蒸し暑い前夜で、睡眠不足の朝を迎えた(25日)。
今日は早朝の散策同行援護が入っているので、6時前の起床となった。
蒸し暑さは依然として朝まで残っていた。
少々眠いが、体を起こすしかない。
足首を捻挫している利用者だが、すでに準備をして待っていた。
8時30分までウォーキングだったが、蒸し暑さでしっかりと汗をかいた。
今日(25日)は終了後、直帰して午後の福井競輪不死鳥杯決勝に備える予定であった。
世の中はこれからという9時前の事だ。
予想外の汗に一度着替えに戻ることにした。
利用者は一週間前の散策後、捻挫していることを打ち明けた。
10日前の事だと言うが、見ると腫れが残っていた。
医者に行くべきと勧めると、明日にでも行ってくると言っていたが、どうやらそのままにしていたようだ。
骨じゃなさそうだし、どうせ医者に行っても湿布するだけだろうからと、自分で包帯を巻き直していた。
娘さんが買ってきたという 包帯だが、巾が狭く、捻挫には不向きな包帯だった。
湿布をして、もう少し幅広の包帯でしっかりと固定しなければ駄目ですよと言っておいたが、さてどうしたことやら。
博打屋より一回り近い歳上だから、治りは遅いのは分かるが、足を痛めると散歩もままならなくなる。
足腰を鍛えて寝たきりになりたくないという意志も、叶えられなくなる。
甘くみない方が良いですよと、忠告しておいたが、医者に行くにもガイドが必要となる不自由さは分からぬでもない。
そう言う博打屋も、このところ左足首に痛みを覚える。
歩き初めに痛みがあるが、その内慣れてくる。
足首をぐるぐる回すと、左右の痛みの違いが分かる。
原因は分からないが、これといった出来事があった訳でもない。
年相応に、関節の油切れでも起こしているのか。
帰宅して一息ついていると、睡魔に襲われてしまった。
前夜の寝苦しさが堪えたようだ。
やはり、帰宅すると気が緩むので、あのまま外出しておくのが一番だった。
1日がずいぶん長く使える。
しかし、さすがに福井競輪最終日を朝から戦う元気はない。
今日(25日)は土用丑の日である。
暑いのは当たり前と言わざるを得ない。
鰻がもてはやされる1日だが、今年は土用の丑の日は2日ある。
何も今日慌てて食べることはないと、おそらく鰻に縁のないであろう博打屋は自分に言い聞かせる。
二の丑は8月6日の土用明けの日だ。
ヒロシマの日であるが、その時までには博打屋の懐も、国産天然鰻の一匹や二匹を食べられる余裕が出来ているだろう。
滋養を付けるなら鰻でなくても良さそうなものだが、世間が騒ぐならそれに従うのも悪くない。
いや待てよと、睡魔と蒸し暑さの中で博打屋は考えた。
今日(25日)の鰻も不可能ではないことに気付いた。
福井競輪不死鳥杯決勝は、昨日の準決勝観戦から地元勢圧倒的有利が明白となっていた。
野原・脇本・稲川翔・村上義弘と、地元・近畿が4車もラインを組めば、他の選手は脇役にしか過ぎない。
今日の不死鳥杯は、お決まりの地元優遇のG3らしさに拍車をかけたような決勝メンバーとなってしまった。
そうだ、今日この日こそ、博打屋のペイデイ、土用の丑の日、鰻の日、幸せはここにあり、家賃もどこ吹く風だわと、屋内熱中症気味になった。
確かに、他に5車もいるのだから、無風の決勝とは言い切れない。
しかし、どう考えても、好調地元野原は後ろの脇本の為に捨て駒覚悟の男気の筈。
その脇本は地元優勝がファンへの義理返し。
3番手大阪稲川翔は、昨日勝って好調維持も、脇本を喰って(差して)まで、地元記念を奪いたくない。
4番手近畿村上義弘となると、昨日(23日)も脇本を援護する男気レース。
日本一の先行意欲の脇本には皆少なからぬ借りもある。
今日のライン前3車は、自分の為のものでないことは先刻承知の村上だ。
むしろ、一仕事して消える心配すらある。
今日の決勝は、白昼堂々と絵に描いたような出来レース、いや、言い方が悪ければ、絵に描いたような阿吽の呼吸レースが行われる筈だと気が付いた。
さて、この組み合わせで幾らつくのかと、スマホでオッズを見ると、何と図抜けた1番人気で400円を切っていた。
うわぁ、こりゃ腹を括ってかからなきゃと悩ましい。
