い物に出て上弦の月を眺めた。


♪浴衣の君はすすきのかんざし~


懐かしい歌が聞こえてくるようだった。


月がそこはかとなく美しく見える、そんな時節になってしまった。

『浴衣の君は』

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日差しが戻って来たかと安心したが、もはや、夏のそれではない(3日)。


早朝4時、外はまだ暗い。

帯状疱疹による腕や肩の痛みには冷えが良くないとの事で、窓を閉めて寝ている。


起きて窓を開けると、夜明け前の爽やかな風が入って来る。


今日で長瀬園の応援はお仕舞いである。


来週2日間の予定があったが、博打屋の事情で断った。


早朝の労働もこの季節だからこそ苦にならないし、たかだか何日間の事だから運動がてらと張り切れる。


しかし、これが生業となるとそうも行くまい。


自然相手の仕事は、農業に限らず、旬と言うものがある。


人間の都合には合わせてくれない。


第一次産業と言うものは、一番自然と寄り添わなければならない分野だ。


都合の着かない事があったり、具合の悪い日があったりもするだろう。


しかし、その遣り繰りの中にいかにも人間本来の暮らしがあるようにも見える。


暑い日差しを避ける日もあれば、雨具を着けてでも今やらなければならない作業もある。


農家の人と話していると、そうした度量を感じる。


今日の収穫は多く、直売も多数用意したので11時まで販売した。


10時オープン、10時15分完売の直売だから、今まで売っているのを見たことがないと言う人もいる。


10時半頃通りかかったのでは、売っているところを見ることはなかろう。


何年も直ぐ近くに住んでいて、初めて買えたと言う人もいた。


たまに多く用意し、長く売っていると、そうしたお客に行き渡るから次に繋がる。


園主がエクセルの表計算で先月からの勤務時間に対する報酬を計算してくれた。


偉いものだ。


この園に関しては博打屋が退会した援農ボランティア組織に準じた報酬にしている。

9時までが早朝手当てとして時給900円の2割増、9時以降が900円だそうだ。


ややこしい計算になるがエクセルは答え一発。


個人用に発送した分を差し引いて残りを頂いた。


まあ、手元には幾らも残りはしないが、良い労働であったし、傷物の梨を沢山頂きデザートに事欠かない日々を過ごした。


梨三昧を過ごしたが、開店休業で博奕収入無し三昧だ。


新潟開催後半に気合いを入れねばならぬが、厄介な帯状疱疹も加わり,時間がままならない。


今日(3日)も立川競輪開催だが、時間的に無理。


帰宅途中にススキを取ってきて、引っ越し以来初の玄関壺飾りだ(写真)。


『愁思符庵』稲も実を付けている(写真)。


昨日も書いたが、やはりススキを見ると

♪浴衣の君は~ススキのかんざし~

が浮かんで来る。


残念ながら、浴衣や、ススキのかんざしが似合う人も訪れない。


それはそうだろう。


博打屋のおはこは「♪貧しさに負けた~いえ、世間に負けた~♪」なのだから。

幸い、昭和枯れすすきが似合う玄関だ。

『秋の日の』

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梨援農がお役御免となったので、目覚ましの4時は解除されたが、6時に目覚めてしまった(4日)。


夜中に帯状疱疹の痛みで目覚める回数は減ったが、腕の内側、脇の下から指先まで、痺れと共に痛みと過敏な皮膚感覚である。


肩甲骨の内側も鈍痛がする。

何と表現すれば的確か、脇に近い腕の内側は、衣服が触れる度に痛いとも、くすぐったいとも言えぬ感覚が走る。


全体に火傷でもしているかのようだ。


朝からこの感覚の左腕をぶら下げているわけだ。


おまけに疱疹跡が痒くなり、掻くと腕がビリビリと痛い。


痺れと痛みとでは矛盾するが、感覚があるところと無いところがある。


変な病気だなと思う。


神経ブロックがどのように作用するのか良く分からないが、治るものなのか不安にもなる。


週2回もあんな不便な病院に通うのも辛い。


早起きしたのには訳がある。


先月博打屋は同じ町内に引っ越した。


以前の家主との距離も変わらないのだから立つ鳥跡を濁さずの気持ちで明け渡した。


7月31日に大家・不動産・博打屋で引き渡し見分をし、故意、過失等による損傷の無いことを確認した。


それから2週間過ぎに不動産屋が敷金の中から、畳・襖・クリーニング・鍵・下駄箱撤去代・消費税の項目で見積書を持ってきて、これらをさっ引いた返金額を提示した。


引っ越し時に起きるトラブルの典型である。


何これ?といささかムッとした。


確かに10年前の契約書には特記事項として、畳・襖の現状回復が書かれている。


博打屋は不動産屋に言った。


とても今日の賃貸事情に鑑みても、これらの義務が借り手にあるとも思えない。

もし、この項目を請求するなら、不本意だが是非を問うことになる。


10年住んだ借り手に畳、襖を新しくして出ろとは何事だ、ついでに言うが、クリーニングとは何処までの事を言うのか、鍵は確かにマスターキーを1本紛失したが、その事で鍵取り替え代請求とはおかしいではないか。


10年住んだ博打屋の後に入る人に同じ鍵を使わせるつもりなのか。


2本返そうが1本紛失で合鍵だろうが、次の人の為に新しい鍵にするなら此方に負担させる事はなかろう。


下駄箱の撤去代?


