雨の週明けの朝(5日)。
暦の上では春なのだから春雨と言うべきか。
それにしては風を伴う暴風雨の気配で、春雨の艶やかさはない。
幸いにも今日は全休日を予定しているので、晴耕雨読の贅沢を味わいたい。
雨でなければ、花を愛でに出歩きたい季節だが、その陽気でもない。
週明けは土日の商い次第で気分が違うのが常だが、今日は少しのんびりとしている。
中山に舞台を移して4日目の昨日であったが、4日目にしてプラス計上をして振り出しに戻した。
厳密に言うなら前に進んだ訳ではないのだが、一度手放した諭吉たちが戻って来るというのは、めでたいことでもある。
つまり、博奕稼業で言うなら、2週前のスタート時と、今日の手持ち金が同じなら、その間の生活費を含めたランニングコストを弾き出したと言うことだ。
昨日の勝因は何と言ってもこの時期の開業厩舎や新人騎手、記録達成間近の調教師をマークしていたことによるだろう。
競馬は馬が走るものだが、その馬を走らせるのは人である。
見方を変えるなら、人の思惑が大いに結果を左右する。
2月で引退した調教師の最終週の成績を見てみると、いかにも人間臭さが窺える激走ぶりで、馬券的にも魅力的であったことが分かろう。
馬券をやる以上、多角的に臭覚を働かせなければ、ただノホホント馬ばかり見ていても始まらない。
重賞で最後の花道を飾った調教師もいたのだから、終わった後で気付いても遅い。
もちろん、気持ちは有終の美でも、そう事はうまく運ばないのも勝負の世界。
しかし、まさかねぇ、それじゃ出来すぎでしょうにと思える事がつらつら平気で起きるのもこの世界だ。
土曜日(3日)のオーシャンSでのナックビーナス横山典騎手は、この日2勝を加算して2700勝に王手をかけたおあつらえ向きの重賞だった。
博打屋としては、ここで2700勝メモリアルとは、横山典騎手らしい胸算用だなと当然馬券には加えた。
結果は、してやったりのゴール寸前だったが、10番人気の北村宏騎手キングハートに強襲されまさかの2着。
確かにそうは上手く事は運ばないが、ここは勝ち負けの意欲十分だったことは確かだ。
さすがに昨日(4日)は緊張が途切れたか、7Rのミッキークインの2着以外に良いところがなかった。
このレースもゴール前で内田騎手スズカゴーディーに差されてしまった。
博打屋はこのレースの3連単15080円を8点で仕留めたが、予想外に高配当だった。
昨日の勝因は、土曜日の時点で記録達成間近かな騎手、調教師をマークした点に尽きる。
3日目(3日)を迎える時点で記録達成間近な騎手は、2700勝負にあと3勝の横山典騎手、800勝にあと2勝のMデムーロ騎手、300勝にあと1勝の川島騎手、同じく300勝にあと2勝の酒井騎手。
調教師では、500勝にあと1勝の堀厩舎、200勝にあと1勝の大竹厩舎、高木厩舎、100勝にあと1勝の粕谷厩舎がいた。
関東の関係者が多かったので、馬券的には当然マークだ。
堀厩舎は土曜日(3日)の8Rルフォール3番人気で難なく500勝達成した。
Mデムーロも799勝目とし、この日800勝を通貨した。
関西の川島信二騎手は土曜3Rヒロノライデンで300勝を達成している。
日曜日(4日)は調教師が注目だった。
博打屋は中山2Rの粕谷厩舎ブラウンローゼットに注目した。
2番人気だったが鞍上は宮崎北斗騎手だ。
頭(1着)で買うには勇気がいったが、ダート1200メートルの14番枠なら何とかなるかと、珍しく3連単フォーメーション6点に絞った。
幸いにもブラウンローゼットはあっさりと勝ち、粕谷調教師も100勝を通過した。
この3連単10560円はそこそこの配当で、午前中を楽にしてくれた。
その後、ちょこちょこ当てた昨日だったが、だめ押しは中山最終レースを迎えた時だ。
阪神12Rを見ていると、唯一の関東馬ブランメジェールが出走している。
200勝王手の高木厩舎の馬だ。
うっかりと締め切りを過ぎていたので馬券を買いそびれた。
まずいなと思っている矢先、ブランメジェールは勝った。
う~ん、迂闊だったなと後の祭り。
しかし、中山の最終レースには博打屋注目のカルヴァリオがいる。
200勝王手の大竹厩舎だ。
パドックを確認しに出向き、やや焦れ込み気味のこの馬に不安を抱いたが、堀、粕谷、高木の3厩舎が出来すぎと思える記録達成を果たした週となっただけに、ここは目をつぶってこの馬からと、単勝と3連単で強気に出た。
と言うのも、この日10Rで一度書いた3連単フォーメーションを、購入時点で3連複に変え、センチュリオン・リーゼントロック・クインズサターンの38670円馬券を、7320円の3連複的中にしてしまった後悔があったからだ。
