天気回復との予報に、先日の庭師仕事のやり残し、切り枝処理に出掛けた。
改めて見直すと、よく伐りに伐ったものだと思う(写真)。
通常のゴミ回収に出すためには、枝は50センチの長さに切り揃え、葉はゴミ袋に入るよう細かく切る。
大変根気の要る作業だが、単純作業だから気持ちは楽。
しかし、午後になって天気は一変。
都心では雹・霰から霙になり、初雪となった。
雷鳴も轟き、気象学上では夏のゲリラ豪雨と同じ現象と言う。
羽田沖上空に積乱雲の一つ手前、雄大積雲が発生した。
今日の東京上空は日本海からの寒気団、その下を太平洋からの寒気団が左右に交錯する形で流れた。
その結果が今日の激変気象と言うことだ。
各地で初雪が降り、日本中が震え上がった1日となった。
枝処理を切り上げ、今日初日の伊東競輪・椿賞争奪戦に急いだ。
特選11Rしか間に合う時間でなかったが、着くと冷蔵庫の中に居るような冷え込みを避けた年金層ファンが建物に溢れていた。
特選11Rは、今節一人だけのS級山崎芳仁が地元渡邉晴智の前を走り、2車裏表で売れていた。
終わった選手、とファンの信頼薄い山崎だが、ここまでメンバーが落ちるとS級の名に賭けても結果を出さなければなるまい。
渡邉を引き出すか、自分が勝つか、信頼薄い山崎だけに博打屋も悩んだ。
結局、今日は勝つだろうと山崎1着3連単を主力に、渡邉1着車券を押さえに買った。
しかし、レースは中村一将の逃げとなり山崎は中団。
山崎が動いた時に後ろの渡邉がつまらぬ動きをし落車、5車を巻き込む波乱となった。
結果、前を走っていた中村・加藤慎平・山崎の3車争いとなり、山崎・加藤・中村と入線。
山崎も審議対象となったが、今シリーズ目玉選手を失格にする訳がないとのファンの囁き通り決着した。
何とも馬鹿馬鹿しいレースだ。
渡邉には何度もこう言う嫌な思いをさせられているが、山崎のレース運びもこうした結果を招く遠因となった事は否めない。
しかし、それを言うなら、そもそも昔の名前で走ってます、の2人の裏表が売れ筋である事に疑問を持たない博打屋が甘かったか。
つまらぬレースに間に合ってしまった事に嫌悪感を覚えながら、冷たい夕空を仰いだ。
思惑違いの有馬記念ラスト競馬になりそうだが、今さらジタバタしても始まらぬ。
残り銭で今年の総決算をしなければなるまい。
ボストンに移動した仕事人・外弟子一行は、ハーバード大医療スタッフの要請でオペ実施。
何を試されるか不安を抱えていたようだが、オペは単純な弁置換と一ヶ所バイパス形成と言う拍子抜け。
世界各国から勉強に来ているエリートにも容易にこなせるレベルのものだったが、そこが味噌。
基礎的なモノを如何に完璧に仕上げるかを試されたようだ。
ならばと、Dr.須磨&仕事人・外弟子は、来週予定のモナコオペのリハーサルを兼ねて新たな手技トライ決行。
それまで使っていた縫合糸7-0サイズから、今回モナコで使用予定の8-0メインに披露したそうだ。
今回のモナコ患者は血管の状態が悪く、髪の毛より細い8-0使用が必須で長らく練習を積み重ねてきていた。
仕事人・外弟子もスコープを使い、持針器にセットするコツや使用する長さを試行錯誤している段階だった。
行き当たりばったりの手技披露1時間42分。
ボストンでもStading ovationだったそうだ。
その後、クリスマス・ランチ・パーティー。
講演はこの席で行われ、スライド上映でDr.須磨が60分話した後、仕事人・外弟子登場。
Dr.須磨との出会いや、チームS結成、さらにオペ裏話やシミュレーション秘話公開など、多方面に及んだと言う。
この間、パリ滞在のDr.ジョンからテレビ電話が入り、会場は盛り上がったようだ。
何時もながらの駈け足海外スケジュール。
無事役目を果たしたのは何より。
ボストンのツリーや夕景を見納めに帰国の途に就いたと言う(写真)。