ふざけた事を言ってるんじゃない、元々あったから置いていったんだ、よしんば此方のだと言うなら、こんなもの粗大ごみで500円のシール貼って出しゃ済むことだ。


それが何倍の見積りだ、こんなもの容認出来るわけないだろ!


と遺憾の意を伝えたのがお盆明け。


この時博打屋は不動産屋に釘を刺しておいた。


ご近所だから争い事にはしたくなかったが、これでは此方も考えを変えざるを得ない。


いいかい不動産屋さんよ、本来、7月末日に引き渡した後、時を置かずして敷金は全額返した上で、借り手の故意・過失等による現状回復を確認し、その見積りを双方どちらが行うかを話し合って決めるのがスジってもんじゃないか。


金は預かったまま、テメエの業者で勝手に見積りをし、さあ、これだけかかるから、残りを返すわ、と言うのが今お宅の会社が仲介してやってる事だよ。


そりゃ、中には遠方に越しかまってられないから、不本意ながらでも受け入れる人もいるかも知れない。


悪いが、今回のそちらの出方を見る限り、誠実さは感じられない。


他にもこの契約書の文言で問題になるところもあるが、そうした争いにしますか?大家とよく相談して下さい、と答えを預けた。


それから2週間、今月に入って不動産屋が見積りを持ってきた。


畳、襖、下駄箱の項目が削除され、クリーニング代29000円、鍵代10500円、消費税3600円、計44000円差し引きの見積りをだった。


大幅な変更である。


落とし処はこの辺りかなと思わぬでもなかったが、もはや相手は博打屋の尻尾を踏んだ。


引っ越しを決意したのも、この1月、博打屋が最大の窮地に陥り2月分の家賃が1週間遅れた時、大家の奥さんがヤンヤの嫌味。


挙げ句に保証協会に頼みましょうかと来た。


そりゃ、ご自由だが、後2~3日で届けるからと言うことで収まった。


長く住んで1~2日のズレは幾度かあったが、半月遅れは初めて。


その博打屋に大騒ぎの嫌味とは呆れたものだ。


そう言う大家だとは聞いていたが、まさか4軒ある貸家で一番古い博打屋にそう出てくるとは。


この時依頼、こんな大家の借家じゃ居心地悪いと決意した。


今朝(4日)の早起きは、区庁舎で行っている弁護士の法律相談に行くためだった。


概要を話すと契約書の有効性に疑問があるとの見解。

まあ、妥協するも良し、請求項目の無効を訴えるのも悪くないと言う。


今は簡易裁判所の少額訴訟と言うのがあり、60万円以下の金銭支払請求の訴訟が出来る。


弁護士不要で個人で提訴。

審理は原則1回、直ちに判決言い渡しとなる。


証拠書類や証人は審理の日に調べられるものに限られる。


簡単ではないが、民事訴訟の少額懸案を速やかに解決する手続きで、ありがたいと言えばありがたい。



さて、秋の日がジリジリとする日が戻ってきた。


まだ賽は投げられていないが、この際舐めてもらっちゃ困ると開き直るか。


6畳間をフローリングに変える予定の家主が、畳代を請求する自体が整合性に欠ける。


原状を回復どころか、改造して、どこにクリーニング代が派生するのだ。


やはり、こいつばかりは許しちゃおけねぇ~や、だわな。

『先住権主張』

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暑い日々が戻ってきて、夏不発の博打屋にしてみると嬉しい限り(5日)。


朝の風には秋の匂いが漂うが、気温は真夏に負けてはいない。


アブラ蝉の声も久々に復活。

コーヒーを飲みながら吹き込む風を受けていると、季節の混在を肌で感じる。


今ごろようやく地上に出てきたアブラ蝉だが、今さらミーンミンミンミーンと鳴いても、もう牝などいやしないのじゃないかと可哀想にも思える。

いやいや、きっと牝だって奥手もいるだろうから、博打屋が心配するには及ばぬか。


石垣島より更に南に位置する黒島と言う、島民より牛の方がはるかに多い小さく素朴な島に行った時、島の観光案内板に、「11月末、この頃蝉の声消える」と書いてあったのが何故か鮮明に記憶にある。


