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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『悪夢解消』

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寝不足の週明けの朝を迎えた(11日)。
夜中に目覚め再び寝付いたが、浅い眠りの中で、寝ていたのか起きていたのか分からず、訳の分からない夢を見ていた。
夢うつつの中で、ホトトギスの鳴き声を聞いたが、その後は山鳩の声だった。
ホトトギスは確かにキョカキョク(許可局
)と聞こえるし、逆にホトトギスの方が、東京特許許可局と聞こえるように鳴いているようにも思える。
では、山鳩の鳴き声はどう聞こえ、どう表現するのだろうかと夢の中で考えていた。
「鳩ポッポ」と言うからには、鳩の鳴き声はポッポと人の耳には響くのだろうが、この鳩はドバトと言う移入種で、神社の境内や公園でよく見かける鳩だ。
このドバトの原種はカワラバトと言うヨーロッパ原産で、その家禽化されたものが大陸から移入し、野生化したものと言う。
普段目にする平和の象徴のあの鳩である。
博打屋が今朝夢うつつに聞いたのは山鳩で、正しくはキジバトと言う野鳥である。
人里にいるドバトに対して山鳩と俗称されている鳩だ。
しかし、近年この山鳩が人里にも現れている。
現にこの未明に博打屋が聞いているし、先月行った梨園でも毎日見かけていた。
繁殖も町中で行うようになり、1977年には平塚競輪場の鉄骨に巣を作ったと言う記録もある。
博打屋は数年前、梨園の梨の木に巣を作って卵を温めている山鳩に出会ったことがある。
なぜ山鳩が人里まで降りて来るようになったかと言うと、ヒナを育てる環境にあるらしい。
多くの鳥がヒナを育てるのに栄養価の高い昆虫を与える為に、春から夏に子育ての必要があるのに対し、ハト類は元々植物食であり、ヒナにピジョンミルクという分泌物を吐き出して与えているからだ。
つまり、餌を探すのに余り季節の制約は受けない。
この辺りが、通年繁殖をするキジバトが人里に降りて来た背景でもあろう。
この通称山鳩の鳴き声はドバトの鳴き声よりリズム感が付いて長く鳴く。
「ポーゼゼッポポー」とこの山鳩の鳴き声を音にしている人もいるが、博打屋には思い付かなかった表現だ。
この表現を頭に山鳩の鳴き声を聞いていると、確かにそれらの音が妥当かと思うが、博打屋には「ゼゼッ、ポッポ、ポー」の繰り返しのように聞こえる。
まったりとした音声で、「ゼゼッポッポポー」と胸を膨らませながら鳴いている
鳩胸の姿が思い浮かぶが、この鳴き声を何回繰り返すのだろうかと、夢うつつに数えてみたが、決まった回数ではなく、突如プツッと鳴き止み、しばらくたってまた鳴き始めた。
同じように、ウグイスの「ホーホケキョ」についても、最後の「ケキョケキョ」を何回繰り返すのか、そこに何か法則でもあるのかと数えた事があるが、「ホー、ホケキョ、ケキョケキョケキョ」のケキョのリフレインには特別な法則はないように思えた。
今朝の未明の鳥たちは、次にカラス、ホトトギスと鳴いていた。
朝、二度寝にならないように早起きしたのは、先週から腕に広がった発疹の診断の為だ。
ヤバイと思った先週木曜日(8日)だったが、その夜以前の薬の飲み残しを飲みそのまま週末に入ってしまった。
アレルギーに効く薬だが、何と翌日から少しずつ発疹の広がりが減り、痒みも軽減した。
お陰で土日の東京競馬は痒みに悩まされることもなく、収束への見通しが立った。
その代わり、飲み薬の一つが睡魔を呼び込むもので、眠気との戦いでもあった。
その土日の競馬は、痛恨の馬券が2レースあり後悔もここに極めりの感であった。
まあ、良く有ることと言えばそれまでだが、さすがの博打屋も自己嫌悪に陥る馬券の買い方であった。
その内一つは馬単万馬券であったが3着を買いきれなかった。
なんとまあと、我ながらメゲてしまったが、唯一の救いは、大垣競輪決勝の電話投票から的中おめでとうメールが届いた事か。
やはりパーキンスの世話になってしまった。
そんな昨日(10日)だったが、収束気配の発疹とは言え、一瞬頭をよぎった帯状疱疹の悪夢はトラウマとなっている。
峠を越した発疹であるが、週明けの今日(11日)はいち早く病院に行こうと決めていた。
8時30分の受付に間に合うように自転車を飛ばして2つ隣駅の登戸に向かった。
予約外だからそれでも待たされるのは覚悟していたが、10時過ぎに診察の番が来た。
担当のDr.ではなかったが、若いDr.は話を聞いて腕を見て、薬で収まって来たならその薬で良いし、帯状疱疹でも無いからと言う。
そうですか、峠を過ぎて来るのも何でしたが、帯状疱疹のこともありましたのでと言うと、帯状疱疹は両腕には出ませんよと言う。
ホントかよと思いながら、ところで原因は何でしょうかと聞くと、蕁麻疹でもないし、ただの発疹ですねと答える。
あのね、発疹は私でも分かるんですよ、帯状疱疹でも蕁麻疹でもなければ、何が原因として考えられるのくらい教えてよと内心思ったが、皮膚科のDr.は往々にそうしたものだと経験則が教えてくれた。
確かに、薬で収束に向かったならその薬の処方で良いのは分かる。
しかしねぇと思う所はあったが、まあいいかと薬の追加で診察は終わった。
朝一で頑張って病院に駆け込んだ事が無駄だったかと思われたが、行き付けの薬局の薬剤師は決して無駄だったとは思いませんよと言っていた。
博打屋も帯状疱疹だけが心配だったので、症状が収束傾向ならそれに越したことはないし、あの帯状疱疹の悪夢が払拭されただけでホッとした事は確かだ。
これで不安解消だが、発疹の跡はまだ痘痕(あばた)の様に残っているし、痒みも解消した訳でもない。
眠気との戦いだが、抗ヒスタミン系の今の薬で収まるならそれで幸い。
土日の競馬で暮らし不安解消ならそれが一番だったが、発疹解消もありがたい。
残り2週の東京競馬をどう戦うか、悩ましい週始めでもある。

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