競馬が一区切りしたと共に、水無月を迎えた(1日)。
天気は相変わらず夏の様相だが、今週後半は梅雨らしい天気になりそうだ。
水無月と言えば、博打屋の誕生月である。
そう言えば先日免許証の更新の案内が来ていた。
大昔、更新を1年以上忘れていた事がある。
その間、佐渡でレンタカーを借りたり、平気で運転していた。
ある夜、車を自宅前の道路に止めていて駐車違反の紙を張られた。
近くの交番に出頭するように書いてあったので朝出向くと、担当のお巡りさんが当直明けで、夕方からの出勤だからその頃来るようにとの事だった。
その時の巡査は、書類を作っておくので、まあお座りと博打屋を座らせ、取り合えず免許証出してと促す。
書類を書いている巡査の前に免許証を出して博打屋は改めて自分の免許証を繁々と眺めると期日が過ぎていりのに気がついた。
ドキッとして落ち着かない。
巡査は免許証をチラチラ見ながら住所等を書き写している。
こりゃ不味いぞと、ドキドキしていたら、巡査はハイこれを申し送りしておくので、夕方出直してとその場はしのげた。
それからが悩みどころ。
改めて免許証を見直すと1年以上期限を過ぎている。
嘘だろ!?と。
当時は今のように更新通知が来ていたかどうか記憶にない。
たぶんまだそう言う事前通知など無かったのだろう。
一計を案じた博打屋は当時付き合いのあった大学生の某君に頼み代わりに出頭して貰うことにした。
某君の免許証はまだ汚れていないし、点数も大した事はないので気持ち良く引き受けてくれた。
事前に経過を話し、入念なストーリーを作った。
車の所有者は某君のバイト先の主人で博打屋の知人だ。
その車を某君が借りて運転して博打屋宅に泊まりに来て、朝早く学校に行き、博打屋が張り紙を見て交番に取り合えず来たのだと言う事にした。
交番近くの喫茶店で打ち合わせをし、事情を呑み込んだ某君は交番に向かった。
暫くして某君がにこやかな顔をして戻って来た。
事情を話すと、バイトの話や泊まりに来た事情等を聞かれ、学生なのだから罰金はきつかろうと勘弁してくれたと言う。
本当かよ!?と言う結末だったが、罰金は博打屋が払っても、点数は某君の負担となるので悩ましかったが、取り合えず一件落着だった。
もう時効だからこう言う顛末も許されよう。
しかしそれからが大変。
博打屋が警察に相談すると、1年未満なら「うっかり失効」と言う救済措置があるそうだが、博打屋の場合その期間を過ぎているので、取り直すしかないと言う。
それから博打屋は運転免許試験場で直接受験をし直し、3度目で取り直した。
そんな苦い経験があるので、今月は忘れずに更新に行かねばならない。
「一期一会」と言う言葉はよく使われる茶道の精神を端的に表現した格調高い名言。
昨日(31日)のダービーを見ながら思い起こす言葉ではないが、たまたまこの言葉を書いた『山上宗二記』の著者の没日が昨日であった。
1590年没、安土桃山時代の茶人だが、号を瓢庵(ひょうあん)と言い千利休に学び秀吉に支えた。
茶事についての自分の意見、茶湯生活三十年の覚え書きがその記である。
一期とは人間の一生のこと。
一会とはただひとたびの出会いのこと。
「客を迎えておこなう茶会は生涯のうちで今日この一回しかないと考えて最善をつくすこと」
明日があると思ってはいけない。
もう一度同じ相手と茶釜でめぐり会うと思ってはいけない。
一度の出会にすべてを賭ける精神。
この事を『山上宗二記』は語っている。
昨日のダービーを見ながら、馬も騎手も、このレースだけは「一期一会」なのだなと思った。
パドックでドゥラメンテの出来を確認し、リアルスティール、サトノクラウンと人気馬を確認し、博打屋なりの順番を付けた。
昨日パドックから報じた通りだ。
サトノクラウンが唸るような出来で、リアルスティールより上位に見えた。
サトノラーゼンは馬の良さと枠番が魅力だった。
何より、ドゥラメンテは別格として、昨日のサトノクラウンの仕上げを見えないようではパドックを見る意味かないだろうと思えた。
馬が唸っていたとはあの事だが、そつなく内枠を利したサトノラーゼンにハナ差負けたのはむしろ仕上がり過ぎだったか。
博打屋は買い目的にはサトノクラウン2着の方が良かったが、配当が高いサトノラーゼン2着も納得。
思わぬ好配当に気持ちが緩んだか、次の11Rの3連単ジュネシスロック・フミノファルコン・サネイチ7-5-1,6120円を取ったと喜んでいたら、ダービーの後、つまり何時ものメインレース後だから12Rと勘違いし12Rの馬券となっていた。
さすがに12Rの目黒記念は荒れると予想していても、代用は効きそうにないので払い戻して貰った。
ダービーの日はメインが10Rとなるから、昔からこの手の間違いは多かった。
まさか博打屋が引っ掛かってしまうとは。
しかも安いながら1・2着馬の競り合いをやっと蛯名騎手が制しただけにホッとしたゴール前だった。
ぬか喜びが堪えたか、荒れる目黒記念、勝った小牧騎手を買いきれなかった。
そんなダービー明けが水無月朔日。
気になっていた佐賀・武雄競輪準決勝に京王閣まで出向いた。
ダービーからダービーまでが競馬の一サイクル。
競馬は延々と続くが、何だか気分が緩む。
武雄準決勝で何とかと意気込んだが、3レース共固い配当を敢えて捻りすぎて失敗。
水無月を敗けでスタートしたが、競馬は今週から新サイクル。