ああ、何と南の島なんだろうと思ったものだ。


歴史的遺構とも言える古桟橋と、台風で飛ばされて来た孔雀が野生化していたのが印象的な島だった。


帯状疱疹の痛みは余り変わらない。


腕の皮膚の過敏は一向に去らない。


神経痛なのだから根気良く治すしかないのだろう。


今日(5日)は11時から麻酔科の予約。


一月前、取り敢えずと置いた家具がそのまま固定化してしまった部屋だが、見回す度にうんざりとする。


丸テーブルが全ての役を果たしてくれているが、先日コーヒーを飲みながらふとベランダを見ると、何やら生き物の手が見えた。


網戸越しに見ると、黒茶の猫が伸び伸びと寝ている(写真)。


シャッター音が聞こえているはずなのにピクリともしない。

近所を歩いていたのを見かけたことはあるが、まさか我が『愁思符庵』が根城であったか。


確かに4年も空き家だったのだから、誰遠慮なく憩いの場にしていたのだろう。

尻尾が短く先が曲がっている、典型的な日本猫の野良だ。


網戸を開けると一応飛び起き、2~3歩移動するが、すぐ座り込んで博打屋を見る。


おまけにニャアニャアと話しかけてくる。


何処かの外猫のようで、人慣れしている。


逃げるでもなく、何となく先住権を主張しているかのようにニャアニャアだ。


ベランダにまだ置きっぱなしの段ボール箱が居心地良いのだろう。


見て見ぬふりをして何日か経ったが、余りに語りかけるので、処分に困っていた猫用のペースト状のエサをやった。


この温情が一番いけないのだが、やっちってしまったものは仕方ない。


近所の手前、大っぴらにエサやりは出来ないが、帰宅してベランダの窓を開けるとニャアと現れると、思わず失礼しました、お邪魔しますと、先住者に敬意を払う気持ちになる。


これが真っ黒な鴉猫なら飼っても良いのだが、昨今の博打屋はテメエの口さえ養い兼ねる。


犬も猫も飼える庭付きだが、ここは心を鬼にして無視することにしよう。


ウロチョロしてたのは空き家時代からだろうから博打屋の飼い猫とは思われまい。


しかし、これほど環境に恵まれた野良猫もいまい。


頼むからヘビや鼠を食わえて自慢しに来ないでくれと願うだけだ。


3度目の神経ブロックを行った。

直後は声が出ないし、少し熱も出る。


何とも厄介な病気だ。

『秋色の越後路競馬』

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帯状疱疹は癒えないが、長月に入り新潟競馬も後半に入る(6日)。


少し気合いを入れて『収支安定庵』にしなければならない。


色々あった8月だったが、今週は新潟に旅打ち。


それは良いのだが、粟島の民宿の主人が病との事。


去年、病気発覚以来民宿を廃業したと言う。


中条の知人も競馬場に姿を見せない。


長年の糖尿病が悪化しているに違いない。


商い次第では病気見舞いの巡礼となろう。


この機会を逃すと、いつまた会えるか分からない。


博打屋だって明日をも知れぬ浮草だ。


生きている内に別れを告げに行くのも悪くない。


その為にも今週は勝たねばならない。


グリーンFの仕事人・海老名君は小倉8Rマウントフジに期待。
500万勝ちと同条件だけにそろそろ勝ちが欲しい。


札幌7Rモンシュシュは久々に良い状態での出走だけに勝ち負け必至。

実績もあり人気薄なら妙味。


新潟8Rは3頭出し。

レイヨンウ゛ェールは骨折休養明けだがまともならチャンス。

レイズアセイルは格上げ初戦も相手なりに走る。

オフショアは展開向けば圏内か。


札幌6Rボーンレジェントは能力あるが精神面の脆さがゲート難になる。終いの脚を生かせる展開になれば面白い。


札幌10Rウ゛ァイサーリッターは北海道の水が合うのか、鞍上との相性もよい。スンナリ先行すれば馬券圏内。


仕事人・外弟子は短期放牧から帰厩、久々現場復帰。

新潟9R,メイクアップ、プレストウィック、シャイニーデイズ、キネオワールド、トゥインクル。


新潟10R,ミラクルアイドル、クリノタカラチャン、ウエスタンユーノ、タニセンウ゛ォイス、ヤサカオディール。


新潟11R,カオスモス、ダノンジェラート、スイートサルサ、ペステゲシェンク、アトム。プランデストワール注意。


札幌11R、アルマワイオリ、ブライトエンブレム、スワーウ゛ジョージ、ミッキーユニバース、レッツゴードンキ。


小倉11Rマイネルエテルネル、サマールナ、ニザエモン、エルカミーノレアル、ニコールバローズ。

博打屋は今日はパドックに専念。


予想はパドックからにしたい。

「やはり外枠」

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新潟10R,外枠有利は否めない。ヒーラ、キリノタカラチャン、シャトルアップ、ウエスタヲユーノー。内枠ならカフウ゛ァール。

「休み明けだが」

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新潟11R、休み明けダノンジェラードは軸になりそう。内枠が有利だが、外差しダンスアミーガも注意。アトム、カオスモス、ベステゲシェンク。