この配当を取りに立川競輪場まで出向くのかと、昼過ぎまで思案していた。
余りの暑さに思考も鈍る。
一本被りは両刃の刃、一歩間違うと穴党の出番、とは競馬も含めた博奕のセオリー。
ご予算少々なら、この鉄板レースに逆らうのもビッグチャンスかと、熱中症気味の頭が混乱する。
さて、如何に振る舞うか、この際4倍から逆算して賭け金を増やすか、それとも、捨て銭覚悟で見え見え出来レースにノーと挑むか。
博打屋は電話投票で少しばかり張り込み、天下の出来レース1番人気を元取りにし、余った分で村上消し車券で好配当を狙うことにした。
つまり、4倍を取りに行くのではなく、脇本・稲川翔の3着狂い車券で一気の鰻、諸々経費確保を目論んだ。
早い話、天下の出来レースでの賭け金4倍ただもらいを避けたと言うことだ。
その肝心のレースだが、大方の予想通りの展開で野原ラインの先行で、途中、博打屋が3着に選んだ郡司、後閑の単騎2車のうち、郡司が落車した。
何がどうしたのか良く分からなかったが、レースは絵に描いたように、脇本が抜け出し、稲川翔・村上義弘とゴールした。
直前のオッズは400円だったので、博打屋は元取りで終った。
しかし、レースは審議となり、対象は村上義弘と郡司の2車と発表された。
ふん?4着は後閑だから、もし村上が失格なら後閑の繰り上がりで、鰻もお釣りが来るわなと、一旦は悔やんだ400円車券の押さえ回し、スケベな二足のわらじ車券が正解だったかと期待した。
長い審議だったが、結局お咎め無しの判定放送。
かくして、白昼堂々の地元優遇、天下の出来レース400円が確定した。
うん、鰻は二の丑までお預けだなと、ご苦労さんの元取りメールを見ながら、あまりにも恥ずかしい見え見え決着に、これで救われる競輪ファンもいるのだからと、言い聞かせるしかなかった。
しかし、腹を括った人にはヒヤリとした勝負車券、幸せ一杯の国産天然鰻車券となったに違いない。
きっと滋養も付き、夏バテなんのそのの不死鳥になることだろう。
博打屋も、一瞬は夢を見たが、ただのご苦労さん商いに終った。
不死鳥になりそびれたが、二の丑まで頑張るしかない。
今日は早朝の散策同行援護が入っているので、6時前の起床となった。
蒸し暑さは依然として朝まで残っていた。
少々眠いが、体を起こすしかない。
足首を捻挫している利用者だが、すでに準備をして待っていた。
8時30分までウォーキングだったが、蒸し暑さでしっかりと汗をかいた。
今日(25日)は終了後、直帰して午後の福井競輪不死鳥杯決勝に備える予定であった。
世の中はこれからという9時前の事だ。
予想外の汗に一度着替えに戻ることにした。
利用者は一週間前の散策後、捻挫していることを打ち明けた。
10日前の事だと言うが、見ると腫れが残っていた。
医者に行くべきと勧めると、明日にでも行ってくると言っていたが、どうやらそのままにしていたようだ。
骨じゃなさそうだし、どうせ医者に行っても湿布するだけだろうからと、自分で包帯を巻き直していた。
娘さんが買ってきたという 包帯だが、巾が狭く、捻挫には不向きな包帯だった。
湿布をして、もう少し幅広の包帯でしっかりと固定しなければ駄目ですよと言っておいたが、さてどうしたことやら。
博打屋より一回り近い歳上だから、治りは遅いのは分かるが、足を痛めると散歩もままならなくなる。
足腰を鍛えて寝たきりになりたくないという意志も、叶えられなくなる。
甘くみない方が良いですよと、忠告しておいたが、医者に行くにもガイドが必要となる不自由さは分からぬでもない。
そう言う博打屋も、このところ左足首に痛みを覚える。
歩き初めに痛みがあるが、その内慣れてくる。
足首をぐるぐる回すと、左右の痛みの違いが分かる。
原因は分からないが、これといった出来事があった訳でもない。
年相応に、関節の油切れでも起こしているのか。
帰宅して一息ついていると、睡魔に襲われてしまった。
前夜の寝苦しさが堪えたようだ。
やはり、帰宅すると気が緩むので、あのまま外出しておくのが一番だった。
1日がずいぶん長く使える。
しかし、さすがに福井競輪最終日を朝から戦う元気はない。
今日(25日)は土用丑の日である。
暑いのは当たり前と言わざるを得ない。