また長いダービー馬探しの1年が始まる。
天気は相変わらず夏の様相だが、今週後半は梅雨らしい天気になりそうだ。
水無月と言えば、博打屋の誕生月である。
そう言えば先日免許証の更新の案内が来ていた。
大昔、更新を1年以上忘れていた事がある。
その間、佐渡でレンタカーを借りたり、平気で運転していた。
ある夜、車を自宅前の道路に止めていて駐車違反の紙を張られた。
近くの交番に出頭するように書いてあったので朝出向くと、担当のお巡りさんが当直明けで、夕方からの出勤だからその頃来るようにとの事だった。
その時の巡査は、書類を作っておくので、まあお座りと博打屋を座らせ、取り合えず免許証出してと促す。
書類を書いている巡査の前に免許証を出して博打屋は改めて自分の免許証を繁々と眺めると期日が過ぎていりのに気がついた。
ドキッとして落ち着かない。
巡査は免許証をチラチラ見ながら住所等を書き写している。
こりゃ不味いぞと、ドキドキしていたら、巡査はハイこれを申し送りしておくので、夕方出直してとその場はしのげた。
それからが悩みどころ。
改めて免許証を見直すと1年以上期限を過ぎている。
嘘だろ!?と。
当時は今のように更新通知が来ていたかどうか記憶にない。
たぶんまだそう言う事前通知など無かったのだろう。
一計を案じた博打屋は当時付き合いのあった大学生の某君に頼み代わりに出頭して貰うことにした。
某君の免許証はまだ汚れていないし、点数も大した事はないので気持ち良く引き受けてくれた。
事前に経過を話し、入念なストーリーを作った。
車の所有者は某君のバイト先の主人で博打屋の知人だ。
その車を某君が借りて運転して博打屋宅に泊まりに来て、朝早く学校に行き、博打屋が張り紙を見て交番に取り合えず来たのだと言う事にした。
交番近くの喫茶店で打ち合わせをし、事情を呑み込んだ某君は交番に向かった。
暫くして某君がにこやかな顔をして戻って来た。
事情を話すと、バイトの話や泊まりに来た事情等を聞かれ、学生なのだから罰金はきつかろうと勘弁してくれたと言う。
本当かよ!?と言う結末だったが、罰金は博打屋が払っても、点数は某君の負担となるので悩ましかったが、取り合えず一件落着だった。
もう時効だからこう言う顛末も許されよう。
しかしそれからが大変。
博打屋が警察に相談すると、1年未満なら「うっかり失効」と言う救済措置があるそうだが、博打屋の場合その期間を過ぎているので、取り直すしかないと言う。
それから博打屋は運転免許試験場で直接受験をし直し、3度目で取り直した。
そんな苦い経験があるので、今月は忘れずに更新に行かねばならない。
「一期一会」と言う言葉はよく使われる茶道の精神を端的に表現した格調高い名言。
昨日(31日)のダービーを見ながら思い起こす言葉ではないが、たまたまこの言葉を書いた『山上宗二記』の著者の没日が昨日であった。
1590年没、安土桃山時代の茶人だが、号を瓢庵(ひょうあん)と言い千利休に学び秀吉に支えた。
茶事についての自分の意見、茶湯生活三十年の覚え書きがその記である。
一期とは人間の一生のこと。
一会とはただひとたびの出会いのこと。
「客を迎えておこなう茶会は生涯のうちで今日この一回しかないと考えて最善をつくすこと」
明日があると思ってはいけない。
もう一度同じ相手と茶釜でめぐり会うと思ってはいけない。
一度の出会にすべてを賭ける精神。
この事を『山上宗二記』は語っている。
昨日のダービーを見ながら、馬も騎手も、このレースだけは「一期一会」なのだなと思った。
パドックでドゥラメンテの出来を確認し、リアルスティール、サトノクラウンと人気馬を確認し、博打屋なりの順番を付けた。
昨日パドックから報じた通りだ。
サトノクラウンが唸るような出来で、リアルスティールより上位に見えた。
サトノラーゼンは馬の良さと枠番が魅力だった。
何より、ドゥラメンテは別格として、昨日のサトノクラウンの仕上げを見えないようではパドックを見る意味かないだろうと思えた。
馬が唸っていたとはあの事だが、そつなく内枠を利したサトノラーゼンにハナ差負けたのはむしろ仕上がり過ぎだったか。
博打屋は買い目的にはサトノクラウン2着の方が良かったが、配当が高いサトノラーゼン2着も納得。
思わぬ好配当に気持ちが緩んだか、次の11Rの3連単ジュネシスロック・フミノファルコン・サネイチ7-5-1,6120円を取ったと喜んでいたら、ダービーの後、つまり何時ものメインレース後だから12Rと勘違いし12Rの馬券となっていた。
さすがに12Rの目黒記念は荒れると予想していても、代用は効きそうにないので払い戻して貰った。
ダービーの日はメインが10Rとなるから、昔からこの手の間違いは多かった。
まさか博打屋が引っ掛かってしまうとは。
しかも安いながら1・2着馬の競り合いをやっと蛯名騎手が制しただけにホッとしたゴール前だった。
ぬか喜びが堪えたか、荒れる目黒記念、勝った小牧騎手を買いきれなかった。
そんなダービー明けが水無月朔日。
気になっていた佐賀・武雄競輪準決勝に京王閣まで出向いた。
ダービーからダービーまでが競馬の一サイクル。
競馬は延々と続くが、何だか気分が緩む。
武雄準決勝で何とかと意気込んだが、3レース共固い配当を敢えて捻りすぎて失敗。
水無月を敗けでスタートしたが、競馬は今週から新サイクル。
また長いダービー馬探しの1年が始まる。