『秋風競馬早朝版』

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快晴の新潟の朝(7日)。


グリーンFの仕事人・海老名君と同じバスで競馬場入り。

今日は午前中のお仕事だから早朝版を出す。


札幌1R,ディープフォルツァは2着続きだが好調持続。

今日こそ人気に応えたい。

小倉4Rプリミティブラブは未勝利らしからぬ調教の動き。芝の短い今回で答えを出したい。


新潟3Rミルノワールはダートに活路を求める。内枠だから行くしかない。


以上だが、札幌を決めて弾みをつけたい。

『夏競馬最終日』

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爽やかな秋風が流れる朝(7日)。


青空に秋の雲が浮かぶ。


夏競馬最終日を迎えた新潟競馬場は明るい日差しに包まれている。


健闘した土曜競馬だったが、日本海に浮かぶ小島に渡るには少し稼ぎが足りない。


泳いで渡るわけにもいかないので、せめてフェリー代くらいは弾き出したい。


グリーンFの仕事人・海老名君の早朝版は不発に終わった。


かくなる上は自力勝負。


仕事人・外弟子の渾身の予報も参考にしよう。


新潟10Rザラストロ、ファーゴ、ウィケットキーパー、ラスウ゛ェンチュラス、リグウ゛ェーダ。


新潟11R,ダコール、カルドブレッサ、ニューダイナスティ、マーティンボーロ、ユールシンキング。


小倉10Rマノワール、マルカファイン、ロスウ゛ァイセ、タガノラルフ、ワンダーコロアール。


小倉11Rタガノウ゛ェルリー、レオパルディナ、ゼンノイザナギ、スノーエンジェル、デイドリーム。


札幌11R,モビール、サクラボールド、タマモベストプレイ、フラアンジェラコ、シャドウパーティー。


博打屋は新潟10Rリグウ゛ェーダ、ザラストロ、マイネルアウラート、ファーゴ、フェアプレシア。


新潟11R、ステラウインド、ニューダイナスティ、マーティンボロ、クランモンタナ、ダコール。メイショウナルト注意。


小倉10R,ワンダーコロアール、マノワール、タガノラルフ、マルカファイン、ポメグラネイト。


小倉11R,スノーエンジェル、レオパルディナ、クールホタルビ、ゼンノイザナギ、ロットリー。


札幌11R、タマモベストプレイ、フラアンジェリコ、シャドウパーティー、ミッキーパンプキン、モビール。


後はパドックから。

「ここは例外」

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新潟12R、千直は外枠有利だが、ここはヨシカワクンから外は不要か。キョウエイボヌール、カカリアが良い。

『不覚にも休載』

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長月も11日になる。


先週日曜(7日)以来不覚にも休載状態。


今使っている携帯が瀕死状態なので、『愁思符庵日記』が断りなく中断する時は、携帯トラブルか博打屋自身がくたばった時かの何れか。


今回は携帯より博打屋がくたばってしまった。


新潟に出掛ける先週末(5日)、帯状疱疹の3回目の神経ブロックを行い、新しい薬を追加処方して貰った。


日曜(7日)午後から目眩がし、気持ち悪くなったが、馬券苦戦で具合悪いなどと言ってる場合ではなかった。


結局、土曜(6日)の善戦虚しく日曜は不本意な商い。


目眩が吐き気を誘い粟島行き断念がよぎったが予定通り決行した。


しかし、ここからが苦難の時。


粟島に着き海に行くなり激しい嘔吐。


遂にダウンしてしまった。


どうやら追加した薬の副作用らしく、島から病院の担当医に連絡をした。


不在の担当医に病院が連絡を取ってくれ、追加した薬を止めるようにとの指示。

かなり嘔吐し体力も消耗。


帯状疱疹による左腕の神経痛は日増しに強くなり、睡眠を著しく疎外する。


絶え間なく疼痛が走り、腕に風が触れても火傷のような痛みと熱さが走る。


気力も根気も集中力もなく、さすがの博打屋も携帯を見るのも嫌になった。


とにかく痛い。


粟島の馴染みの民宿主人の見舞い旅の筈が、こちらが病持ち。


2年振りの粟島は快晴とべた凪ぎの海で迎えてくれたが、その顛末はまたの機会に譲る。


明日(12日)の再診と神経ブロックが待たれるが、仕事人・外弟子に言わせると入院妥当。


以前、皮膚科医からもそう言われたが、ハイそうですかといかぬのが博打屋の身。


しかし、とにかく痛いし眠られぬ。


呉々も未経験の方にはご注意申し上げたい。


帯状疱疹を侮るなと。


博打屋は不覚にもこの体たらく。


しばらく不規則なプログアップになる見通し。


悪しからずご容赦を。

『愁いの秋』

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すっかり秋めいた朝(12日)。


今日は駆け込み寺ではないが、予約の麻酔科受診が待たれた。


何しろ薬の副作用で苦しんだのだからその対処と今後の見通しだ。


その他色々雑用も抱えている。


11時から12時の予約だから11時に病院に着いたが、何と人で溢れている。


いかに大学病院と言え、世の中にこんなに病人が多いとは。


待つこと1時間、漸く呼ばれで受診。


うんうん、とDr.は博打屋の話を聞く。


散々聞いた挙げ句、そりゃ~痛いさ、こりゃ重度の帯状疱疹なんだからさ、まあ、ジックリと取り組もうよ、少し長い付き合いになるかも知れないけどさ、先生も色々考えるからさぁ~と、にこやかなもの。