あのまま3連単でもピタリと当たっていただけに悔やまれた。
内心、今日はプラス発進なのだから、イケイケドンドンじゃなかったのかと、悔しさを最終レースまで引きずっていた。
おまけに阪神の買いそびれ。
ここは単勝もしっかりと押さえようと腹を括った。
買ったあと、顔見知りの馬主と顔を会わせた。
この日4R障害エアカーディナルで3着となり、複勝520円で救ってくれた馬の馬主だ。
9Rエアアンセムは人気だから、判断は梶さんに任せるよと言っていたが、こちらも少し早く先頭に立ちすぎたが、上手くしのいで勝った。
その馬主が最終レース締め切りベルがなる間際に、梶さん、何よここはと聞く。
いやね、かくかく然々で狙いはカルヴァリオと言うと、本人は意を得たりの顔で、自分もこれかなと新聞に1頭だけ丸を付けているのを見せる。
まだ間に合うかなと、口頭窓口に単複を買いにいった。
どうやら間に合ったようで、2人でレースを見守った。
じっとカルヴァリオの動きだけを見ていた2人だったが、内で効率良く4コーナーを回ってゴール前伸びて来た。
博打屋は3連単もあるので、2・3着も気になったが、首尾良くショウナンアンセム・アオイシンゴのゴールとなった。
3着が微妙だっただけにヒヤリとしたが、事なきを得た。
単勝700円、3連単9950円に2人で握手の瞬間だった。
梶さん、帰りがけの駄賃とはこの事だねと、ご機嫌の馬主。
博打屋もホッとして帰途についた。
後は先週同様、名古屋競輪金鯱賞決勝の的中メール待ちだったが、時間を過ぎてもメールは鳴らずだ。
調べて見ると、浅井が消えて後ろの吉田が恵まれたようだ。
2・3着が浅井の相手に選んだ2車だっただけに残念だった。
まあ、そうそう良いことばかりはないか苦笑した。
明けて週明けの今日。
とうとう、晴耕雨読を喫茶店で過ごしてしまった。
風雨がだんだん強くなってきた夕方である。
思えば自分の落とした金を拾い戻したに過ぎないのだが、不振でスタートした中山競馬を振り出しに戻したのだから、博奕稼業も照日曇る日だ。
たまに稼ぐと、博打屋もうるさいこと。
まあ、いいか。
今日は小田原競輪初日特選を電話投票。
稲垣に託したが、果報は喫茶店で待てだ。
暦の上では春なのだから春雨と言うべきか。
それにしては風を伴う暴風雨の気配で、春雨の艶やかさはない。
幸いにも今日は全休日を予定しているので、晴耕雨読の贅沢を味わいたい。
雨でなければ、花を愛でに出歩きたい季節だが、その陽気でもない。
週明けは土日の商い次第で気分が違うのが常だが、今日は少しのんびりとしている。
中山に舞台を移して4日目の昨日であったが、4日目にしてプラス計上をして振り出しに戻した。
厳密に言うなら前に進んだ訳ではないのだが、一度手放した諭吉たちが戻って来るというのは、めでたいことでもある。
つまり、博奕稼業で言うなら、2週前のスタート時と、今日の手持ち金が同じなら、その間の生活費を含めたランニングコストを弾き出したと言うことだ。
昨日の勝因は何と言ってもこの時期の開業厩舎や新人騎手、記録達成間近の調教師をマークしていたことによるだろう。
競馬は馬が走るものだが、その馬を走らせるのは人である。
見方を変えるなら、人の思惑が大いに結果を左右する。
2月で引退した調教師の最終週の成績を見てみると、いかにも人間臭さが窺える激走ぶりで、馬券的にも魅力的であったことが分かろう。
馬券をやる以上、多角的に臭覚を働かせなければ、ただノホホント馬ばかり見ていても始まらない。
重賞で最後の花道を飾った調教師もいたのだから、終わった後で気付いても遅い。
もちろん、気持ちは有終の美でも、そう事はうまく運ばないのも勝負の世界。
しかし、まさかねぇ、それじゃ出来すぎでしょうにと思える事がつらつら平気で起きるのもこの世界だ。
土曜日(3日)のオーシャンSでのナックビーナス横山典騎手は、この日2勝を加算して2700勝に王手をかけたおあつらえ向きの重賞だった。
博打屋としては、ここで2700勝メモリアルとは、横山典騎手らしい胸算用だなと当然馬券には加えた。
結果は、してやったりのゴール寸前だったが、10番人気の北村宏騎手キングハートに強襲されまさかの2着。
確かにそうは上手く事は運ばないが、ここは勝ち負けの意欲十分だったことは確かだ。
さすがに昨日(4日)は緊張が途切れたか、7Rのミッキークインの2着以外に良いところがなかった。
このレースもゴール前で内田騎手スズカゴーディーに差されてしまった。
