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Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
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『送り火や』

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我が多摩の里の田舎町ですら、お盆休みはひっそりと静かである(16日)。


あの世からお越しいただいた祖霊たちを心行くまでもてなし、供え物と一緒に茄子・瓜の牛馬でお帰り願う。


今日はその送り火の日(写真)。


古くからのお盆の風習だが、地方地方でその形態は違うようだ。


テレビを見ていて驚いたのは、茄子や瓜に苧殻(おがら)で脚や角を付け、牛馬に見立てたのが分からない大人が多かった事だ。


当然、その牛馬で御先祖様が往き来すると言う意味を知らない。


尤も、博打屋も東京に出て来て目にするようになったので、分からない人がいても不思議ではない。


必ずしも牛馬とは限らず、送迎は舟に見立てた地方もある。


博打屋の記憶の中のお盆は、広島県の八本松と言う田舎の本籍地へ墓参りに連れて行かれる風景だ。


この地方はお墓に派手な灯籠を立てるので、墓地は色紙で作った装飾物で賑やかだった。


棒の先がぼんぼりになっている灯籠を2本買ってお墓に向かう。


それを墓に立てて火を灯す。


夕闇にその火が浮かび上がる光景は幻想的なものだった。


いや、子供心にはお墓と火の玉が結び付く原風景になったとも言える。


今日(16日)は各地で送り火が行われる。


お盆の最後の行事であり、これが終わると秋の気配が忍び寄る。


嗚呼、夏も終わりかと寂しさを覚えるのも、毎年この日でもある。


しかし、夏の終わりはもう少し先。


夏の甲子園が終わらないとその実感が湧かなくなったのも確かだ。


お盆休み大型連休もいよいよ大詰め。


帰省ラッシュのニュースの出番だ。

他人事だから気楽に見ているが、電車にしろ車にしろ、夏の旅の思い出にその苦労も良いものだ。


世間並にお盆休暇状態の博打屋だったが、明日からの週末に備え何とかせねばならぬ。


新潟行きも視野にあるので切実な問題だ。


電車も宿も今週は事情が良い。


後は博打屋の懐次第。


切羽詰まって出向いた京王閣だが、松戸11R成田・海老根・木村の2・3着が逆となり暗雲のスタート。


京王閣ナイターガールズまで先が長い。


7車立てのチャレンジなら当てやすいかと1R手を出し1-4-5,1820円を絞って正解(写真)。


2Rを外し3Rは車単に切り替え安全策。


7-4,1290円はガールズ資金に光明が射した(写真)。


しかし、そのガールズ6R,増茂・戸田250円が安過ぎて3連単1番人気380円を嫌ったら、すんなりと決着。


7R、昨日不覚の石井寛子に損失補填を頼んだが、相手に選んだ門脇が4着に沈み石井・杉沢・野口で5140円。

3着野口が高配当を演出した。


何てこった、と空を仰ぐ。

読みがズレている。


勝負は昨日今日とも増茂るるこの方だった。


俄に越後路が遠退いたが、もはや今日はこれまで。


手負いのまま、傷の浅い内に退散だ。


『送り火や越後に送れ瓜の馬』(愁思符庵)

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