血液検査の結果が出たらしく、ウイルス数が271倍だとか何とか言っていた。


この辺りの説明が詳しくなされなかったが、とにかく重度なのだそうだ。


副作用を起こした薬については、良い薬なんだけねぇ~と言いながら、別な方法でいこうと新たな薬を処方してくれた。


痛みを直ぐ取ってくれと言われても困るけど、徐々に解消するよう頑張るしかないよねぇ~となだめる。


9月一杯はさぁ、週2回の神経ブロックでいこう、後は様子を見て週1回かな、今年一杯はかかると思うよ、本当は今月はジッとしていて欲しいんだけどね、きっと無理だろねぇ~。


若いDr.で物言いはぶっきら棒だが嫌味がない。


週2回も通院してこんなに時間を奪われるのも実は辛い。


たまたま地元にペインクリニック専門開業医があるので転院も視野にある。


どのタイミングで切り出そうか中々悩ましい。


4回目になる神経ブロックを終えたのが13時。


午後の予定がかなりきつくなった。


博打屋は11時からの予約だから行けば直ぐ診察かと思っていたが、待っている時に見た予定表には11時台の予約は15人。


成るほど11時に来たのでは遅いと分かった。


10時台から各時間帯の予約を見ると、11時台の15人を筆頭にこのDr.の今日の予約は41人。


一人でこれだけ見るのだから待つのも無理はないか。

少し時間帯を早めようと考えさせられた。


武蔵溝ノ口から六本木に出て所用を済ませ新橋に足を伸ばした。


川崎にも所用があったが、時間が無くなった。


久々の新橋ラピスタで、前橋最終オリオン賞が間に合った。

しかし、ボックスで買えば何の事はない大塚・菊地・井上の組み合わせを井上1着の売れ筋フォーメーションにしたばかりに外してしまった。


3万近い配当にため息をつきながら1日が終わった。

過ごしやすい朝夕になり、秋の虫の音も聞こえてくる。


何の因果のこの病、と欠けていく月を眺める夜だ。

『秋競馬開幕』

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爽やかな秋の風が緩やかに流れる朝(13日)。


今日から世の中3連休。


関東地方は秋の行楽日和に恵まれそうな天気予報だが、北日本、北海道は集中豪雨の予断を許さない連休のようだ。


北海道が一番良い季節だと言うのに、旅行者には気の毒な天気模様だ。



今日から秋競馬となる。


新潟開催だから秋競馬と言う言葉がピンと来ない。


博打屋の頭はまだ新潟の夏競馬だが、そろそろ頭を切り替えねばなるまい。



グリーンFの仕事人・海老名君は久々の午後からのお仕事。



阪神8Rはベアトリッツとグレイスフルデイズの2頭出し。


ベアトリッツは安定した末脚が使えるが、他力本願だけに展開次第。

グレイスフルデイズは末脚勝負か単騎逃げかの馬。


新潟12Rアースゼウスは休み明けの前走を逃げて3着。叩かれて気配上昇だけに勝ち負け必至。



仕事人・外弟子は秋競馬の声を聞き、キャリーオーバーのWIN5もある今週は予報復帰と言う。


新潟9R,テンダリーウ゛ォイス、ノットフォーマル、ジャストサウンド、サンクタリリアス、コスモナインボール。


新潟10R,アナザーバージョン、ハイパーチャージ、ビッグリバティ、スリータイタン、メイショウワコン。


新潟11R,ショウナンパンドラ、マローブルー、リーサルウェポン、ヘイジームーン、レーウ゛デトワール。


阪神11R,ガンジス、キズマ、サウヲドリアーナ、ドレッドノート、ナリタスーパーワン。


博打屋は新潟9Rテンダリーウ゛ォイス、ジャストサウンド、キャピシーヌ、ノットフォーマル、マイネルリード。


新潟10R,アナザーバージョン、ナンヨーマーク、ハイパーチャージ、オメガスパーキング、エアラーテル。


新潟11R,ショウナンパンドラ、ヘイジームーン、レーウ゛デテトワール、ハピネスタンサー、ウエスタンメルシー。