博打屋はこのレースの3連単15080円を8点で仕留めたが、予想外に高配当だった。
昨日の勝因は、土曜日の時点で記録達成間近かな騎手、調教師をマークした点に尽きる。
3日目(3日)を迎える時点で記録達成間近な騎手は、2700勝負にあと3勝の横山典騎手、800勝にあと2勝のMデムーロ騎手、300勝にあと1勝の川島騎手、同じく300勝にあと2勝の酒井騎手。
調教師では、500勝にあと1勝の堀厩舎、200勝にあと1勝の大竹厩舎、高木厩舎、100勝にあと1勝の粕谷厩舎がいた。
関東の関係者が多かったので、馬券的には当然マークだ。
堀厩舎は土曜日(3日)の8Rルフォール3番人気で難なく500勝達成した。
Mデムーロも799勝目とし、この日800勝を通貨した。
関西の川島信二騎手は土曜3Rヒロノライデンで300勝を達成している。
日曜日(4日)は調教師が注目だった。
博打屋は中山2Rの粕谷厩舎ブラウンローゼットに注目した。
2番人気だったが鞍上は宮崎北斗騎手だ。
頭(1着)で買うには勇気がいったが、ダート1200メートルの14番枠なら何とかなるかと、珍しく3連単フォーメーション6点に絞った。
幸いにもブラウンローゼットはあっさりと勝ち、粕谷調教師も100勝を通過した。
この3連単10560円はそこそこの配当で、午前中を楽にしてくれた。
その後、ちょこちょこ当てた昨日だったが、だめ押しは中山最終レースを迎えた時だ。
阪神12Rを見ていると、唯一の関東馬ブランメジェールが出走している。
200勝王手の高木厩舎の馬だ。
うっかりと締め切りを過ぎていたので馬券を買いそびれた。
まずいなと思っている矢先、ブランメジェールは勝った。
う~ん、迂闊だったなと後の祭り。
しかし、中山の最終レースには博打屋注目のカルヴァリオがいる。
200勝王手の大竹厩舎だ。
パドックを確認しに出向き、やや焦れ込み気味のこの馬に不安を抱いたが、堀、粕谷、高木の3厩舎が出来すぎと思える記録達成を果たした週となっただけに、ここは目をつぶってこの馬からと、単勝と3連単で強気に出た。
と言うのも、この日10Rで一度書いた3連単フォーメーションを、購入時点で3連複に変え、センチュリオン・リーゼントロック・クインズサターンの38670円馬券を、7320円の3連複的中にしてしまった後悔があったからだ。
あのまま3連単でもピタリと当たっていただけに悔やまれた。
内心、今日はプラス発進なのだから、イケイケドンドンじゃなかったのかと、悔しさを最終レースまで引きずっていた。
おまけに阪神の買いそびれ。
ここは単勝もしっかりと押さえようと腹を括った。
買ったあと、顔見知りの馬主と顔を会わせた。
この日4R障害エアカーディナルで3着となり、複勝520円で救ってくれた馬の馬主だ。
9Rエアアンセムは人気だから、判断は梶さんに任せるよと言っていたが、こちらも少し早く先頭に立ちすぎたが、上手くしのいで勝った。
その馬主が最終レース締め切りベルがなる間際に、梶さん、何よここはと聞く。
いやね、かくかく然々で狙いはカルヴァリオと言うと、本人は意を得たりの顔で、自分もこれかなと新聞に1頭だけ丸を付けているのを見せる。
まだ間に合うかなと、口頭窓口に単複を買いにいった。
どうやら間に合ったようで、2人でレースを見守った。
じっとカルヴァリオの動きだけを見ていた2人だったが、内で効率良く4コーナーを回ってゴール前伸びて来た。
博打屋は3連単もあるので、2・3着も気になったが、首尾良くショウナンアンセム・アオイシンゴのゴールとなった。
3着が微妙だっただけにヒヤリとしたが、事なきを得た。
単勝700円、3連単9950円に2人で握手の瞬間だった。
梶さん、帰りがけの駄賃とはこの事だねと、ご機嫌の馬主。
博打屋もホッとして帰途についた。
後は先週同様、名古屋競輪金鯱賞決勝の的中メール待ちだったが、時間を過ぎてもメールは鳴らずだ。
調べて見ると、浅井が消えて後ろの吉田が恵まれたようだ。
2・3着が浅井の相手に選んだ2車だっただけに残念だった。
まあ、そうそう良いことばかりはないか苦笑した。
明けて週明けの今日。
とうとう、晴耕雨読を喫茶店で過ごしてしまった。
風雨がだんだん強くなってきた夕方である。
思えば自分の落とした金を拾い戻したに過ぎないのだが、不振でスタートした中山競馬を振り出しに戻したのだから、博奕稼業も照日曇る日だ。
たまに稼ぐと、博打屋もうるさいこと。
まあ、いいか。
今日は小田原競輪初日特選を電話投票。
稲垣に託したが、果報は喫茶店で待てだ。