Quantcast
Channel: 梶山徹夫の『愁思符庵日記』
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2244

『凛と冬晴れ』

$
0
0
朝の冷え込みは日々厳しさを増す(22日) 。
寝起きの辛さを誘う寒さである。
連日の早寝で風邪症状も小康状態、何とかこのままごまかしたい。
スキー場で迎える朝の様に、凛とした冬の朝の張り詰めた空気が漂う。
こんな快晴の朝を迎えたら、一刻も早くゲレンデに立ちたいと思っていた時期が懐かしい。
もっとも今日だってこんな冬場れの朝を迎えてはいるが、一刻も早く中山競馬場に行きたいと思うわけではない。
寒くはあるが、安定した冬型の気圧配置が続くなら、冬の快晴は様々な楽しみを教えてくれる。
博打屋の頭の中は雪見露天風呂の光景で一杯なのである。
今日(22日)は中山競馬最終日を迎える。
正月競馬も終わるが、昨日(21日)の中山競馬場はめっきり人出が少なくなっていた。
世間は給料日前で鳴りを潜めているのだと解説してくれた人がいた。
なるほどと我が身に置き換えて考えてみても、世間の懐具合が分からぬではない。
博打屋もこの10日間開店休業続きで干上がっている。
昨日(21日)もひもじい戦いを強いられたが、久々に馬単だけに絞ったり、3連複攻勢など、馬券に一工夫を加えた。
手を出したレースも少なく、こう言うひもじい時に限り良く当たるものだ。
嗚呼、これなら3連単でも当たっていたわとほぞを噛むレースも多かった。
リスクを負わない分、見返りも少なく、神経をすり減らした分だけ負けた気分である。
今日(22日)も手持ちを減らさない戦いに終始するだろう。
1回中山は田辺騎手のリーディングが濃厚だ。
既にコマノインパルスで京成杯を勝ち、今年の重賞制覇を果たしている。
今日(22日)のアメリカJCCはワンアンドオンリー騎乗だが、自身3度目となる2週連続重賞制覇に挑む。
ワンアンドオンリーは2014年神戸新聞杯以来15連敗中で、今日は2年3か月ぶりの勝利を目指す。
松岡騎手も好発進している。
今日は去年の3着馬ショウナンバッハでの騎乗だが、デビュー以来12年連続重賞制覇を成し遂げており、今年初の重賞に挑む。
そのアメリカJCCは4歳馬ゼーヴィント、ミライヘノツバサが人気を分け合う。
年明けの重賞では4歳馬の活躍が目立っているだけに、この4歳馬は注目される。
しかし、4歳馬の勝利はマツリダゴッホ以来10年ぶりとなるだけに、ハードルは低くない。
紅一点シングウィズジョイは牝馬限定レースを戦ってきているが、牡牝混合レースでどこまで通用するか興味深い。
牝馬優勝はメジロモントレー以来26年ぶりとなり、こちらも壁は厚い。
中京ではダート重賞、東海Sが行われる。
フェブラリーSを占う一戦に去年の覇者アスカノロマン、ダート重賞3勝インカテーション、ダート戦連対率100パーセントのピオネロが出走する。
異色は今回が初のダート戦となるラストインパクトか。
過去芝では重賞3勝を挙げているが、2014年金鯱賞以来勝ち星がない。
ディープインパクト産駒はダート重賞は1勝しかしておらず、こちらも珍しい記録ともなる。
グリーンFの仕事人・海老名君は中山1Rアースミステリーの変わり身勝利で嬉しい発進。
今日の後半は中京12Rレインオーバーの勝ち負けを意識。
スタートが鍵だが、今の中京馬場が合いそうだと期待。
中山10Rアースコネクターはハンデ戦の前残りに一考。
京都6Rロゼットブルーは非力な馬で、芝デビューとなる。
京都7Rトゥールエッフェルは逃げが理想で、行ききれれば穴馬になれる。
中山11Rナスノセイカンは東京向きでもあるが、堅実な走りを見せているので楽しみである。
博打屋は中山10Rクラウンシャイン、アースコネクター、マウントハレアカラ、ケンベストカフェ、トップディーヴォ。
中山11Rゼーヴィント、ミライヘノツバサ、リアファル、ルミナスウォーリア、ヤマニンボワラクテ。
京都10Rゴルゴバローズ、メイショウツレヅレ、ニットウスバル、メイショウワダイコ、ゼンノサーベイヤー。
京都11Rエスティタート、テラノヴァ、ムーンエクスプレス、マカハ、ドラゴンストリート。
中京11Rピオネロ、グレンツェンド、カゼノコ、アスカノロマン、ロワジャルダン。
以上、後はパドックから。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2244

Trending Articles