阪神11R、ガンジス、キズマ、タイセイスティング、ワイドバッハ、サウンドアリーナ。


以上だが、阪神11Rの人気2頭で決まるとも思えぬ気持ち。


新潟10R,アナザーバージョンの前走は乗りミスの感。

人気になるのは当然だが、そこまでの馬かも知れない。

頭で買うか、2・3着か、迷うところだ。

『秋競馬乱調』

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秋風が爽やかに吹く(14日)。

紫式部が鮮やかに青から濃い紫色に変わってきた。


秋明菊も背丈を伸ばし蕾を膨らませている。


萩はすでに花盛りだ。


気づくと身の回りはすっかり秋の装い。


一月前と何ら変わらぬ出で立ちで暮らしている博打屋は、やはり遅れているか。

昨日の新潟は馬場が悪かったようだ。


先週の好天続きの新潟と打って変わった様相。


取り合えず博打屋は雨を避けて移動している。


基本的には晴れ男と自負している。


札幌競馬が終わり、新潟移動の関係者も多い。


馬三郎の加藤君も新潟移動。


得意の新潟のはずだから少しマークする手もある。


その新潟もロング開催で馬場が微妙に変化。


一雨降れば競馬がガラリと変わる。


昨日(13日)の新潟はその事を如実に示していた。


今日(14日)も馬場変化が波乱を呼ぶシーンが見られよう。


グリーンFの仕事人・海老名君は新潟3Rヘルツフロイント。

今度こその意欲で、まともなら楽勝の筈。


阪神7R、シュテルングランツは勝ちを意識した一戦。


新潟11R、ウイングドウ゛ィールは前走単勝万馬券の激走。軽ハンデで再び波乱の主役か。



仕事人・外弟子は秋競馬に意欲十分、予報にもエンジンがかかる。


今日は新潟9R、グレイスフラワー、シャドウウィザード、セキショウ。


新潟10R、タガノトルネール、 モクモクパクパク、ラピダメンテ、ホクセツキングオー、ゲンパチメジャー。゛


新潟11R、エクセレントカーウ゛、プレイズアトレイル、クラレント、サトノギャラント、エキストラエンド。


阪神10R、バッドボーイ、デウスウルト、ダローネガ、アクションスター。


阪神11R、リトルゲルダ、エピセアローム、トーホウアマポーラ、アンバレブライベン、メイショウイザヨイ。


博打屋は新潟9R、シャドウウィザード、セキショウ、マイネルシュライ。


新潟10R,ラピダメンテ、マルウ゛ァーンヒルズ、タガノミーチャン、ゲンパチメジャー、コウユーサムライ。


新潟11R、ミトラ、エキストラエンド、クラレント、ウイングドウィール、キングズオブザサン。


阪神10R、バッドボーイ、アクションスター、ジャイアントリーブ、レッドアリオン。


阪神11R、リトルゲルダ、バクシンテイオー、エピセアローム、フォーエバーマーク、プリンセスメモリー。


以上だが、新潟の馬場は微妙のようだ。


阪神10R、バッドボーイは馬体が減っていることが条件。

新潟12R,鞍上に不安はあるが、リターンラルクで帳尻合わせ。

『快晴の敬老の日、なれど』

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朝は曇り模様だったが、直ぐに青空が戻った(15日)。


爽やかな秋風さえそよぐ快晴の祝日「敬老の日」だ。


思えば博打屋も世に言うところの高齢者(65歳)の仲間入りをして初めて迎える「敬老の日」となる。


改めてそう思うと、えっ!?そんな歳なの!?と思わざるを得ない。


博打屋が高齢者だなんて、おいおい、冗談じゃないよと思う。


しかし、夜中に何度も目覚め、左腕の断続的な痛みに苦しんで迎えた今朝の我が身を思うと、十分に高齢者の仲間入りを果たしているか。


総務省の発表によると、ベビーブーム世代の1949年生まれが新たに65歳を迎えたことから、去年より111万人増の3296万人の高齢者となり、総人口に対する割合は25.9%で過去最高となった。


