梨作業は終わったが、そのまま土日に入ったので足の浮腫が引かない。
昨夜(1日)も浮腫んでいたので、バンデージのような包帯を巻いて寝た。
朝はほぼ引いているのだが、夕方は腫れが戻る。
夜中の足の引き吊りも頻繁に現れる。
その度に独りもんどり返る姿は我ながら情けない。
まあ、言えばあちこちガタガタだが、死ぬ訳じゃなく、五体満足今日が迎えられる事に感謝しなきゃならん。
明日(3日)辺りから天気が下りそうで、梅雨入りが迫っている。
本来は昨日(1日)が衣替えの日だが、うっかりしていた。
先月来、我が『愁思符庵』は冬物で散乱していた。
陰干ししたスーツやコート、セーターを仕舞うには、夏物が入った衣装ケースと入れ替えなければならない。
馬券で余裕が出来たら、スーツなど、全部クリーニングに出したいが、そんなことをした日にゃ、3連単をナンボ取らなきゃならんことか。
行きつけのクリーニング店が5月末まで半額券を送って来ていたので、先週幾つかを持ち込んだ。
昨日の衣替えを前に、町のあちこちのクリーニング店が様々なサービスを打ち出している。
お金に余裕が出来たら、うんざりとある衣類を全部クリーニングに出し、長期保管して貰いたいものだが、そうもいなかい。
手狭になった『愁思符庵』だから、衣類の収納が厄介。
しかし、今日(2日)は思いきって午前中を洗濯、掃除、衣替えにあてた。
衣類の手入れを怠ると、気に入りのスーツなど、虫食いにあってしまう。
これはかなりショックで、たった一ヶ所、しかも一番目立つ所など喰われた日にゃ泣くに泣けない思いになる。
幾つかそんな衣類があるのだが、虫と言うのもよく知っていて、素材の上等なものを狙ってくる。
やはり、美味しいものは天然繊維。
今日(2日)はたっぷりと防虫剤を入れて保管した。
新たに衣装ケースには夏物のシャツやポロシャツが入れ替わったが、見れば何年も着ていないものや、まだ一度も袖を通していないものも多い。
思えば夏は何枚かのシャツやポロシャツ、Tシャツだけで済ましている。
頻繁に洗濯をするものだから、それらの着回しで済んでしまう。
一度出した衣類がレギュラーとなり、後はケースの中で眠りっぱなし。
つまり、今保有しているほど衣類は必要ないと言う事か。
今年はどんどん着尽くして、衣類を減らさなければならない。
取り敢えず、部屋に散乱していた衣類を収納し、『愁思符庵』の衣替えは終わった。
今日(2日)は武雄競馬決勝だが、18時に大井に用事があった。
その為には川崎場外か新橋ラピスタかと、決勝後の移動の事を考えていた。
ちょうどその時、新潟の知人Kさんから久々の電話があった。
この2~3年音信が無かった。
と言うのは、本人が対外的な公的付き合いは卒業しますと世間への挨拶表明をしたからだ。
博打屋とは公的ではないが、ここ2~3年は新潟競馬場にも姿を見せなくなり、博打屋も連絡はしなかった。
既に70代後半を迎えた人で、東京の印刷会社は3代目となる息子に任せ、何十年前か新潟中条と言う町に移り住んでいた。
博打屋は何度も新潟競馬では泊まりに行き、中条の町には知人も出来た。
Kさんは長年の糖尿病で、その影響か病気のデパートのような体で、自分に合った環境と言うことで、中条に居を構えた。
しかし、この数年体調も芳しくなく、人生の終わりは与論島の施設で過すと言っていた。
去年も新潟に行った時、中条の知人に様子を聞いたが、引越しはしていないようだとの事だった。
思い入れの強い家だから、余程の人でなければ手離さないだろうし、経営者特有の拘りがあったのだろう。
5~6年前、与論島への移住のプランを聴いた時、今日明日にも実行しそうな話ぶりだったので、すでに与論島かとも思っていた。
そのくらいこの20年、与論島好きになり通い詰めている人だ。
それが、今日(2日)の突然の電話である。
無くしたと思ってた携帯電話が出てきたので連絡出来たのだと言う。
明日(3日)の大井ダービーに博打屋が行くのかとの唐突な問に、今日ならたまたま行く用事があると言うと、本人もその時間に来ると言うことになった。
結局博打屋は新橋ラピスタに武雄の決勝を買いに行き、何とも悔しいゴール前の浅井の差しに泣かされた。
今節は金子が楽をしており、今日は深谷・金子・浅井と中部が結束すれば、さすがの平原もきつかろうと、金子からの車券を本線に買った。
結果は深谷が脱落した後、金子・浅井でゴールを目指し、後方は離れた。
武雄は3番手選手も届くシーンが多かったから、浅井の差しも考えれば良かったが、金子の優勝をイメージしてしまった。
浅井・金子・小倉7-3-4,23130円は見事な裏車券(写真)。
小倉の3着を取り上げただけに我ながら悔やまれた。
急いで大井に行くと、Kさんがバドックにいた。
しばらく振りで、7Rの馬を見ながら立ち話。
今年2月、羽田近くの介護付きの特養ホームに移ったのだそうだ。
去年、肺炎でしばらく入院した時、息子が強く移住を要望したそうだ。
独り身のKさんもさすがに観念したのか、よく東京に戻って来たと思う。
風貌はすっかりお爺さんとなったが、博打屋を見るなり、痩せたなあと言う。
中条の家もごく最近売れたそうで、本人の納得いく譲渡だったと言う。
3食付きの施設だそうで、その費用はかなり高いらしい。
入るのがまだ早かったよ、と周りの入居者が自分より皆歳上であると笑っていた。
7Rと明日(3日)のダービーの前売りを買い、妹さんが訪ねてくるからと言って帰って行った。
7Rのお目当ての馬を外した博打屋は9Rの3連複8280円を取り損失補填。
12Rのお目当て馬の前売りを買って大井競馬場を出た。
大森から乗った電車が蒲田駅止まりだったのが何かの縁。
どうしようかと迷っていた蒲田のラーメン大へ立ち寄った。
思わぬKさんとの久々の再会だったが、おかげで食べたかったラーメンにありつけた(写真)。
帰りの車中で12Rの前売り馬券が外れたのを知ったのは誤算だったが、まあ、Kさんが充実した終の住み処に移り住んだ事は良かったのではないか。
東京なら何時でも会える。