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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『卯月尽』

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雨音が春雨の風情とは無縁な強さで『愁思符庵』の屋根を叩く朝(30日)。


春雨前線が2本、列島南北の海洋上に停滞しているようで、結構な雨量となるようだ。


今日は卯月の晦日「卯月尽」。


もう4月は終わるのか、と色々感慨深い。


そう、春は遠に終わっている。


桜も津軽海峡を渡ろうとしている時期だ。


昨夜(29日)秋田大曲の知人から角舘の夜桜が届けられた(写真)。


たまたまTVを見ていたら歌手の藤あや子さんが秋田の人だと言っていたので、暫く歌を忘れたカナリアのように、競馬離れや上京離れしている知人馬主に連絡してみた。



大曲と言う方が馴染みがあるが、今は大仙市と行政面ではなっている。


知人はちょうど角舘で夜桜宴会のようだった。


藤あや子さんは角舘の人だと言う返事に懐かしい角舘の夜桜が付いていた。


角舘は武家屋敷の垂れ桜が見事だが、桧木内川(ひのきないがわ)のソメイヨシノも見応えがある。


今上天皇の誕生を記念して植えられたと聞くが、2キロに及ぶ土手沿いの桜トンネルは桜百選もの。


26日に開花宣言がだされ、今日(30日)が見頃のようだ。


角舘は内陸だが海山問わぬ食べ物豊富な地。


雪の武家屋敷も良いが、垂れ桜、新緑、紅葉と、四季折々心休まる町並みだ。


こちらは仙北市になるが、大曲と近い。


田沢湖・乳頭温泉郷を含めいつ訪れても秋田の良さ満喫の観光ゾーン。


何より、人が暖かい。


風と雨で「卯月尽」は無念の1日となりそうだ。


角舘を思い出すと無性に旅心をそそられる。


こんな地に住んでいると、東京に足が遠のく馬主の気持ちも分からぬでない。


朝、患者に若干の体調異変があり、仕事人・外弟子たちチームSのオペは今日(30日)予定オペの順番を変えて行った。


4時間7分、ストンと決めたそうで、混成チームながら大任を果たしホッとしているそうだ。


患者青年も稚内に桜が咲く頃帰れるのではないか。


仕事人・外弟子は明日(1日)から今度は自らの補修にかかり患者の身。


次なる仕事が待っている。


雨で西武園行きを諦めた博打屋は、「ラスト・サムライ」ならぬ「ラスト商人」となるべく京王閣に出向いた。


今シリーズの西武園にはボディシャー、パーキンスの外人選手が参戦しており、軸は比較的楽。


着いた8R,そのボティシャーから買い3-2-4,3310円を取り好発進(写真)。


しかし、9・10レースを外し外と同じく暗雲漂った。


特に10Rパーキンスの頭が固いレースの相手を間違い取り損ねた。


元の木阿弥、ラスト商人もこれまでかと11R特選の小嶋に賭けた。


ライン長く初日は買える小嶋だ。


4番手の高原がギアを上げていたのが気になり、3番手の児玉を切った。


幸い、小嶋が捲り伊藤・高原7-1-9,4140円と決まり再び浮上(写真)。


小嶋で売れていたレースだが、高原3着が一捻りだった。


地味な「ラスト商人」に終わったが、雨も小降りになり、地元農協の出店で半額になった筍を買った。



焼く以外に調理が出来ないので焼いて食べた(写真)。


根元のアクがほろ苦かったが、卯月尽の夜に相応しい味だった。

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