75歳以上は1590万人で12.5%、8人に1人がその年代だ。


記念すべき1949年世代の高齢者仲間入りだが、「敬老の日」と言えど他人事のようだし、第一「敬老」してくれる人もなければ社会もない。


世の中3連休最後の1日として賑々しく動いている。



今月は出来ればジッとしていて欲しい、とは麻酔科のDr.のアドバイスだが、博打屋は心の中で、どうやって喰っていくのよ、と呟いていた。


祝日の今日(15日)は各地の博奕場が「敬老」すべく賭場を用意し、高齢者の受け皿になっている。


前橋競輪オールスターも決勝を迎えた。


博打屋は所用のあった川崎に出向き時間を見計らって競輪場行きのバスに乗った。


既に終わり2レースしか間に合わない時間だったが、結構な人出に驚いた。


正に「敬老の日」、まるで「敬老会」にでも行く風情。


着いて二度びっくり、大変な混み様。


さすがG1オールスター決勝、と言うべきか、行くアテもない高齢者の吹き溜まりと言うべきか。


まあ、堂々と博打屋もその仲間入り。


その事を知らされるのにさほどの時を要しなかった。

10R、稲垣・村上・東口の安い売れ筋オッズを睨みながら暫し沈思。


村上有利は否めないが果たして決勝を逃したこのレース、村上は稲垣を差すであろうか。


博打屋は決勝の前のスケベ打ちを覚悟で900円を示していた稲垣→村上・5→1を買って見ていた。


案の定、中団から捲った稲垣を村上は差さなかったと言うべきか、差せなかった。


よっしゃ!と思わず声がでた。


取り合えず写真を撮って払い戻しに行くと、このレースはまだ確定しておりませんだと。


弾き出された車券を見ると11Rとなっている(写真)。

うそ!っと思ったが、紛れもなく11R決勝。


その5→1は淺井・金子で26倍を示していた。


う~んと再び思案。


武田からの車券を買う予定の博打屋にとっては無駄車券。


しかし、なまじあり得ない車券だけにとり替え申し出も面倒。


たまには博打屋にも、間違い車券で命拾いなんて幸運があっても良い。


そう思い、無かったものとしてそのままにした。


決勝は何処からでも入れたが、4日間のレースを見る限り、武田と新田が際立っていた。


しかし、新田はラインも出来ず強引なレース続き。


博打屋は武田から2着に神山・新田、3着に井上を加えた4点を主力に買った。


この結論に井上の後ろ岩津を入れておけば、レース結果の武田・神山・岩津2・4・3、7800円が取れていたものを、井上との選別を間違った。


もしやと期待した淺井・金子の間違い車券は陽の目見ず。


しかし、レース前に入れたKドリームの電話投票を見ると的中払い戻し金がある。


10R,稲垣・村上・東口の列び通りの3連単に後1点、大塚を加えていたのだ。


その配当3420円相当分が入っていた。


車単860円分はレース違いでパーとなったが、3連単は引っ掛けていた。


しかし、電話投票は資金移動をしなければ現金化出来ず、プラスであるが現金は減った。


手持ちを減らした分は電話投票でカバーだが、気分は敗けそのもの。


あの5→1、860円を間違えてなければ手持ちも減らさずに済んだ。


そもそもそこが間違いの元。

レース間違いなど、活きの良い博奕打ちがすることじゃない。


つくづく博打屋も高齢者であることを知った。


野には曼珠沙華と紫式部が秋を告げていた(写真)。

『紅雪絢爛』

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連休明けの朝(16日)。


大雪山系旭岳で例年より早い初冠雪があり、見頃を迎えた紅葉と雪との見事な競演と言う。


毎年、紅葉の第一報はこの旭岳からだが、背後に雪のある映像は記憶にない。


憧れの大雪山紅葉、何時になったら行けるのか。


「紅雪絢爛(こうせつけんらん)」、自然も粋な計らいをする。


今日は5度目の神経ブログの再診日。


前回に懲りて早目に出向いた。


しかし、10時台の大学病院はこんなにもごった返しているものなのかと感心する。


かれこれ一月になる帯状疱疹治療だが、神経痛に移行して以来痛みと症状は殆んど変わらぬと言って良い。


疼痛は強いて数字で言うなら2割減程度だが、痛みの質が変わっているので治療効果の実感はない。


むしろ左腕の内側、脇の下のそれでなくても敏感な所から肘の関節、さらに手首までの内側を鋭利な痛みが走り抜けるのは日増しに強くなっている。


絶えずビリビリと火傷のように熱い刺激が広がる。


その都度思わず、あ痛っと腕を押さえる。


その旨を麻酔科Dr.に告げるのだが、Dr.は任せなさい、悪いようにはしないからさ、と次なる手を考えてくれている。


今日は何時もの神経ブロックとノルスパンテープの処方。


仕事人・外弟子の読み通りノルスパン登場だ。


神経ブロックは1%カルボカインでこちらも仕事人・外弟子想定内。


ノルスパンテープは前回予想の仕事人・外弟子だったが中々優れもの張り薬のようだ。

神経ブロックを終えたのが昼前。


病院前に幾つかある薬局の一つを覗くと大変な待ち人。


午後の所用を考えて向ヶ丘遊園行きのバスに乗り登戸の何時もの薬局に行った。


ここは一番最初に多摩病院にかかった時に利用した薬局だ。


愛想の良い薬剤師のおねぇちゃんを頼ったのが間違いだった。


しばしパソコンを検索した後、申し訳無さそうに在庫がないと言う。


なるほど多摩病院はペインクリニックが無いので博打屋は聖マリアンナに行くことになったのだ。


あまり処方される事のない薬には弱かったようだ。


近くの薬局で在庫のあるところを調べてくれそちらに行った。


幸い隣の薬局で一枚在庫があったようで事無きを得た。


このノルスパンテープと言うのは強い痛みを和らげる為の張り薬と言う。


薬の成分が皮膚から血液中に入り効果を発揮すると説明書にある。


効果は7日間持続すると言う。


張る位置は前胸部・上背部・上腕外部・側胸部の4ヵ所 の何れか。


痛みの部位とは関係なさそうだ。


効き始めるのに時間がかかるようで副作用もある。


薬剤師のお姉ちゃんから説明を受けて今日の医者通い終了。


時はすでに午後13時過ぎ。

週2日、こんな日々が続いたのではたまらないなと思いながら川崎に出向き簡易裁判所に向かった。


司法書士との電話など雑用多々。


開店休業余儀無しの一日。

夜鏡を見ながら何処に貼るかと一悩み。


何とも不思議な話ではないか。


サロンパスの小型のようなシートから血液に薬が入り込むとは。


どうか副作用で悩まされないようにと、前胸部に貼って眠った。

『秋空に祈る』

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『愁思符庵』に3ヵ所ある大窓の内、ベットから一番遠い窓を除いて夜は閉めて寝る。


