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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『(祝)みどりの日』

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低気圧が西から列島を覆い被せて東上し、熊本地震被災地にも非情の雨を追い打ち、関東地方には夜半から夜明けにかけて、強風雨で通過した(4日)。
物心共に消耗した前夜の中国語講座だったが、今日は雨予報だったので、当初から今日がメンバー集合の日であった。
しかし、さすがに暫く麻雀は良いやと疲労回復の雨の休養日と決めた昨夜だった。
明け方の激しい風雨で『愁思符庵』の窓はガタガタと悲鳴をあげている。
悲鳴をあげたいのは博打屋の方だと、夢現に惰眠をむさぼっていた。
しかし、朝を迎えると流れ去った雨雲の後に抜けるような皐月の空が広がっている。
周回遅れのブログも続きを書く時間もなく、衣替えの残りや洗濯に取り組んだ。
予定外の懐事情となったので、今日(4日)の静岡競輪日本選手権準決勝は地味な戦いしか出来ない。
まあ、こんな予定外も博打屋のゴールデンウィークだと、高くなる気温と強風の中で、スーツ干しや夏物衣類との入れ替えを続け『愁思符庵』は夜逃げでもするのかと思われそうな大乱雑。
風が強く、3本ある物干し棹の内2本を乗せている物干し台が倒れてしまう。
スーツを干しているので、風と共に重さでたるんだ物干し棹もろとも倒れる。
庭を見る部屋で紅茶を飲みながら押入れの入れ替えや風通しを行いながら、何度も倒れた物干しを起こしに庭に出る。
準決勝には14時過ぎには京王閣に着いておきたい。
丸1日干すのが理想だが、昼下がりの一番日差しの強い中を仕舞い込まなければならないのが勿体ない。
昼過ぎに知人馬主が今日(4日)も京王閣に来ると連絡があった。
本人は3・4日と京王閣出陣を表明していたので当たり前のスケジュールと承知している。
博打屋は前夜の消耗も響き準決勝だけの心つもり。
今日はアジフライを止めて指定席でじっくりとやろうと言うことになり、博打屋も庭の干し物を仕舞い込んで出向いた。
今日(4日)から京王閣本場もナイター開催があり、静岡と併売となる。
連休中ともあり、早々と指定席を求める人も多い。
結局博打屋が先に着いたが、何とか2席確保して臨戦態勢。
知人馬主はニコニコしながら休日を楽しむのだと張り切ってやって来た。
その気持ちもわからぬでない。
この半年、社員の欠員や後継者捜し、仕事量増が重なり、嘗てない在社時間が多く、本人としては真面目な社長を演じて陣頭指揮を取っていた。
土曜出勤も多く、博打屋たちともすれ違いの週末が続いた。
漸く社内が落ち着いたようで、明日(5日)の家族サービスを除いて、昨日今日の連休を心ゆくまで楽しみたかったのであろう。
梶さんと違って、オレ堅気だからと人生最後の真面目ぶりを自慢する。
博打屋は堂々たる周回遅れになるブログ作成も後回しで、博打屋なりの生業に専念しなければならない。
しかし、昨夜の誤算もあり気持ちは重い。
準決勝は最後の11R、近藤・深谷・松坂1-9-6、5150円と、京王閣本場1780円を取り、前日の補填をした。

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知人馬主は9Rの7780円を取り勢いに乗るかに思われた。
10Rで大胆な車券を買っており、あわやのゴール前だったが、中川誠一郎が僅かに届かず2着。
牛山・中川・吉田敏洋8-4-2、481410円の車券を逃した。
4の中川が届くと、もう少し高い配当だっただけに何とも惜しいゴール前だった。
2人とも怪我なく済んだ程度だったが、目の前のナイターを捨てて夕食にしようと言う。
手回し良く、昨夜のメンバーに夕食を建前に連絡をし始めている。
自宅待機の2人はこんな事もあろうかと待ち受けていたようだ。
4人の帰宅路線を考えると、前日に続き下北沢となる。
嫌な予感がしたが、食後知人馬主はここまで来たらやるしかないでしょうと唆す。
まだランキングの位置が気になるようだ。
結局2日続けての中国語講座。
今日は「みどりの日」だぜと思いながら、この日の成り立ちを思い出していた。
5月1日から3日までを3連休とするために、1986(昭和61年)に「国民の休日」として設けられた。
その後2005年の祝日法改正により2007年(平成19年)から施行され「みどりの日」と名称が改められた。
このオヤジたちは「みどりの日」が何たる日なのか、もはや縁遠くなったオヤジ達だわと思いながら麻雀を始めると、相変わらず手が重い。
前夜の酔っ払いが今日は酒を控え、飲まない第4のオヤジは舌なめずりして前夜の再現を狙っている。
知人馬主と博打屋が苦戦状態で規定の4回が終わった。
1度もトップのない博打屋と知人馬主だが、博打屋は負け戦と心していた。
チラリと時間を見た知人馬主がもう1回なら出来るかと未練模様。
最後の半チャンも縦長の展開となり、博打屋と知人馬主のラス争い。
その知人馬主が、博打屋から親の倍万を上がり一気にトップとなり終了。
この1回分で博打屋の負けは倍になってしまった。
余計な半チャンだったなと思いながら、前夜に続き終電間近の帰宅。
ドッと襲う疲労と屈辱。
食後に飲んだ薬が少し堪えてしまったようだ。
途中一瞬ボ~としてしまった。
寝酒を飲んで長かった2日間を振り返る。
衣替えにあてがうゴールデンウィークだが、静岡競輪日本選手権も米の飯にはなっていない。
それどころか、思わぬ敵が身近にいたとは皮肉な結果。
明日(5日)は各々家庭サービスのようだ。
博打屋はすっかり手持ちを放出したが、準決勝で世話になった深谷の優勝を信じて助けて貰おう。
やはり、敵は3人より、多くのファンの懐から頂くのが博打屋の仁義か。


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