鰻がもてはやされる1日だが、今年は土用の丑の日は2日ある。
何も今日慌てて食べることはないと、おそらく鰻に縁のないであろう博打屋は自分に言い聞かせる。
二の丑は8月6日の土用明けの日だ。
ヒロシマの日であるが、その時までには博打屋の懐も、国産天然鰻の一匹や二匹を食べられる余裕が出来ているだろう。
滋養を付けるなら鰻でなくても良さそうなものだが、世間が騒ぐならそれに従うのも悪くない。
いや待てよと、睡魔と蒸し暑さの中で博打屋は考えた。
今日(25日)の鰻も不可能ではないことに気付いた。
福井競輪不死鳥杯決勝は、昨日の準決勝観戦から地元勢圧倒的有利が明白となっていた。
野原・脇本・稲川翔・村上義弘と、地元・近畿が4車もラインを組めば、他の選手は脇役にしか過ぎない。
今日の不死鳥杯は、お決まりの地元優遇のG3らしさに拍車をかけたような決勝メンバーとなってしまった。
そうだ、今日この日こそ、博打屋のペイデイ、土用の丑の日、鰻の日、幸せはここにあり、家賃もどこ吹く風だわと、屋内熱中症気味になった。
確かに、他に5車もいるのだから、無風の決勝とは言い切れない。
しかし、どう考えても、好調地元野原は後ろの脇本の為に捨て駒覚悟の男気の筈。
その脇本は地元優勝がファンへの義理返し。
3番手大阪稲川翔は、昨日勝って好調維持も、脇本を喰って(差して)まで、地元記念を奪いたくない。
4番手近畿村上義弘となると、昨日(23日)も脇本を援護する男気レース。
日本一の先行意欲の脇本には皆少なからぬ借りもある。
今日のライン前3車は、自分の為のものでないことは先刻承知の村上だ。
むしろ、一仕事して消える心配すらある。
今日の決勝は、白昼堂々と絵に描いたような出来レース、いや、言い方が悪ければ、絵に描いたような阿吽の呼吸レースが行われる筈だと気が付いた。
さて、この組み合わせで幾らつくのかと、スマホでオッズを見ると、何と図抜けた1番人気で400円を切っていた。
うわぁ、こりゃ腹を括ってかからなきゃと悩ましい。
この配当を取りに立川競輪場まで出向くのかと、昼過ぎまで思案していた。
余りの暑さに思考も鈍る。
一本被りは両刃の刃、一歩間違うと穴党の出番、とは競馬も含めた博奕のセオリー。
ご予算少々なら、この鉄板レースに逆らうのもビッグチャンスかと、熱中症気味の頭が混乱する。
さて、如何に振る舞うか、この際4倍から逆算して賭け金を増やすか、それとも、捨て銭覚悟で見え見え出来レースにノーと挑むか。
博打屋は電話投票で少しばかり張り込み、天下の出来レース1番人気を元取りにし、余った分で村上消し車券で好配当を狙うことにした。
つまり、4倍を取りに行くのではなく、脇本・稲川翔の3着狂い車券で一気の鰻、諸々経費確保を目論んだ。
早い話、天下の出来レースでの賭け金4倍ただもらいを避けたと言うことだ。
その肝心のレースだが、大方の予想通りの展開で野原ラインの先行で、途中、博打屋が3着に選んだ郡司、後閑の単騎2車のうち、郡司が落車した。
何がどうしたのか良く分からなかったが、レースは絵に描いたように、脇本が抜け出し、稲川翔・村上義弘とゴールした。
直前のオッズは400円だったので、博打屋は元取りで終った。
しかし、レースは審議となり、対象は村上義弘と郡司の2車と発表された。
ふん?4着は後閑だから、もし村上が失格なら後閑の繰り上がりで、鰻もお釣りが来るわなと、一旦は悔やんだ400円車券の押さえ回し、スケベな二足のわらじ車券が正解だったかと期待した。
長い審議だったが、結局お咎め無しの判定放送。
かくして、白昼堂々の地元優遇、天下の出来レース400円が確定した。
うん、鰻は二の丑までお預けだなと、ご苦労さんの元取りメールを見ながら、あまりにも恥ずかしい見え見え決着に、これで救われる競輪ファンもいるのだからと、言い聞かせるしかなかった。
しかし、腹を括った人にはヒヤリとした勝負車券、幸せ一杯の国産天然鰻車券となったに違いない。
きっと滋養も付き、夏バテなんのそのの不死鳥になることだろう。
博打屋も、一瞬は夢を見たが、ただのご苦労さん商いに終った。
不死鳥になりそびれたが、二の丑まで頑張るしかない。