一つだけ開けた窓は網戸だが、カーテンがあるので夜風は遮らる。


暑からず寒からずの朝を迎えた(17日)。


例年なら残暑と言う言葉が飛び交う頃だが、今年は少し気象が不規則だ。


おまけに首都圏は昨日(16日)の地震で何やら不穏の予兆か。


何が起きるか分からない。

自然も人間社会も個人にも。


明け方、左腕の痛みで目覚めた。


昨夜貼ったノルスパンテープは72時間後から効き始めると言う。


何時もの痛みを抱えた朝を迎えたのも無理はないこと。


ジッと我慢の3日間。


気持ちとしては祈るようだ。


起きてカーテンを開けると、つかさずニャ~と鳴き声。


何処にいたのかカーテンの音に反応した。


ニャ~は良いが、お前を飼ったつもりはないよ、と話しかける。


博打屋でさえまだコーヒーすら飲んでいない。


何がニャ~だよと言いながら、一袋残っている犬用のペースト・フードを少しやった。


も少し毛並みの綺麗な猫なら良いのだが、その辺にいる黒茶虎だ(写真)。


食べるとしばらく毛繕いをして何処かに行った。


牡なのか牝なのか、まだジックリ見たことが無いので分からない。


人には馴れているようで、さほど逃げもしない。


触らせそうだが、まだ博打屋にその気がない。


下手に可愛がると近所の手前がある。


黒いカラス猫の子猫なら良いのにと明るくなった外を眺める。


爽やかな秋だ。


しみじみ神経痛の辛さを味わい、先日の「敬老の日」高齢者デビューを思い知る。


横井也有と言う江戸中期の俳人がいる。


1702年から1783年を生きた人だが、上級武士に生まれながら人生前半で呑気な文筆生活に入った。


この人が老人の歌と言うのを書いている。


「しわがよる ほくろができる 背がかがむ


あたまがはげる 毛が白くなる


手はふるう 足はよろつく 歯はぬける


耳は聞こえず 目はうとくなる


またしても同じ話しに孫自慢


達者自慢に古きしゃれいう

くどくなる 気短になる ぐちになる


思いつくことみな古くなる

身にそうは頭布にえり巻き つえめがね


湯婆(とうば)温石に しびんまごの手


聞きたがる死にともながるさぴしがる


でしゃばりたがる 世話やきたがる」


ふ~ん、また左腕に電流が走る。

『ヤワな奴』

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爽やかで穏やかな日々が続く(18日)。


咲き遅れた夏の花も、咲き急ぐ秋の花も、野分きに乱されることなく一時の平穏に生きている。


人もまた、深まる秋の気配を感じながら、夏との訣別に些かの戸惑いを感じながら生きている。


一年の中でも捨てがたき季節の狭間、人が皆詩人になる麗しい季節だ。


とは言うものの、帯状疱疹後神経痛に見舞われて、思わぬ秋を迎えている博打屋。


憂鬱とはこの日の為にある言葉かと、今まで安易に使ってきた事を恥じる。


しかし、これとてまだまだ甘い。


病に苦しむ人は山ほどいる。


ヤワな事言ってんじゃないよ、と医療関係者から叱られそうだ。


神経痛もさることながら、少しずつ薬の副作用が出て来た。


一昨夜(16日)貼ったノルスパンテープは72時間後からと言うから、今日(18日)の反応は早いかなとも思うが、効き目なんて人各々かも知れない。


沈痛作用より副作用が先に出るものか否かはよく分からない。


とにかく、吐き気がムッと込み上げたり、胸の圧迫感、呼吸のしんどさを感じる。


朝食はしっかり食べたのだが、午後を抜いてしまった。


ただの空腹からの力の無さか、薬のせいの気持ちの悪さか。


午後、症状はどんどん深刻になる。


夕方、パンと梨を食べて横になった。


一休みして楽になったので、湯豆腐を作って食べたが、再び元の木阿弥。


息苦しくもなり、食事を中断して横になった。


考えられるのはノルスパンの副作用か、当初から服用しているリリカカプセルか。


仕事人・外弟子はリリカカプセルとの予測。


多分そうかもしれない。


何れにしても、明日(19日)の再診予約を待たねばなるまい。


週末、車での新潟行きが予定されている。


思わぬ早い副作用なのか、当初からのリリカカプセルの蓄積なのか。


神経痛だけじゃなく副作用にも悩まされる秋の夜だ。

一つ治す為に一つ悪くする。


医療とはそう言うものなのかも知れないが、いやはや参った。


ヤワと言われようが吐き気は辛い。
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